ロードバイクの情報を発信しています!

Bianchiが発売したBianchi Oltre RCの目玉Air DeflectorがUCIから違法だと確認 レースでは走れない!

機材情報
Fathromi RamdlonによるPixabayからの画像
この記事は約4分で読めます。

登場以来、ネットではどうなのかと、話題となっているBianchi Oltre RC。

 

だが、Bianchi Oltre RCに導入されたAir Deflectorが違法であり、UCI公認のレースイベントでの使用が許可されないことが発覚した。

これはどうしたことなのか?

 

スポンサーリンク

Air Deflectorが認められない

Bianchiは、ヘッドチューブの両側に「F1にインスパイアされたAir Deflector」と呼ぶものを装備した、Oltre RC Aeroロードバイクを発表して大きな反響を呼び起こした。

Bianchiによると、このディフレクターはヘッドチューブの周りの空気の流れを整えるものだという。

同じくワイルドなReparto Corseの一体型ハンドルバーと相まって、ステムの後ろ、ライダーの脚の前に低圧ゾーンを作り出し、空気抵抗を低減している。

 

 

ただ、UCIによると

Bianchi Oltre RC は、いわゆるデフレクターなしで発表され、承認された。したがって、これらのパーツの使用は、UCI 認可のイベント以外でのみ可能です。

 

 Oltre RCをよく見ると、ディフレクターは取り外し可能なようで、ディフレクター自体は違法だが、ディフレクターを取り付けなければ、使用は合法であることがわかる。

UCIは、2019年に空力学的に有利になるような加工をしてはならないというルールを作成している。スキンスーツに1mm以上の突起であるボルテックスジェネレーターを作ってはいけないことになっている。これと同じような理由だ。

 

Oltre RCの発表でBianchiは2016年発売のオルトレXR4と比較して

  • 時速50kmで17.1W節約
  • 250wで走行した場合40kmで45秒短縮できると主張
  • 市場で最も優れたエアロバイクに対して30%性能が良い

ただ、これらの主張はAir Deflectorを取り付けた状態で販売されるバイクに関するもの。取り外した場合の空力性能に関しては情報がない。

もとより、技術資料は公開されていない。

 

実際に乗るチームは?

2022年シーズン、Bianchiのバイクに乗る男女のワールドツアーチームはない。

2021年シーズンにTeam BikeExchangeと1年間の契約を結んでいた。だが、Team BikeExchangeはGiantにバイクを2022年から変更している。

 

Jumbo Vismaとは、2020年シーズン一杯で別れを告げている。

 

Bianchiがサポートしているチームを調べたけれど、現在はプロチームにも提供していない。どちらにしても、UCI公認レースにはAir Deflectorを装着したままOltre RCでは出走出来ないということだ。

ただ、これだけ話題になればBianchiとしても宣伝としては成功かもしれない。

コメント

タイトルとURLをコピーしました