2023 ツアー・オブ・ブリテン第5ステージ オラフ・コーイを止めろ!

ツアー・オブ・ブリテンの主催者がレースが平坦ステージが続くことについてツイートしている。

「一般に信じられていることに反して、地図にピンを刺して「そこにステージを作る」ということはできません。英国で自転車レースを開催することはかつてないほど困難になっています。過去 5 年間だけで、UCIレース日の約4分の1を失ったのには理由があります。

誰かが私たちにその機会を与えるために7桁（8桁近く）のかなりの額を与えたいなら、私たちはこれまでに実行されたことのないステージをたくさん用意しています」

つまり、開催にはスポンサーからの資金提供がないと難しいということだ。入場料とかが取れるスポーツでないので難しい問題となる。

 

第5ステージ  フェリックストー～フェリックストー   192.4km

 

第5ステージは、イングランドの東海岸のフェリックストーで行われる。 英国最大のコンテナ港を誇るフェリックストーでゴールとなる。

フィナーレは、最後の数キロの 2 つの直角カーブを除けば、真っ直ぐ進む。もう注目はオラフ・コーイの5連勝でツアー・オブ・ブリテンの連勝記録が更新されるかにある。

 

1. 3級山岳　Freston 　0.9km・3.1%
2. 3級山岳　エイトン　 Holbrook 　0.5km・3%
   
3. スプリントポイント　Hadleigh

 

スタート前

ハリー・タンフィールドは、また逃げてくるか。Soudal – Quick Stepのイーサン・バーノンと話している。

 

 

第5ステージスタート時の4賞ジャージ着用者は

• 総合　オラフ・コーイ　Jumbo-Visma
• ポイント賞　ダニー・ファンポッペル　BORA – hansgrohe
• 山岳賞　ジェームス・フーシェ　Bolton Equities Black Spoke
• 新人賞　キャスパー・ヴァン・ユーデン　Team dsm – firmenich

 

カメラが昨日の映像を映していて切り替わると始まっていた。今日は中々逃げが決まらない。

 

TDT-Unibet Cycling Teamのハリー・タンフィールドが仕掛けるが決まらない。

 

登りで7人が抜け出す。

 

中々決まらない。

 

残り185.9km。5人が抜け出した。昨年までLotto Soudalで走っていたカミル・マウッキも入っている。

 

集団では、BORA – hansgroheのライダーが道を間違えてしまう。

 

BORA – hansgroheのライダーが逃げに入ろうとすると、Jumbo-Vismaがチェックに入って逃げさせない。

 

Uno-X Pro Cycling Teamのラスムス・ティレルがアタックをかける。しかし、これは集団が逃がさない。

 

先頭のタイム差は11秒しかない。これは一旦捕まりそう。

 

集団が近づいてくる。

 

先頭集団は捕まってしまう。

 

3級山岳　Freston 　0.9km・3.1%

ここは山岳賞のジェームス・フーシェが1位通過。ニュージーランドロード王者に2回なっている。

1. ジェームス・フーシェ　Bolton Equities Black Spoke　4ポイント
2. マーク・ドノヴァン　Q36.5 Pro Cycling Team　3ポイント
3. アレックス・コールマン　Team Flanders – Baloise　2ポイント
4. トビアスハラン・ヨハンネンセン　Uno-X Pro Cycling Team　1ポイント

 

二人が抜け出す。

1. カラム・オーミストン　Global 6 Cycling
2. ジョセフ・ロスコフ　Q36.5 Pro Cycling Team

 

二人が集団を引き離す。

 

一人がジョイン。昨日も逃げていたアブラム・ストックマンだ。

1. カラム・オーミストン　Global 6 Cycling
2. ジョセフ・ロスコフ　Q36.5 Pro Cycling Team
3. アブラム・ストックマン　TDT-Unibet Cycling Team

 

2021年Team UKYOで走っていた小山が最後尾で走っている。

 

Uno-X Pro Cycling Teamが集団先頭で追っている。

 

3級山岳　エイトン　 Holbrook 　0.5km・3%

3級山岳を通過。

1. アブラム・ストックマン　TDT-Unibet Cycling Team　4ポイント
2. ジョセフ・ロスコフ　Q36.5 Pro Cycling Team　3ポイント
3. カラム・オーミストン　Global 6 Cycling　2ポイント

 

残り131.8kmで2分17秒差に。

 

スプリントポイント　Hadleigh

トップ通過はアブラム・ストックマン。

1. アブラム・ストックマン　TDT-Unibet Cycling Team　10ポイント
2. ジョセフ・ロスコフ　Q36.5 Pro Cycling Team　7ポイント
3. カラム・オーミストン　Global 6 Cycling　5ポイント

 

逃げに乗っているGlobal 6 Cyclingのカラム・オーミストンは2023ツール・ド・ルワンダ第5ステージで勝利している。

 

ジョセフ・ロスコフは、BMC racing、CCC Team、Human Powered Healthと所属。2016ツール・ド・リムザン総合優勝など、キャリア5勝をあげている。

 

残り57.1kmで1分4秒差に。

 

残り32.2kmで1分12秒差。集団牽引はJumbo-Vismaのヨス・ファンエムデン。Gree-Tour of Guangxiがキャリア最後のレースとなりそうだ。

 

先頭からGlobal 6 Cyclingのカラム・オーミストンが切れた。

 

カラム・オーミストンは、すぐに集団に吸収される。

 

残り16.1kmで21秒差に。

 

先頭はQ36.5 Pro Cycling Teamのジョセフ・ロスコフ単独となった。

 

おっと、左カーブで落車。

•  MEENS Johan (Bingoal WB)
•  WIRTGEN Tom (Global 6 Cycling)
•  FRETIN Milan (Team Flanders – Baloise)

 

残り8km。タイム差14秒で集団が迫ってくる。

 

残り5kmの看板の前で、ジョセフ・ロスコフは捕まってしまう。

 

残り4kmを切ってJumbo-Vismaが上がってきた。ワウト・ファンアールトはチームの3番手。

 

残り3.5kmでUno-X Pro Cycling Teamが先頭に。

 

残り2.7kmで再び、Jumbo-Vismaが上がってくる。

 

残り1.2kmでJumbo-Vismaが完璧なトレインを組んでいる。また、同じパターンか?

 

ワウト・ファンアールトがラスト1kmで先頭に。

 

おおっ、ワウトが加速!

 

あっと、カーブでワウト・ファンアールトがアタックだ!

 

ゴールは少しのぼっている。ワウトは一気に引き離している。

 

猛烈な加速だ。

 

集団は追いつかない。

 

この光景は昨年のツール・ド・フランスでも見たぞ!

 

ゴール前で56km/h。810Wという巨大なパワー!

 

きた～!

ワウト・ファンアールトの素晴らしい逃げ切り勝利。残り1kmからの胸のすくような加速でゴールをかっさらった。まさにワウトらしいカッコいい勝ち方だ。

ワウト・ファンアールトは、3秒差をつけてゴール。これで総合でもトップに躍り出た。オラフ・コーイの5連勝を阻んだのはチームメイトのワウト・ファンアールトだった。

これでJumbo-Vismaが5連勝となった。

 

リザルト

ワウト・ファンアールトのコメント

これはとても誇らしい勝利だ。ルートブックを見たときは冗談として始まったんだけど、その後、みんなが真剣に考え始めたんだ。もし誰かが反応すれば、プロトンはリボンに引き込まれ、オラフにはステージ優勝のチャンスが残されていたからね。

レースは退屈なこともある。後ろを振り返って大きな差がついているのを見たときは信じられなかった。これは僕にとって特別な勝利だ。このようなプランを立てるのはいつも難しいことだが、完璧に実行できた。

総合クラスでも、首位に立ちましたね。

これは、総合を視野に入れた大きな差だ。ここで獲得できるボーナスタイムはないので、リーダージャージを失うためには、次の数日で降ろされなければならない。これはとても良い状況だ。

 

5連勝を逃したオラフ・コーイのコメント

皆を驚かせようとしたが、成功した(笑)。

昨日の後、私たちはホテルの部屋でこの計画を立てた。自分たちに何ができるかは分かっていたが、これならうまくいくとも思っていた。これが成功してとてもうれしい。

ワウト・ファンアールトはあなたの勝利を奪ったことに何か言ってましたか?

いいえ、ここ数日彼が私を助けてくれてとても嬉しいですし、チームとしてまた勝てて嬉しい。

おそらく私にとっては明日になるかもしれないが、もしワウトがリードを持って勝てば、一般的な分類にとって重要になる可能性があることもわかっていた。

今週末はワウトのためのもので、明日はそれを見ることになるだろう。

 

第5ステージリザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞