シルバーコレクター。これで何度目の2位なのだろうか。
2026 ドワルス・ドール・フラーンデレンは、ワウト・ファンアールト(Team Visma | Lease a Bike)にとってあまりにも残酷な結末を迎えた。
レース終盤で力強く抜け出し、単独での逃げ切り体制に入ったが、フィニッシュラインまで残りわずか200mの地点で無情にもフィリッポ・ガンナに抜かれた。
これまで数々のビッグレースで惜しくも2位という結果に涙を呑んできたファンアールト。彼自身、そして彼を見守る多くのファンにとって、「今度こそは」という祈りが込められた独走劇だった。しかし、栄光はあとわずかな距離で手のひらからすり抜けていった。
ワウト・ファンアールトの思いは?
Filippo Ganna remporte A Travers la Flandre, mais que c’est cruel pour Wout van Aert ! 🥇😢 #RTLsports pic.twitter.com/gE0CIFMVB9
— RTL sports (@RTLsportsbe) April 1, 2026
フィニッシュ後、完全に力を使い果たして座り込むワウト・ファンアールトのもとには、激闘を繰り広げたライバル選手たちでさえも歩み寄り、慰めの言葉をかけるという異例の光景が見られた。
🇧🇪#DDV26
Another memorable edition of Dwars door Vlaanderen. 🎥 pic.twitter.com/Zo2tXLjiT8
— Team Visma | Lease a Bike (@vismaleaseabike) April 1, 2026
ベルギーメディアの取材に応じた彼は、疲労と落胆が入り混じる中で、当時の状況と痛切な心境を明かしている。
残り200mでの吸収という、非常に悔しい結果となりました。今の率直なお気持ちを聞かせていただけますか。
本当に死ぬ思いだった。最後のコーナーまでは、絶対にうまくいくと本気で思っていたんだ。勝利の匂いを確かに感じていたのに、最後はただただ力が残っていなかった。
これまでのレースでもあと一歩のところで勝利を逃す経験をされてきましたが、今回の結末は特に堪えるものがありましたか。
ああ、もちろん悔しいよ。自分でも信じられないくらいペダルを踏み込んだし、限界を完全に超えていた。
ライバルたちがゴール後にわざわざ声をかけてくれたことには感謝しているけれど、やはり勝てなかった事実は変わらない。今はただ、本当に疲れ切っている。あのポイントくらいまでは、後ろはほとんど見ていなかったんだ。
ただフィニッシュまで全力で自分の走りに集中したかった。その後どうなるかは後で考えようと思っていた。最後のコーナーまでまだ逃げ切れると信じていたんだけど、そこでフィリッポが横から来て、それで勝負が決まってしまった。
またしてもガンナがあなたの後ろで動いていましたね。
それについてはまだ考えていなかったけれど、彼とは一度しっかり話し合わないといけないかもしれないね。
アイケンベルグではものすごいペースでした。良い感触と、脚の調子が良いことの確認になったのではないでしょうか。
今日は調子が良かったし、本当に早い段階からレースが動いた。最初はLidl-Trekの動きに少し驚かされたけれど、その後は時々かなりディフェンシブな展開になった。
レースが完全にオープンになるまで結構時間がかかったんだ。アイケンベルグで抜け出して前の2人に追いついた時に、ようやく本当のレースが始まった感じだった。
だからすべて上手くいっていたんだけど、ただほんの少しだけ距離が長すぎた。
フィリッポ・ガンナが先ほど、あなたのことを少し気の毒に思うと言っていました。
彼が本心からそう思っているとは思わないけれどね。もちろんこれが自転車レースだ。ああいう勝ち方ができたら素晴らしいことだし、レースファンなら誰もが評価すると思うよ。
あなたは本当にものすごい走りをしていました。後ろの選手たちは皆苦戦していましたから、ご自身の今の調子を物語っているのではないでしょうか。
調子は良いし、今日もとても良いレースができた。レース直後の今振り返っても、自分としては他にできることはほとんどなかったと思う。
だから、他の選手がより強くて追いついてきたのなら、それを受け入れるしかないね。
日曜日のレースには、レムコ・エヴェネプールという別の有力候補も出場します。彼の存在でレースはどう変わるでしょうか。
どうなるかは見てみないと分からないけれど、集団全体に何らかの変化をもたらすことは間違いない。
レムコはただ参加するだけの選手ではないし、モニュメントのようなレースが彼に合っていることはすでに十分に証明されている。僕たち全員にとって手強いライバルになるね。
日曜日のレースに向けて、どのような収穫がありましたか。
脚の調子が良いことと、石畳の感触が良いことだね。ベン・トゥレットとクリストフ・ラポルトという素晴らしいチームメイトもいるし、ポジティブな要素がたくさんあるレースだった。
2025 ドワルス・ドール・フラーンデレンでは、Team Visma | Lease a Bikeは3人いた。ティシュ・ベノート、マッテオ・ヨルゲルソンと3人でゴール前に。しかし、スプリントでEF Education-EasyPostのニールソン・ポーレスに敗れた。
今回はワウト・ファンアールト単独だったけれど、またしても2位。今シーズンの勝利が中々遠いのはもどかしい限りだ。




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