第8ステージは逃げ切りステージとスタート前から言われていた。序盤の逃げが決まるまではし烈なアタック合戦が勃発。
最終的に20人が逃げに乗る大きな集団に。最も総合タイムの良かったのはXDS Astana Teamのロレンツォ・フォルトゥナートで2分57秒差。
だが、逃げ集団は6分ものタイム差をつけた。途中まで集団けん引していたRed Bull-BORA-hansgroheだったけれど、最終局面で前を引くことはなかった。プリモッシュ・ログリッチのアシストはジュリオ・ペリツァーリとダニエル・マルティネスだけになっていたからだ。
プリモッシュ・ログリッチは、マリアローザを失ったが意図的だったのかの質問にはあいまいに答えている。
マリアローザを失う
#GirodItalia 🇮🇹 / 🇸🇮 Primoz Roglic (RBH) toujours très détendu lors de ce Tour d’Italie. Ça se ressent dans ses déclarations et dans son comportement 😅 pic.twitter.com/sHAU1FQW2J
— Renaud Breban (@RenaudB31) May 17, 2025
プリモッシュ・ログリッチは、4分50秒遅れの12位でゴール。11位でゴールしたフアン・アユソーに1秒差をつけられた。
大きくタイムを失ったと思っていたけれど、最終的に失った総合タイムは、ディエゴ・ウリッシに対して17秒。ロレンツォ・フォルトゥナートに対して5秒だけだった。
意図的に譲ったのかどうかについてプリモッシュ・ログリッチは、尋ねられている。

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット
プリモッシュ・ログリッチのコメント
暑くて厳しい一日だった。 結局、逃げグループを手放さなければならなかった。
少なくとも表彰式に出席する必要がないので、ゴール後にはいくらか心が安らだったのでは。ジャージを手放すというのは意識的な選択だったのでしょうか?
選手たちはすごく強かった。 ベストを尽くした。ジャージを着られる時もあれば、着られない時もある。これから先も多くの日々が待っている。
ピンクジャージを失うことによるデメリットとしては、Red Bull-BORA-hansgroheのチームカーナンバー1号車を失うことが考えられる。ランキング3位ですが、XDS Astana Teamが1位と2位なのでチームはキャラバンの2位を走ることが許可されている。
日曜日のストラーデ・ビアンケステージでは、可能な限り前に出たい。 そうでしょう?
1号車と2号車の差はそれほど大きくない。 重要なのは、シエナのステージで30号車を走らせなかったことだ。
最後はプリモッシュ・ログリッチ特有のジョークで締めくくっている。第9ステージでは、ストラーデビアンケのコースの一部を走る。ここでジロに勝つことは出来ないけれど、ジロに負けることは簡単にできてしまう。
休息日前の重要なステージとなる。すでにRed Bull-BORA-hansgroheに、ジェイ・ヒンドリーはいない。落車でケガをしているメンバーがいる中で、ずっとレースをコントロールするのは得策ではない。マリアローザを失ったのは、最終ローマを見据えてのことだろう。
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