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2021ブエルタ・ア・エスパーニャ第1ステージ 個人TTでトップに立ったライダーは?

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Photo credit: landeicgn on Visualhunt
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いよいよ今年最後のグランツール、ブエルタが開幕する。

初日は、プロローグと言っても良い距離の7.1kmの個人タイムトライヤル。大きなタイム差は、つかないだろうけど、ここで1分もタイム差をつけられると厳しくなる。

果たして、初日トップとなるのは誰だろうか?

 

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第1ステージ   ブルゴス~ブルゴス 7.1km

第1ステージ photo lavuelta

 

スタートはブルゴス大聖堂の広場を出た後に右にカーブ。旧市街中心部にある2.5kmの登りを上がる。

ここには3級山岳のポイントも設定されている。平均勾配7.1%となっているので、かなり厳しい登りとなる。その後は、下るけれどもゴール前にもコーナーがありスピードがのりにくいかも。

 

コースマップ photo lavuelta

 

7.1kmで、前半は登り、後半は平坦とペース配分を考えさせられる難しいコースとなりそうだ。後は、夏の暑さと気温も対策しておかないといけない。

 

ファビオ・ヤコブセン

Deceuninck-Quick-Stepのエーススプリンターを務めるファビオ・ヤコブセン。2020ツール・ド・ポローニュの事故以来、初のグランツール出場だ。

2019ブエルタでは2勝をあげており、今回も平坦ステージが多いのでチャンスはある。是非、ブエルタでも3勝目を上げて貰いたい。

 

アダム・イェーツ

イネオスのアダム・イェーツは、3級山岳で3分47秒のトップタイムを出す。ブエルタ・ア・ブルゴスで落車したケガの影響は感じられない。

 

ゴールでも、オマール・フライレのタイムを抜いて、暫定1位を獲得。8分52秒08。av48.0km/h。

 

ミケル・ランダ

Bahrain Victoriousのエースとしてブエルタに望むミケル・ランダ。ユニフォームはブエルタ用の特別限定だ。

 

ランダはTTは得意でない。9分12秒でゴール。トップと1分以内では押さえておきたいところ。

 

ディラン・ファンバーレ

イネオスのディラン・ファンバーレがアダム・イェーツのタイムを9秒更新。これは良いタイムだ。2021ツール第20ステージのTTでも10位となっており、TTスペシャリストの一人だ。

 

アレクサンデル・アランブル

Astana-Premier Techのアレクサンデル・アランブルが更に暫定タイムを更新。

2020年からアスタナに所属している25歳。2019ブエルタでは2位を2回記録。2020ブエルタでも3回トップ10フニッシュをしている。

ミラノ~サンレモは2年連続の7位。オンループ・ヘットニュースブラッドでも6位とクラシックにも強いパンチャー系の足を持っているライダーだ。

8分38秒で暫定1位。

 

アレハンドロ・バルベルデ

41歳アレハンドロ・バルベルデがスタート。15回目のブエルタでは総合順位などあまり気にしないという。

 

ゴールタイムは、8分59秒。av47.4km/h。許容範囲内だろう。山岳ステージでジワジワと順位を上げてくるはずだ。

 

トム・ピドコック

オリンピックMTB金メダリスト。トム・ピドコックがブルゴス大聖堂前からスタート。1年目でブエルタ出場でどれだけの成績を残せるだろうか。

すでに、ロードでもブラバンツ・パイルで優勝しており、3週間の長丁場でどうなるか期待してみておきたい。9分8秒でゴール。

 

ミゲルアンヘル・ロペス

モビスターのミゲルアンヘル・ロペスは、8分53秒56と暫定14位。これはロペスにとっては良いタイムだ。

今年も山岳でのアタックを期待したい。

 

リチャル・カラパス

昨年総合2位のリチャル・カラパス。今年も山岳でのアタックを期待したい。ベルナルとどちらがエースとなるかな。

 

カラパスはアレクサンデル・アランブルのタイムを6秒も上回っている。登りはかなり飛ばしている。

だが、ゴールでは8分57秒。暫定27位。

 

ロマン・バルデ

ロマン・バルデは3級山岳でトップのアランブルよりも4秒良いタイムで通過。

 

ゴールタイムも暫定10位と中々良い出来。TTが不得意なロマン・バルデにしては凄く良いタイムだ。ブエルタ・ア・ブルゴスでいためた身体は戻っているようだ。

8分49秒59、av48.3km/h。

 

アレクサンドル・ウラソフ

Astana-Premier Techのエース、アレクサンドル・ウラソフがスタート。TTも得意なのでトップ10には入ってくるのではないかな。

来シーズンからは、BORAに移籍だ。

ウラソフのゴールタイムは8分47秒。ステージ10位。

 

ヒュー・カーシー

昨年総合3位のヒュー・カーシーがスタート。ヒュー・カーシーは山岳は得意だが、あまりトップと差を付けられると厳しくなる。

ゴールタイムは9分5秒。ステージ62位。山岳で挽回だ。

 

エンリク・マス

モビスターのエンリク・マス。ツールではエースとなったけど、今回はミゲルアンヘル・ロペスのアシストに回るだろう。

ゴールタイムは、8分51秒。ステージ15位とまずまずの成績。

 

エガン・ベルナル

2021ジロ王者のエガン・ベルナル。全てのグランツールで優勝したいという思いがある。

 

登りでは、トップタイムのアレクサンデル・アランブルよりも良いタイムで走っていたが、平坦では遅れた。

 

ゴールは、8分59秒83。av47.3km/h。ステージ46位。ログリッチに勝つには、どこかで挽回しないといけない。

 

プリモッシュ・ログリッチ

プリモッシュ・ログリッチが三連覇を目指してスタート。

 

トップタイムのアレクサンデル・アランブルよりも2秒速いペースで登っている。

 

3級山岳は3分46秒で通過。4位のタイム。トップは、チームメイトのセップ・クスで3分42秒。

 

ログリッチは下りも順調にタイムを刻んでいく。オリンピックでも見せたように、後半にかけてペースアップしていくだろう。

 

残り1.8kmで4秒、アレクサンデル・アランブルのタイムを上回っている。

 

プリモッシュ・ログリッチのゴールタイムは、8分33秒.。av49.922 km/hを記録。最後に、登場してトップタイムをたたき出した。

アレクサンデル・アランブルのタイムを5秒も上回る貫禄のタイム。初日からマイヨ・ロホ獲得だ。

 

こちらはハイライト動画

 

リザルト

第1ステージ リザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time Avg
1
 ROGLIČ Primož
Team Jumbo-Visma 100 80 0:08:32 49.922
2
 ARANBURU Alex
Astana – Premier Tech 40 50 0:06 49.344
3
 TRATNIK Jan
Bahrain – Victorious 20 35 0:08 49.154
4
 SCULLY Tom
EF Education – Nippo 12 25 0:10 48.966
5
 ČERNÝ Josef
Deceuninck – Quick Step 4 18 ,, 48.966
6
 VAN BAARLE Dylan
INEOS Grenadiers   15 0:11 48.872
7
 BAGIOLI Andrea
Deceuninck – Quick Step   12 0:12 48.779
8
 CRADDOCK Lawson
EF Education – Nippo   10 0:13 48.686
9
 MATTHEWS Michael
Team BikeExchange   8 0:14 48.593
10
 VLASOV Aleksandr
Astana – Premier Tech   6 ,, 48.593
11
 POLANC Jan
UAE-Team Emirates   5 0:15 48.501
12
 KUSS Sepp
Team Jumbo-Visma   4 ,, 48.501
13
 HAGA Chad
Team DSM   3 0:17 48.318
14
 BARDET Romain
Team DSM   2 ,, 48.318
15
 MAS Enric
Movistar Team   1 0:18 48.226
16
 YATES Adam
INEOS Grenadiers     0:20 48.045
17
 GIBBONS Ryan
UAE-Team Emirates     ,, 48.045
18
 GROßSCHARTNER Felix
BORA – hansgrohe     ,, 48.045
19
 CHAMPOUSSIN Clément
AG2R Citroën Team     ,, 48.045
20
 HAIG Jack
Bahrain – Victorious     0:21 47.955

総合

Rnk Rider Team UCI Time
1
 ROGLIČ Primož
Team Jumbo-Visma 20 0:08:32
2
 ARANBURU Alex
Astana – Premier Tech   0:06
3
 TRATNIK Jan
Bahrain – Victorious   0:08
4
 SCULLY Tom
EF Education – Nippo   0:10
5
 ČERNÝ Josef
Deceuninck – Quick Step   ,,
6
 VAN BAARLE Dylan
INEOS Grenadiers   0:11
7
 BAGIOLI Andrea
Deceuninck – Quick Step   0:12
8
 CRADDOCK Lawson
EF Education – Nippo   0:13
9
 MATTHEWS Michael
Team BikeExchange   0:14
10
 VLASOV Aleksandr
Astana – Premier Tech   ,,

このまま、ずっとマイヨ・ロホをキープという戦略にはでないのではないかな。

ポイント賞

Rnk Rider Team UCI Pnt Points
1
 ROGLIČ Primož
Team Jumbo-Visma     20
2
 ARANBURU Alex
Astana – Premier Tech     17
3
 TRATNIK Jan
Bahrain – Victorious     15
4
 SCULLY Tom
EF Education – Nippo     13
5
 ČERNÝ Josef
Deceuninck – Quick Step     11
6
 VAN BAARLE Dylan
INEOS Grenadiers     10
7
 BAGIOLI Andrea
Deceuninck – Quick Step     9
8
 CRADDOCK Lawson
EF Education – Nippo     8
9
 MATTHEWS Michael
Team BikeExchange     7
10
 VLASOV Aleksandr
Astana – Premier Tech     6

山岳賞

Rnk Rider Team UCI Pnt Points
1
 KUSS Sepp
Team Jumbo-Visma     3
2
 VANMARCKE Sep
Israel Start-Up Nation     2
3
 OLIVEIRA Rui
UAE-Team Emirates     1

新人賞

Rnk Rider Team Time
1
 BAGIOLI Andrea
Deceuninck – Quick Step 0:08:44
2
 VLASOV Aleksandr
Astana – Premier Tech 0:02
3
 CHAMPOUSSIN Clément
AG2R Citroën Team 0:08
4
 SIVAKOV Pavel
INEOS Grenadiers 0:10
5
 MÄDER Gino
Bahrain – Victorious 0:11
6
 VERMEERSCH Florian
Lotto Soudal 0:13
7
 CARR Simon
EF Education – Nippo ,,
8
 GENIETS Kevin
Groupama – FDJ 0:14
9
 BERNAL Egan
INEOS Grenadiers 0:15
10
 VANSEVENANT Mauri
Deceuninck – Quick Step 0:16

 

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