プリモッシュ・ログリッチのレースカレンダーに、なんとブエルタ・ア・エスパーニャが追加された。
すでにタデイ・ポガチャルもツール・ブエルタのダブルツールを明言している。
これにより、史上最強のスロベニア人同士の戦いがツールに続いて、長く見れることになる。
ブエルタはポガチャルで決まりかと思っていたけど、ログリッチが4連覇をかけて戦うことになると面白くなるのは間違いない。
ブエルタ4連覇にむけて
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2021年シーズンは、リエージュ~バストーニュ~エリージュ以降は長い調整期間を作っていた。理由については以下に記しているので参考までに。
2022年は、落車してリタイヤした クリテリウム・デュ・ドーフィネにも戻ってくる。そして、ツール・ド・フランス参戦だ。
ツールとは2年連続で、涙を飲む形となっており、今度こそベストな状態を保って最後まで走り続けたいはずだ。しかも、2021年シーズンは、実に浮き沈みの多いシーズンを過ごしている。
UAE Team Emiratesが補強により、チーム力を上げたとは言え、まだTeam Jumbo-Vismaのほうがメンバーは強力だ。
とくに、ヨナス・ヴィンゲゴーとダブルエースで望むので、場合によってはブエルタにシフトすることも可能だ。
現在のツールメンバーで発表済みは以下の通り
- ステファン・クライスヴァイク
- ワウト・ファンアールト
- ローハン・デニス
- セップ・クス
- プリモッシュ・ログリッチ
- ヨナス・ヴィンゲゴー
ツール制覇を狙うTeam Jumbo-Vismaのメンバーは強力過ぎる。更に二人のメンバーが追加されるが、これはシーズンを見ながら調子の良い選手を入れてくるかもしれない。
平地では、トニー・マルティンに変わってローハン・デニスが引く。山岳アシストの切り札にセップ・クスがいるし、ステファン・クライスヴァイクは第3の男にもなれる。
ただ、逆にブエルタはUAE Team Emiratesのほうが良いメンバーを揃えそうだ。
- ジョアン・アルメイダ
- ラファウ・マイカ
- マルク・ソレル
- ブランドン・マクナリティ
- パスカル・アッカーマン
- タデイ・ポガチャル
ジロでエースを務める、アルメイダが完全アシストに回る。更にモビスターのエースの一人だったマルク・ソレルが加わるのだから心強い。
ダブル制覇を狙うポガチャルの陣容は厚い。これは本当に楽しみな戦いとなりそうだ。
プリモッシュ・ログリッチのレーススケジュール
以下のうち、赤字はタデイ・ポガチャルと重なるレース。
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2月26日 ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ
- 2月27日 ラドロームクラシック
- 3月6日 パリ~ニース
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3月19日 ミラノ~サンレモ
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4月4日 イツリア・バスクカントリー
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4月20日 フレッシュ・ワロンヌ
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4月24日 リエージュ~バストーニュ~エリージュ
- 6月5日 クリテリウム・デュ・ドーフィネ
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7月1日 ツール・ド・フランス
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8月19日 ブエルタ・ア・エスパーニャ
シーズン序盤は違うスケジュールだけど、ミラノ~サンレモからは、同じレースを走ることになる。2021イツリア・バスクカントリーでは、二人が死闘を繰り広げており、序盤から二人の総合争いが見られることだろう。
ただ、序盤だからアシスト役として二人とも走るかもしれないけれど。
ブエルタで現在わかっているリーダーは
- Team Arkéa Samsic ナイロ・キンタナ
- Team Jumbo-Visma プリモッシュ・ログリッチ
- Movistar Team アレハンドロ・バルベルデ・エンリク・マス
- Quick-Step Alpha Vinyl Team レムコ・エヴェネプール
- UAE Team Emirates タデイ・ポガチャル
- Astana Qazaqstan Team ダビ・デラクルス
- Bahrain Victorious ジャック・ヘイグ
- BORA-hansgrohe セルヒオ・イギータ
レムコが、ログリッチ、ポガチャルと戦うシーンも見ものだ。TTでは互角以上の力があり、完全復活したレムコがどこまで、二人に迫るのか大変興味深い。
今年のブエルタは面白い戦いを見せて貰えそうだ。
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