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チェーンの構造や規格を検証

メンテナンス
Photo credit: greytendo on Visualhunt / CC BY
この記事は約4分で読めます。

チェーンに関しては、これまでも何回も切れたり伸びたりしています。

そのオカゲか、チェーンが走行途中で切れても自分で対処出来るようになりました。

チェーンについて色々と勉強してみたのでメモ記事作成です。

 

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チェーンをつなぐピンの名称

私の第一の疑問として、チェーンをつなぐピンの名称が沢山あることでした。

チェーンピンの名称

  • チェーンピン
  • アンプルピン
  • コネクトピン

 

3個くらい呼び名がありますよね。どれが正解なのでしょうか?
 
 
ここは、シマノのHPで見てみました。10速と11速の場合。

参考shimano技術情報

参考11速ディレーラーマニュアル

 

10速マニュアルにはアンプルピンタイプ・コネクティングピンという名称で書いてありました。

11速マニュアルにはコネクティングピンという名称で書いてありました。

アンプルとは 注射薬の瓶のことです。先をパキッと折るやつです。シマノのコネクティングピンも先をおります。だからアンプルピンタイプと呼んでいるんですね。

 

コネクトの意味は

コネクト(英:connect)の意味は、「連結する」、「接続する」、「繋げる」といった意味の動詞。 引用https://ja.wikipedia.org/wiki/コネクト

 

正式な名称は、シマノが使っているコネクティングピンというのが正式なんだと思います。
ただ、わかりにくいのでコネクトピンとかチェーンピンなどという名称で販売しているのだと思います。

 

チェーンの構造

シマノ10速用のチェーンをバラバラにしてみました。

チェーンの向きでばらした図になります。チェーンを構成する部品です。

ロードバイクのように、ディレーラーを使用するチェーンはブッシュレスチェーンと呼ばれます。

 

図解すると

引用:http://www.cb-asahi.co.jp/html/size-chain.html

 

インナーリンク

インナープレートとローラーが合わさったものをインナーリンクと呼びます。

 

ちなみにアウタープレートで挟み込みこんだ場合にはアウターリンクと呼び方が代わります。

 

チェーンの寸法

(単位:㎜)   ピッチ 外幅 内幅 スプロケット
ギア厚み
スプロケット
スペーサー厚み
シマノ 6段 12.7 7.8 2.4 1.85 3.5
7段IG 12.7 7.3 2.4 2.35 2.65
7段HG 12.7 7.3 2.4 1.85 3.15
8段 12.7 7.1 2.4 1.8 3.0
9段 12.7 6.6 2.2 1.78 2.56
10段 12.7 5.88 2.2 1.6 2.35
11段 12.7 5.62 2.2 1.6 2.14

10段と11段では、チェーンの厚みが違います。もう少し詳しくみていきましょう。
自転車用チェーンは、JIS D 9111  に、一般用自転車及び幼児用自転車に用いるチェーンについて詳しく規定されています。

 

日本工業規格

(JIS D 9417)(国際規格ISO 9633に基づく)

チェーンの種類は,形式,ピッチ及び内リンク内幅によって分類されています。

呼び 形式 ピッチ 内リンク内幅 主な用途
1/2×1/8 (081C) 12.7 3.3 単段伝動
1/2×3/32 (082C) 12.7 2.38 多段(ディレーラ)伝動
1/2×3/32 (082C) 12.7 2.38 多段(ディレーラ)伝動

引用日本工業規格 自転車チェーン

 

呼びとは

  • 1/2×1/8 とは ピッチ×内幅 1/2×=12.7ミリ
  • 1/8  とは 1インチ/8 = 3.3ミリ
  • 1インチは2.54センチです。

 

JIS規格要約

  • 性能及び試験方法
  • 引張強さ
  • ピン抜け強さ測定
  • 硬さ チェーンの各部品の表面硬さ
  • 長さの許容差
  • うねり,ねじれ及びリンクの回転性  チェーンは,著しいうねり,ねじれがなく,リンクのつなぎ目に回転の不円滑があってはならない。
  • 外観 チェーンの表面には,有害なきず,さび,ばり,使用上有害な欠陥があってはならない

 

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まとめ

チェーンの種類・強度・材質などについて調べていくと膨大な情報となります。

まとめていたのですが、まだまだ完成途中です。チェーンについては、少しずつ記事を修正してまとめてみたいと思います。

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