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シクロクロスワールドカップ2022-2023第12戦ゾンホーフェン  砂の下りで大落車!

海外情報
Photo credit: Erf-goed.be on VisualHunt
この記事は約18分で読めます。

ワールドカップ第12戦はベルギーのゾンホーフェンで開催。

女子エリートは、ヤング3が久々に対決。デニス・ベッセマは、新鮮な足が欲しいとコンデション不良で欠場。男子エリートは、背中の問題がでたマチュー・ファンデルプールが出場。

理学療法士によると、昨年のケガの続きではなく一時的なものだとのこと。レースで結果がわかるだろう。

 

女子ワールドカップの順位 (11戦後)

  1. フェム・ファンエンペル 330ポイント
  2. パック・ピーテルス 290ポイント
  3. シリン・ファンアンローイ 199ポイント
  4. インゲ・ファンデルヘイデン 187ポイント
  5. デニス・ベッセマ 181ポイント

 

男子ワールドカップの順位 (11戦後)

  1. ローレンス・スウィーク 308ポイント
  2. マイケル・ファントーレンハウト  287ポイント
  3. エリ・イーゼルビット 249ポイント
  4. ラース・ファンデルハール 226ポイント
  5. ニルス・ファンデプッテ 191ポイント

エリ・イーゼルビットも欠場。レースを選択しないと身体が持たないようだ。

 

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第12戦ゾンホーフェン

コースマップ photo .uci.org/race-hu

 

コースは大幅に変更。砂の登りと下りは健在。昨年は晴れていたので良かったけれども、今年もドロの区間は少ない。

このコースのポイントは砂の下りだ。コース変更は、主に見ている側を見やすくするためだと言う。コースの難易度は変わっていない。

 

女子エリート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

ワールドカップリーダーのフェム・ファンエンペル。「今週以降、すべてを手に入れることを願っているが、私はそれにあまり期待していない。失点を少しでも減らしたい。私はすでに素敵な名誉の場所に署名しているのだから。」

 

シリン・ファンアンローイは、「何よりも、ここで勇気を出さなければなりません。ブレーキをかけないでください。考えないでください。」

 

パック・ピーテルは「砂が似合うかな?たまには。偵察はうまくいきました。」

 

さあ、スタートだ。

 

先頭でフィールドに飛び込んだのはフェム・ファンエンペル。

 

なんと、砂の下りで先頭のフェム・ファンエンペルが1回転して落車。

 

すぐに走りだしたけどダメージが大きいはず。後方でゾーイ・バクステッドだろうか。落車している。

 

先頭はパック・ピーテルス。

 

砂の下りでパック・ピーテルスも足を取られる。

 

フェム・ファンエンペルは、後方から追い上げ。

 

砂場でシリン・ファンアンローイがパック・ピーテルスを抜いた。

 

二人が少し抜け出したか。

 

フェム・ファンエンペルは、2度目の落車。

 

3番手はルシンダ・ブラント。インゲ・ファンデルヘイデン、セイリン・アラマバード、ブランカ・カタバスと続く。フェム・ファンエンペルは、8番手。

 

シリン・ファンアンローイは、得意の砂場で引き離したいところ。

 

2周目

二人は後方を23秒引き離して通過。

 

パック・ピーテルスが飛ばし始める。

 

パック・ピーテルスが引き離し始めたか。

 

シリン・ファンアンローイが砂場の前に追いこす。

 

今度は、パック・ピーテルスが砂の下りで落車。

 

砂の女王といってもいいシリン・ファンアンローイがトップで独走態勢を築く。

 

パック・ピーテルスは落車で13秒引き離される。

 

フェム・ファンエンペルは、6位まで上がってきた。ただ、砂の下りはかなり慎重に下っていて遅れてしまう。

 

ルシンダ・ブラントにインゲ・ファンデルヘイデンが追いつく。

 

4周目

表彰台を目指すグループは42秒遅れている。

 

フェム・ファンエンペルがセイリン・アラマバードを捕らえるが、砂の下りで抜かれる。

 

シリン・ファンアンローイは、砂の下りも器用に下っていく。誰よりも速い。

 

フェム・ファンエンペルは、無理せずに押している。

 

インゲ・ファンデルヘイデンが3番手。フェム・ファンエンペルの姿が見えてきた。

 

ルシンダ・ブラントが担いでいるので、フェム・ファンエンペルが前に上がりそうだ。

 

4位にフェム・ファンエンペルが上がり表彰台を巡る争いに加わる。

 

3周目

シリン・ファンアンローイはパック・ピーテルスを23秒引き離した。

 

ついにフェム・ファンエンペルが3位に上がる。

 

フェム・ファンエンペルは下りは最初から押し始めた。

 

パック・ピーテルスは、32秒引き離された。

 

フェム・ファンエンペルは、単独3位に。タイム差は1分。

 

4位にセイリン・アラマバードが上がる。

 

5周目

パック・ピーテルスがフェンスにぶつかりそうに。

 

フェム・ファンエンペルは、今日は左膝に黒いテーピング。膝に不安があるのだろう。

 

セイリン・アラマバードがバランスを崩してしまう。

 

6周目

シリン・ファンアンローイは独走で最終ラップに。

 

シリン・ファンアンローイは最終ラップでは下りも押して無理していない。もう、安全にゴールすれば良いだけだ。

 

パック・ピーテルスは37秒差。23秒後ろにはフェム・ファンエンペルがいる。

 

4位にルシンダ・ブラントが上がった。

 

サンドクイーンのシリン・ファンアンローイが独走勝利。砂があれば彼女にかなう相手はいないと言った感じだ。3連勝で今シーズン6勝目となった。これならば、世界選手権もエリート出場で良いのでは。

 

パック・ピーテルスは落車で遅れたのが痛かった。ただ、サンドではシリン・ファンアンローイのほうが速い。

 

フェム・ファンエンペルは、最初の落車が響いた。2回下りでは落車。その後は安全に押していたので、タイム的には遅れてしまう。ケガが心配。

 

リザルト

シリン・ファンアンローイのコメント

このコースではコントロールできていたし、ミスもなかった。自分のペースで走れた。いい流れに乗れたし、それから砂の乗り心地がいい。

このような勝ち方をすると思っていましたか?

いや、でも、可能性はあると思ったんだ。コクサイデの後、自分のサンドの資質に頼れることがわかったし、上り坂のパワーセクションも自分に合っていることもわかった。でも、まさか2周目にソロになるとは思ってもいなかった。

世界選手権はエリートを走ることになりますか?

選択が容易になったということはない。難しくなる一方だと思う。今はとにかくエリートレベルで走りたいという気持ちもあるけど、最初は将来性のあるところに残りたいという気持ちが強かった。

ラウンドの最後の方で、「これはみんなに聞かれるぞ」と思ったんです。でも、まだよくわからない。とても難しい選択ですね。

 

2位のパック・ピーテルスのコメント

ゾンホーフェンのワールドカップは、有名で悪名高いクイル(Kuil)と呼ばれる、砂地のトリッキーな下り坂で知られてましたが、どうでしたか?

偵察のとき、誰もここを速く降りてこない、と思ったんだ。でも、そのあとレース自体は、全開でいこうという気持ちが強すぎた。その結果、何度か転倒してしまった。

2周目以降は特にミスもなく、それでもシリンはどんどん離れていった。だから、今日は間違いなく彼女が一番強かった。こんなに強いとは思わなかった。シリンは、クリスマスが終わるといつもとても元気なんだ。昨年は、ワールドカップに向けてトップフォームへと成長していく姿も見ることができた。その時、彼女に勝つのはとても難しい。

赤白青のジャージをもう1枚、U23カテゴリーで手に取る可能性はないのですか?

でも、それはエリートでも可能なことですよね。今日はシリンが少し強かったが、来週はまた何が起こるかわからない。勝負する。

 

3位のフェム・ファンエンペルのコメント

これは非常に残念です。今度から背番号13にしよう。あの最初の転倒でかなり苦しんだ。アドレナリンを取り戻すことができたし、聴衆も素晴らしかった。3位で満足できる。

パック・ピーテルスに多くのポイントを失うことはないけど、最初のラウンドは非常に残念です。膝がどのように反応するかを待つ必要があるが、足は良かった。

 

Rnk Rider Team Competition
points
Time
1
 VAN ANROOIJ Shirin
Baloise Trek Lions 40 0:51:44
2
 PIETERSE Puck
Alpecin – Deceuninck 30 0:37
3
 VAN EMPEL Fem
Team Jumbo-Visma 25 0:54
4
 BRAND Lucinda
Baloise Trek Lions 22 1:46
5
 ALVARADO Ceylin del Carmen
Alpecin – Deceuninck 21 2:10
6
 VAN DER HEIJDEN Inge
777 20 2:27
7
 WORST Annemarie
777 19 2:41
8
 VAS Kata Blanka
Team SD Worx 18 2:59
9
 BURQUIER Line
  17 3:35
10
 VERDONSCHOT Laura
De Ceuster Bonache Cycling Team 16 3:41
11
 CANT Sanne
Crelan – Fristads 15 3:52
12
 VOS Marianne
Team Jumbo-Visma 14 ,,
13
 FRANCK Alicia
De Ceuster Bonache Cycling Team 13 4:15
14
 CLAUZEL Hélène
AS Bike Racing 12 4:26
15
 CLAUZEL Perrine
AS Bike Racing 11 4:46
16
 SCHREIBER Marie
Tormans Cyclo Cross Team 10 5:04
17
 BACKSTEDT Zoe
EF Education-TIBCO-SVB 9 5:39
18
 VAN ALPHEN Aniek
777 8 6:10
19
 ROCHETTE Maghalie
  7 6:30
20
 LECHNER Eva
FAS Airport Services 6 6:40
21
 HONSINGER Clara
EF Education-TIBCO-SVB 5 6:45
22
 FOUQUENET Amandine
Arkéa Pro Cycling Team 4 7:19
23
 BARONI Francesca
Pissei – Groep T.O.M. 3 7:22
24
 GONZALEZ Lucia
Nesta – MMR CX Team 2
25
 ZEMANOVÁ Kristýna
Brilon Racing Team MB 1

 

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男子エリート

ワウト・ファンアールトは、「大変な時期だった。今日はおそらく最も難しいクロスだ。」

 

マチュー・ファンデルプールは、「このクロスの準備ができるように、2 日間懸命に働いた。まだ腰が少しだるい。落ち着いて運転していれば、ほとんど問題はない。しかし、シクロクロスは単にスポーツの背中に負担をかけるだけだ。背中の痛みに苦しむクロッサーは私だけではない。

このレースは私のスターティングポジションの観点から重要であり、今日ここでうまくいきたいと思っているから出場するんだ。コクサイデよりももう少しペダルを踏んで、ワウトと戦えるようになることを願っている。」

 

ワールドカップリーダーのローレンス・スウィークは、背中に痛みを抱えている。しかし、リーダージャージがかかっているので出場だ。

 

さあ、スタート。

 

なんと、スタートからチェーンの切れたライダーが。

 

ファーストコーナーはローレンス・スウィークがトップ。

 

マチュー・ファンデルプールが2番手で続く。

 

ローレンス・スウィーク先頭で登る。

 

ローレンス・スウィーク先頭。マチュー・ファンデルプール、ラース・ファンデルハール、マイケル・ファントーレンハウトと続く。

 

泥区間でマチュー・ファンデルプールが先頭に。

 

なんと、マチュー・ファンデルプールが下りで落車。

 

これでトップはワウト・ファンアールトに。

 

ワウト・ファンアールトが飛ばす。

 

マチュー・ファンデルプールが2番手に上がって追う。

 

早くもワウト、マチュー、マイケル・ファントーレンハウトの3人に。

 

2周目

9秒引き離して3人が通過。

 

マチューが先頭に。

 

3人の後ろからローレンス・スウィークが追い上げてくる。

 

ローレンス・スウィークが加わるか。

 

砂の下りでワウトが飛ばす。

 

一気にマチューとの差を広げる。

 

ワウトが3秒リード。

 

今日もワウトは絶好調だ。

 

二人の差が縮まらない。

 

3周目

直線でワウトは後ろのマチューの位置を確認。2秒差に。

 

さあ、マチューが追いついた。

 

ローレンス・スウィークとマイケル・ファントーレンハウトが3位争い。

 

マチューが前に。

 

AG2R Citroën Teamのクレマン・ヴァントリーニが落車。

 

ここまで、マチューの背中は問題なさそうだ。

 

あ~、またもマチューが下りで落車。珍しく2回も落車だ。

 

ここからワウトがスパート!

 

これはワウトには追いつかないだろう。

 

4周目

16秒遅れて3人が通過。

 

3人は17秒差に。

 

ワウトでも下りの砂地では足を取られる。

 

マチューは、二人を振り切れない。

 

ワウト・ファンアールトは自分のラインで走れている。

 

タイム差は33秒まで広がる。

 

5周目

マチューは下りでフェンスに寄ってしまう。精神的に少しやられているのか。

 

ワウトが下りで落車しそうに。リードは十分なので無理をすることはない。

 

ローレンス・スウィークとマイケル・ファントーレンハウトは、リーダージャージがかかっているので負けられない。

 

5位争いは、ラース・ファンデルハールにクイントン・ヘルマンスが追いついてきた。

 

6周目

マチュー・ファンデルプールが突然ペースを上げ始めた。

 

二人をちぎって飛ばし始める。

 

あっと、言う間に後ろの二人は見えなくなる。

 

7周目

ワウトは全くペースを緩めない。

 

マチューは2位は確保。タイム差は1分10秒と広がっている。

 

8周目

表彰台争いが熾烈だ。これは最終ラップまでもつれそうだ。

 

凄いスピードで走り続けるワウト。今の彼にかなう相手はいない。

 

マイケル・ファントーレンハウトとローレンス・スウィークの戦いは激しい。

 

ローレンス・スウィークがスパートしてマイケル・ファントーレンハウトを引き離した。

 

ワウト・ファンアールトは、ボクシングポーズでゴール。これで3連勝。今シーズン8勝目だ。

 

マチュー・ファンデルプールが2回も落車するのは珍しい。背中の問題がやはりあったのだろうか。インタビューでそれについて語っている。

 

ローレンス・スウィークは、マイケル・ファントーレンハウトとの死闘を制して表彰台を獲得。最高の結果だ。

 

リザルト

ワウト・ファンアールトのコメント

とてもタフだった。でも、有名なピットにはたくさんの観客がいて、超いい感じでしたよ。今日は、1周あたり1回余分にピットに飛び込んだので、より楽しむことができた。私自身は、長い距離を走る上り坂の局面も好きだが、こちらの方が断然見ごたえがある。

 

マチュー・ファンデルプールのコメント

うまくいかなかった。簡潔に言うと、思うようにいかなかったということです。また腰が痛くなり、悔しい。

クロスの第1ラウンドでは、ワウト・ファンアールトについてましたが、3周目に転倒してしまい、いきなり終わってしまった。そこで何が起こったのか?

とても集中できない、腰の痛みばかり考えてしまう。100パーセントレースに集中しなければならないのに、今の僕にはそれができない。半周くらいは自分の好きなペースで走れるのだが、その後はまた痛みで我慢してしまう。それはとても悔しいことだ。

 

3位のローレンス・スウィークのコメント

今日はこれが最高到達点だったと思う。大きな2人が少し良くなっていた。

マイケル・ファントーレンハウトとは、ワールドカップ争奪戦で最も近いライバルですが今日は勝ちましたね。

マイケルは僕の前にいる唯一の危険なお客さんなので、僕はちょっと守りに入ってしまったんだ。だから、その後も彼を打ち負かすために、彼のホイールの中に残っていたんだ。だから3位はとても良かったんだ。

Rnk Rider Team Competition
points
Time
1
 VAN AERT Wout
Jumbo-Visma 40 0:58:49
2
 VAN DER POEL Mathieu
Alpecin – Deceuninck 30 1:23
3
 SWEECK Laurens
Crelan – Fristads 25 1:31
4
 VANTHOURENHOUT Michael
Pauwels Sauzen – Bingoal 22 2:02
5
 HERMANS Quinten
Alpecin – Deceuninck 21 2:08
6
 VAN DER HAAR Lars
Baloise Trek Lions 20 2:17
7
 VANDEPUTTE Niels
Alpecin – Deceuninck 19 2:37
8
 ADAMS Jens
Chocovit Cycling Team 18 2:49
9
 KUHN Kevin
Tormans Cyclo Cross Team 17 3:01
10
 VAN KESSEL Corné
Deschacht – Hens – Maes 16 3:14
11
 KIELICH Timo
Crelan – Fristads 15 3:27
12
 NIEUWENHUIS Joris
Baloise Trek Lions 14 3:38
13
 ORTS Felipe
Burgos-BH 13 3:43
14
 RÜEGG Timon
Cross Team Legendre 12 3:49
15
 VAN DER POEL David
Alpecin – Deceuninck 11 4:02
16
 BOROŠ Michael
Elkov – Kasper 10 4:06
17
 VANDEBOSCH Toon
Alpecin – Deceuninck 9 4:15
18
 KUYPERS Gerben
Proximus – AlphaMotorhomes – Doltcini CT 8 4:45
19
 SOETE Daan
Deschacht – Hens – Maes 7 4:55
20
 SUAREZ Kevin
Nesta – MMR CX Team 6 5:14
21
 HENDRIKX Mees
Crelan – Fristads 5 5:31
22
 ŤOUPALÍK Adam
Elkov – Kasper 4 5:37
23
 BAESTAENS Vincent
Spits CX Team 3 5:56
24
 VENTURINI Clément
AG2R Citroën Team 2 6:16
25
 CRISPIN Mickaël
Cross Team Legendre 1 6:21
26
 MENUT David
AS Bike Racing   6:31
27
 GODRIE Stan
    6:32
28
 FUNSTON Scott
United States   7:37

 

 

 

 

 

 

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