昨日の今日で事態はギリギリになって結論が出たようだ。
UCI自体が、今回のドーピング疑惑について調査を打ち切ると言ったのだ。
ツール・ド・フランスは7月7日土曜日に始まる。
それに先立ち、チームプレゼンテーションは7月5日木曜日には行われるのだ。
まさに、ギリギリの場面での決着。
喘息の治療薬
サルブタモールでの喘息治療は、あくまで喘息の発作がおきそうな時に口から摂取するようです。
喘息持ちの人は、結構な数の患者の方がおられます。厚生労働省の統計数値によると、日本では約200万人の人が喘息で苦しんでいます。
フルーム選手も、幼少のころから喘息で苦しんでおり、治療をしていたそうです。
効果
- サルブタモールはβ2受容体刺激薬で気管支に存在する受容体を刺激
- 気管支を広げ空気の通りをスムーズにする
- 即効性があるが持続時間は4~6時間
実際の数値の改訂
実は、この数値は最近になってWADAが「実際には1,429ng/mlだった」と数値が改訂されているのです。
The Timesより
なんか釈然としない
今回のこの問題について、両方の意見があると思います。
フルームだから、ゆるされたのか?
過去にも、わずかな数値(競技には影響ないと思われる)で出場禁止になった選手もいます。
そうした選手の立場から考えると、少し釈然としない感じはあります。
ただ、治療薬ですからねえ~。
しかも、ルールにもとずいて摂取してます。
基準の数値を越えた場合には、競技者が立証しないかぎり、違反が疑われる分析報告(AAF)として扱われることになる。
これについて、報告はされている。
なんで、こんなに時間がかかったのか??
今日発表
フランス国立オリンピックスポーツ委員会がフルーム選手のツール出場を認める判断を7月3日に下す可能性が高くなりました。
フルーム選手のツイッターより
Grateful and relieved to finally put this chapter behind me, it has been an emotional 9 months. Thank you to all of those who have supported and believed in me throughout. pic.twitter.com/OGzsg83Gjj
— Chris Froome (@chrisfroome) July 2, 2018
最後にこの章を私の後ろに置くことに感謝と安心感、それは感情的な9ヶ月でした。私を支え、信じてくれたすべての人に感謝します。
フルーム選手は、遅咲きの人です。色々と調べてみるとチームスカイに入るまでは大変だったようですね。それについては、またまとめてみたいと思います。
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