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2022 トロフェオ・ライグエーリア イタリアの開幕レースを制したのは漁夫の利を得たライダーだ!

海外情報
Photo credit: Mia Battaglia photography on VisualHunt.com
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スぺイン、フランス、ベルギーのオープニングウィークエンドの二つのクラシックに続いて、イタリアでもレースの開幕を告げるトロフェオ・ライグエーリアが始まる。Trofeo Laigueglia (1.Pro) 

今年で59回目となるワンデイレースは、UCIヨーロッパツアーサーキットの一部であり、2015年から1.HCカテゴリーに昇格。

2020年のシーズンから、ライグエーリアはUCIプロシリーズとなっている。

 

過去10年の優勝者は

  • 2021 バウケ・モレマ
  • 2020 ジュリオ・チッコーネ
  • 2019 シモーネ・ヴェラスコ
  • 2018  モレーノ・ノモゼール(引退)
  • 2017    ファビオ・フェリーネ
  • 2016  アンドレ・アフェディ(引退)
  • 2015    ダヴィデ・チモライ
  • 2014  ホセロ・ドルフォセルバ
  • 2013  フィリッポ・ポッツァート(引退)
  • 2012    モレーノ・ノモゼール(引退)

なお、Gazprom-RusVeloは、このイタリアのレースから参加は出来なくなった。

 

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ライグエーリア~ライグエーリア 202km

コースプロフィール photo trofeolaigueglia

 

ライグエーリアでスタートとフィニッシュを行う、昨年と同じコースの202kmのセミクラシック。

コースは、イタリア北西部に位置するリグーリア州。

ミラノ~サンレモの後半のコースともなっている山岳地帯と海岸線を利用。実にイタリアらしい風景とアップダウンが楽しめるレースだ。

CimaParavennaとSanDamianoの登りもあるが、レースを決定するものではない。コースプロフィールマップを見てもわかる通り、後半の4周する周回コースでレースは決まる。

コッラミケリ(登坂距離2.0km・平均勾配8.2%)は、最大勾配が11%あり最も急な登りで勝負が決することが多い。

ここを単独で越えてくるとゴールまでは下りとなり逃げ切り勝利が見られる。

 

  1. 山岳 CimaParavenna 6.7km・5.7%
  2. 山岳 SanDamiano 7.2km・4.5%
  3. 山岳 コッラミケリ 2.0km・8.2%
  4. 山岳 コッラミケリ 2.0km・8.2%
  5. 山岳 コッラミケリ 2.0km・8.2%
  6. 山岳 コッラミケリ 2.0km・8.2%

 

注目されるライダーは

  •  Trek – Segafredo バウケ・モレマ、ジュリオ・チッコーネ
  •  AG2R Citroën Team ナンズ・ピーターズ
  •  Astana Qazaqstan Team ジャンニ・モスコン
  •  Cofidis ダヴィデ・チモライ
  •  Groupama – FDJ ダヴィ・ゴデュ
  •  INEOS Grenadiers ディラン・ファンバーレ、リッチー・ポート
    (van Baarle, Porte)
  •  Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux ヤン・バークランツ
  •  UAE Team Emirates アレッサンドロ・コーヴィ、フアン・アユソー
  •  EOLO-Kometa ロレンツォ・フォルトゥナート

 

UAE Team Emiratesのメンバーがいい。ダヴィデ・フォルモロ、ディエゴ・ウリッシ、アレッサンドロ・コーヴィ、フアン・アユソーにヤン・ポランツと誰でも勝てそうな感じ。

対抗は過去優勝二人を揃えた、Trek-Segafredoかな。

 

スタート前

tIZ-cycling ストリーミング スクリーンョット以下同様

ジロ・デ・イタリアにワイルドカードで出場することになったDrone Hopper-Androni Giocattoliだけど、ジャージはウクライナを応援する特別な#nowarジャージで出走。

 

UAE Team Emiratesはメンバーがいい!

 

Astana Qazaqstan Team のジャンニ・モスコンの今日の走りはどうかな。

 

イタリアは12℃で走るにはちょうど良い気温。

 

物凄く狭い街中を走る。

 

リアルスタート

何故か、一回止まって正式にスタート。

 

スタートから物凄いペースで走りだす!

 

ずっとアタック合戦だ。

 

単発で抜け出す選手もいるのだけど。

 

逃げは5人

ようやく出来た逃げは5人。

  1. GELDERS Gil (Bingoal Pauwels Sauces WB)
  2.  RODA Lorenzo (Biesse – Carrera )
  3.  TOSIN Ricardo (General Store Essegibi F.lli Curia)
  4.  CORTESE Jacopo (Mg.K Vis-Color for Peace-VPM)
  5.  CAROLLO Francesco (Mg.K Vis-Color for Peace-VPM)

 

Trek-Segafredo先頭で引く。

 

山岳 SanDamiano 7.2km・4.5%

逃げグループは下りでUAE Team Emiratesの引く集団に捕まる。下りで22人の巨大な逃げが発生。

 

かなり良いメンバーで占められている。

  1. Samuele Battistella (Astana Qazaqstan)
  2.  Fabio Felline (Astana Qazaqstan)
  3. Simone Velasco (Astana Qazaqstan)
  4. David Gaudu (Groupama-FDJ)
  5. Matthieu Ladagnous (Groupama-FDJ)
  6. Eddie Dunbar(Ineos Grenadiers)
  7. Carlos Rodriguez(Ineos Grenadiers)
  8. Salvatore Puccio(Ineos Grenadiers)
  9. Richie Porte (Ineos Grenadiers)
  10. Jan Bakelants(Intermarché-Wanty-Gobert)
  11. Théo Delacroix(Intermarché-Wanty-Gobert)
  12. Simone Petilli(Intermarché-Wanty-Gobert)
  13. Lorenzo Rota(Intermarché-Wanty-Gobert)
  14. Quinten Hermans (Intermarché-Wanty-Gobert)
  15. Davide Formolo(UAE Team Emirates)
  16. Ivo Oliveira(UAE Team Emirates)
  17. Jan Polanc(UAE Team Emirates)
  18. Alessandro Covi(UAE Team Emirates)
  19. Joel Suter(UAE Team Emirates)
  20. Juan Ayuso (UAE Team Emirates)
  21. Lukasz Owsian (Arkéa-Samsic)

 

フアン・アユソーいる。

 

下りでアレッサンドロ・コーヴィがアタック!

 

アレッサンドロ・コーヴィはいい感じで逃げていたけど。

 

さすがに残り38kmで捕まる。

 

集団は1分遅れで追っている。

 

山岳 コッラミケリ 2.0km・8.2%

ダヴィデ・フォルモロがペースを上げ先頭の人数が少しずつ減っていく。

 

おっと下りで4人が落車だ。猛烈なペースで下っているので危ない。

  1. サムエーレ・バティステッラ (Astana Qazaqstan)
  2. ダヴィ・ゴデュ (Groupama-FDJ)
  3. ダヴィデ・フォルモロ(UAE Team Emirates)
  4. エディ・ダンバー(INEOS Grenadiers)

 

先頭は11人に減っている。

 

山岳 コッラミケリ 2.0km・8.2% 2回目

先頭が登りで崩れ始める。

 

リッチー・ポートの引きで集団が割れた。

 

集団からはジュリオ・チッコーネがアタック!

 

先頭は7人に絞られた。

  1.  Fabio Felline (Astana Qazaqstan)
  2. Carlos Rodriguez(Ineos Grenadiers)
  3. Richie Porte (Ineos Grenadiers)
  4. Lorenzo Rota(Intermarché-Wanty-Gobert)
  5. Jan Polanc(UAE Team Emirates)
  6. Alessandro Covi(UAE Team Emirates)
  7. Juan Ayuso (UAE Team Emirates)

 

頂上手前で、ロレンツォ・ロータ(Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)がアタック。先頭で下りだす。

 

下りで3人が追いつき4人の先頭グループに。

 

この4人の中から優勝者が出るのか?

  1. カルロス・ロドリゲス(Ineos Grenadiers)
  2. ロレンツォ・ロータ(Intermarché-Wanty-Gobert)
  3. アレッサンドロ・コーヴィ(UAE Team Emirates)
  4. フアン・アユソー (UAE Team Emirates)

 

後方からヤン・ポランツが追いついた。これでUAE Team Emiratesは3人となり断然有利。

 

先頭からもアタックが掛かり続ける。

 

山岳 コッラミケリ 2.0km・8.2% 4回目

後方から追いついたヤン・ポランツがアタック!

 

UAE Team Emiratesの二人は追わないので、カルロス・ロドリゲスとロレンツォ・ロータが追わないと決まりとなるぞ。

 

後方はロレンツォ・ロータが先頭で追っている。

 

後ろに姿が見えてきた。本当にUAE Team Emiratesは有利。

 

ロレンツォ・ロータのアタックでカルロス・ロドリゲスとヤン・ポランツが切れる。

 

2対1だから、ロレンツォ・ロータは引かなくてもいいくらい。ただ、後ろからカルロス・ロドリゲスが追っているで回している。

 

カルロス・ロドリゲスは前に見えているけど追いつかない。

 

残り5.2km。この3人で決まりだ。あとはどちらが勝ちにくるのか?

 

ロレンツォ・ロータがベースを上げるが離れない。

 

後ろから少し離れて、アレッサンドロ・コーヴィがアタック!

 

まあ、中々決まらない。

 

牽制している間に後ろが追いつきそうだ。

 

カルロス・ロドリゲスとヤン・ポランツが追いついてきた。

 

ヤン・ポランツが追いつきざま、そのままアタック!

 

カルロス・ロドリゲスがわずかに追おうとしたが、他は誰も反応しない!

 

あ~、なんと決まった~。

 

ヤン・ポランツは後ろを確認。

 

 

勝利の雄たけびだ~!

最後の山岳でもアタックをかけ、諦めずに最後まで追走したのが勝因と言ってもよい。まあ、カルロス・ロドリゲスに追いつくまで引かせていたのだろうけど。

だが、これもUAE Team Emiratesが多く残っていたのが有利に働いている。UAE Team Emiratesの今回のメンバーは突出していた。

若い、フアン・アユソーとアレッサンドロ・コーヴィが、どちらかが捨て身でアタックしていれば、決まっていたかもしれない。だが、これもレースだ。

誰もがアシストと考えていたヤン・ポランツが勝利するとは~。これでヤン・ポランツはキャリア4勝目。嬉しい勝利だ。

 

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リザルト

ヤン・ポランツのコメント

レース全体で気分が良かったし、アレッサンドロ・コーヴィが最速の選手の1人であることを知っていた。だから私たちは彼を小さなグループでフィニッシュさせるというアイデアで離脱に取り組んだ。

私は決勝で解放されたが、降下に戻ることができ、彼らが牽制しているのを見た。彼らはトップグループでお互いを見ていたので、私はアタックすることにした。

それはうまくいった。この勝利を家族に捧げたいと思う。普段はあまり勝てない僕ですが、チャンスがあったのでとても特別な気持ちになった。

 

ヤン・ポランツの勝利は2017スロベニア選手権TT以来だ。

UAE Team Emiratesは表彰台独占の快挙!  7位にはディエゴ・ウリッシが入っておりベスト10に4人だ。

Rnk Rider Team UCI Time
1
 POLANC Jan
UAE Team Emirates 200 5:02:25
2
 AYUSO Juan
UAE Team Emirates 150 0:02
3
 COVI Alessandro
UAE Team Emirates 125 ,,
4
 ROTA Lorenzo
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 100 ,,
5
 RODRIGUEZ Carlos
INEOS Grenadiers 85 0:08
6
 LAFAY Victor
Cofidis 70 0:24
7
 ULISSI Diego
UAE Team Emirates 60 0:32
8
 CICCONE Giulio
Trek – Segafredo 50 ,,
9
 PACHER Quentin
Groupama – FDJ 40 ,,
10
 CHAMPOUSSIN Clément
AG2R Citroën Team 35 ,,
11
 POZZOVIVO Domenico
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 30 ,,
12
 PORTE Richie
INEOS Grenadiers 25 0:34
13
 REICHENBACH Sébastien
Groupama – FDJ 20 ,,
14
 FELLINE Fabio
Astana Qazaqstan Team 15 1:13
15
 VENDRAME Andrea
AG2R Citroën Team 10 1:16
16
 OWSIAN Łukasz
Team Arkéa Samsic 5 1:18
17
 THOMAS Benjamin
Cofidis 5 1:30
18
 BOUET Maxime
Team Arkéa Samsic 5 1:35
19
 LAPEIRA Paul
AG2R Citroën Team 5 ,,
20
 VELASCO Simone
Astana Qazaqstan Team 5 ,,

 

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