第6ステージで、Team Visma | Lease a Bikeが攻めなければマチュー・ファンデルプールのマイヨジョーヌのリードはもっとあったはず。
ただ、何秒リードしていてもマチューはこのステージで逃げを容認してマイヨを守るような走りはしなかっただろう。
マチューが、4年前にツール・ド・フランス初優勝のミュール=ド=ブルターニュに今回戻ってくる。マチューの足は回復しているのか。またもタデイ・ポガチャルとヨナス・ヴィンゲゴーの戦いとなるのか。注目の一戦だ。
第7ステージ サン・マロ~ミュール=ド=ブルターニュ 197km

コースマップ photo letour.fr
ブルターニュ地方の港町、サン・マロからスタートし、海岸線近くを走り、内陸部に向かう。

ゴール前 photo letour.fr
決勝は2回上るミュール=ド=ブルターニュの登り。平均勾配は6.9%だが、最大勾配14%なので、この登りを最も速く登れるのはクライマーか。
4年前はマチュー・ファンデルプールが2度のアタックを成功させたが、昨日の疲労から足が回復しているのかが問題となる。

コースプロフィール photo letour.fr
- スプリントポイント ブレトラン
- 4級山岳 ミュール=ド=ブルターニュ 1.6km・4.1%
- 3級山岳 ミュール=ド=ブルターニュ 2km・6.9%
- 3級山岳 ミュール=ド=ブルターニュ 2km・6.9%
スタート
マチュー・ファンデルプールのコメント
特別なステージだ。 でも、それが成功するかどうかは、脚が決めるんだ。 ステージ中に少し充電しなければならない。 もう1日イエローで走れるのは嬉しいけれど、午前中はすでに足が良くなっている。
2021年と比べて、彼らはかなり良くなっている。 以前は少し違っていたけれど、今は勝てるステージはすべて勝ちに行くようになった。 脚力だけでなく、コースにもよるだろう。
コントロールする予定だ。もし逃げが可能なら、トライするつもりだ。
スタート時の4賞ジャージ着用者は
- 総合 マチュー・ファンデルプール Alpecin-Deceuninck
- ポイント賞 ジョナサン・ミラン Lidl – Trek
- 山岳賞 ティム・ウェレンス UAE Team Emirates – XRG
- 新人賞 レムコ・エヴェネプール Soudal – Quick Step

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様
ワウト・ファンアールトが逃げている。
- ワウト・ファンアールト Team Visma | Lease a Bike
- マウロ・シュミット Team Jayco AlUla

ワウト・ファンアールトは残り177kmで捕まった。

その後もアタック合戦。

登りがないので、決まりようがないかな。

残り143.5km。6秒差。これはいけるかと思ったけれどすぐに捕まる。

EF Education-EasyPostのアレックス・ボーダンなど動く。
5人の逃げ

ようやく決まった。
- アレックス・ボーダン EF Education-EasyPost
- ゲラント・トーマス INEOS Grenadiers
- マルコ・ハーラー Tudor Pro Cycling Team
- ユエン・コスティウ Arkéa – B&B Hotels
- イバン・ガルシア Movistar Team

ゲラント・トーマスが逃げか~。

ティム・ウェレンスは声をかけて話している。

マチュー・ファンデルプールとタデイ・ポガチャルが並んで前に上がってきている。

残り109.4km。タイム差1分41秒差。集団はUAE Team Emirates – XRGとAlpecin-Deceuninckが引いている。

Movistar Teamのエンリク・マスが補給。コカ・コーラだ。レース中に飲んでむせないのかな?

残り77.5kmで1分34秒差。

UAE Team Emirates – XRGのアダム・イェーツがパンク。
スプリントポイント ブレトラン

ここはイバン・ガルシアがトップ通過。

集団はクイン・シモンズが引いてジョナサン・ミランがトップ通過。マチュー・ファンデルプールはこなかった。まあ、今日はステージ狙いか。

あら、二人が握手。

残り55kmで1分5秒差。

残り42.2kmで1分1秒差。

先頭からTudor Pro Cycling Teamのマルコ・ハーラーが切れた。

ゲラント・トーマスがアレックス・ボーダンにボトルいるかと聞いたら要らないと。Gはそのまま身体にかけていた。相当暑そう。

Soudal – Quick Stepのレムコは集団復帰中。チームメイトのマティア・カッタネオがリタイヤとなっており、山岳ステージではアシストが一人いなくなる。

EF Education-EasyPostのアレックス・ボーダンは足が痙攣したのだろうか。外して振っている。
4級山岳 ミュール=ド=ブルターニュ 1.6km・4.1%

さあ、ここからだ。

ゲラント・トーマスが遅れた。

イバン・ガルシアが前に。

だが、ここはユエン・コスティウがトップ通過。

集団はTeam Visma | Lease a Bikeのヴィクトール・カンペナールツが引く。

ここまで集団先頭を引いていたニルス・ポリッツはカメラにバイバイ。
3級山岳 ミュール=ド=ブルターニュ 2km・6.9%

先頭は3人に。

すぐにイバン・ガルシアがきれる。

集団は45秒差。

先頭はユエン・コスティウが単独に。

アダム・イェーツがヨナス・ヴィンゲゴーを引く。

逃げていたアレックス・ボーダンが捕まる。

ユエン・コスティウは32秒差。

集団が迫ってくる。
残り1周

さあ、残り1周だ。

残り12.8km。ユエン・コスティウの逃げもここまでか。

マチュー・ファンデルプールは結構後方にいる。

ユエン・コスティウに集団が迫る。

ユエン・コスティウがマルク・ソレルとティム・ウェレンスに抜かれていく。

やはり、これは最後の登り勝負となる。

マルク・ソレルが集団先頭。ワウト・ファンアールトも前にいる。

ベン・ヒーリーがいるなと思っていたら。

その目の前で落車。

ベン・ヒーリーはなんとかバイクを出して走り出す。
- ベン・ヒーリー (EF Education – EasyPost)
- エンリク・マス(Movistar Team)
- ジョアン・アルメイダ(UAE Team Emirates – XRG)
- ジャック・ヘイグ(Bahrain – Victorious)
- サンティアゴ・ブイトラゴ (Bahrain – Victorious)
- ギヨーム・マルタン (Groupama – FDJ)
- ヴァランタン・マデュアス (Groupama – FDJ)
- ルイ・バール (Intermarché – Wanty)
- ワレン・バルギル (Team Picnic PostNL)

これはひどい。Bahrain Victoriousのサンティアゴ・ブイトラゴは立ち上がれない。

集団は少しコンパクトに。

残り2.9km。マチューは後方。

ワウト・ファンアールトも前に。

3強は前にいる。

さあ、ティム・ウェレンスが引き出した。
3級山岳 ミュール=ド=ブルターニュ 2km・6.9%

タデイ・ポガチャルは後方を確認している。

あ~、マチューは遅れた。昨日の逃げで足が戻っていないか。

残り1.7kmでティム・ウェレンスのアシストが終わりタデイ・ポガチャルが先頭に。後ろはレムコ、ヨナス・ヴィンゲゴー。

残り1.5kmでレムコ・エヴェネプールが先頭に。

後ろを確認。

レムコは後ろを気にする。

すでに先頭は8人。

UAE Team Emirates – XRGのヨナタン・ナルバエスが先頭を引く。

ナルバエス先頭でゴール前に。

さあ、タデイ・ポガチャルがスプリント開始だ。

ヨナス・ヴィンゲゴーが反応。レムコは遅れた。

タデイ・ポガチャルが加速する。

ヨナス・ヴィンゲゴーはまくれない。

タデイ・ポガチャルが、そのまま1着でゴール!

タデイ・ポガチャルは、わずか一日でマイヨジョーヌを取り戻した。

これで第4ステージに続いて2勝目だ。ツール通算19勝目。

マチュー・ファンデルプールは1分20秒遅れのステージ22位。総合5位に落ちている。

落車に巻き込まれたEF Education-EasyPostのベン・ヒーリーは残念。1分45秒遅れで総合10位から11位に落ちてしまった。

4賞は新人賞以外は、全てUAE Team Emirates – XRG。
リザルト

優勝したUAE Team Emirates – XRGのタデイ・ポガチャル
ほぼ完璧な一日だった。 残念ながらジョアン・アルメイダは転倒してしまった。 彼が無事であることを願うよ。 彼が無事なら完璧な一日だ。 彼が無事でなければ、この勝利は彼のものだ。 今はただ、彼の無事を祈るばかりだ。
マチューと私はこのフィニッシュをよく知っている。2人ともここではいい思い出がある。 この象徴的な上りで勝ちたいという思いは同じだった。 昨日、彼は少しエネルギーを失いすぎたようで、再戦はできなかった。 でも僕自身は、今日は完璧だった。 計画通りにね。
彼らは素晴らしい仕事をしてくれた。 とても暑かったので、体を冷やすことに多くのエネルギーを注がなければならなかった。 とても速く、タフな1日だった。 チームは僕を登りのふもとで降ろしてくれた。
いつもならジョアンもそこにいるはずなんだけど、彼は転んでしまったんだ。 ラスト1kmでヨナタン・ナルバエスが来てくれた。 彼はスプリントまでコントロールしてくれた。 僕にとっては完璧だった。 イエローに戻れたよ。 願わくば、この2日間を静かに過ごしたい。
2位 Team Visma | Lease a Bikeのヨナス・ヴィンゲゴー
小さなミスを犯してしまった。 計画では、早めにスタートして後ろから彼を驚かせるつもりだった。 私がスイッチを入れたかったときに、彼は行ってしまった。
それで結果が変わったかどうかはわからない。 彼はスプリントで信じられないほど速いからね。 でも、別の判断があれば何かが可能だったという瞬間のひとつだった。
いつもは、こういうスプリントでは勝負にならないんだけど、今日は意外と近いと感じたんだ。

4位 Decathlon AG2R La Mondiale Teamのフェリックス・ガル

7位 Arkéa – B&B Hotelsのケヴィン・ヴォークリン

8位 UAE Team Emirates – XRGのヨナタン・ナルバエス
第7ステージ リザルト

総合

ポイント賞
山岳賞

新人賞






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