2023 ツール・ド・ルワンダ第5ステージ クリス・フルームが独走を見せたが～!

ルワンダのステージは、2日目まではイーサン・バーノンが支配していたけれど、3日目からはリーダーが日替わりとなっている。

第5ステージでは、TotalEnergiesがレースをコントロールしないといけない。

6つの山岳ポイントがあり、ゴール前にも2級山岳があるので、そこからパンチャーが逃げだしそうだ。

 

第5ステージ    ルシジ～ルバブ　195.5km

 

6つの山岳ポイントの丘陵コース。20km以上の1級山岳ギシュワティの長い登りもあるけれど、平均勾配は2.8%と丘のような感じだ。

それでも、最後は集団も絞られていくはず。まだ総合の行方は決定することがないだろう。

 

1. スプリントポイント　Rugabano
2. 2級山岳　カデヘロ 2.5km・6.5%
3. 2級山岳　ハラマ 7.1km・3.3%
4. 1級山岳　ムゴネロ　4.2km・6.7%
5. スプリントポイント
6. 1級山岳　コンゴ ニル　11.2km・4.9%
7. 1級山岳　ギシュワティ　21.2km・2.8%
8. 2級山岳　ニャミョンバ 1.7km・6.6%

 

スタート前

レース前にインタビューを受けたクリス・フルームは、「毎日戦い続けるつもりだ。目標はツール・ド・フランスに向けてコンデションをあげていくことだ。」

 

ニュートラルスタート。

 

雨の予報があるルワンダ。降らないと良いのだけど。

 

集団はTotalEnergiesとBardiani-CSF-Faizanèが引いている。

 

イーサン・バーノンがアタック。

 

しかし、危ないライダーだから逃がさないだろう。

 

かなりリードを奪う。

 

だが、イーサン・バーノンは捕まってしまう。

 

早くもリーダーのトーマス・ボネットが遅れる。今日もリーダー交代は間違いない。

 

雨が降ってきた。

 

2級山岳　ハラマ 7.1km・3.3%

登りで集団は20人ほどに絞られている。

 

1級山岳　ムゴネロ　4.2km・6.7%

クリス・フルームが、残り105kmで単独のアタックにでた。

 

フルームもハンドルに腕を乗せて走っている。

 

すぐに、集団に45秒差をつけている。

 

フルームは快調だ。リードを奪っていく。

 

スプリントポイント

フルームは単独でスプリントポイントを通過。

 

さらに、残り95kmで集団と3分40秒差に。現在総合21位で1分8秒遅れなので、堂々のバーチャルリーダーだ。

 

スプリントポイント

フルームがスプリントポイントを通過。いつもの下を向いて走るスタイル。

 

1級山岳　コンゴ ニル　11.2km・4.9%

残り69kmで3分15秒差。いいペースだ。

 

追走は変わらず24人。

 

あら～、パンクしたけど、チームサポートカーがいない。Rovalのホイールをつけているぞ。これは～。

 

しかも、手間取っていてフルームは待つしかない。

 

フルームもアドバイスする。これで大きなタイムロス。

 

1級山岳を1位通過。残り55kmでタイムは1分20秒に縮まった。

1. クリス・フルーム　Israel – Premier Tech
2. Matteo Badilatti　Q36.5 Pro Cycling Team
3. Alex Tolio　Green Project-Bardiani CSF-Faizanè

 

集団からEuskaltel – Euskadiのミケル・イトゥリアが迫る。残り45kmでフルームまで35秒と迫っている。これは合流は間違いなしだ。

 

フルームは、追いつかれた時についていけるだろうか。集団までは1分30秒ある。

 

1級山岳　ギシュワティ　21.2km・2.8%

集団はジワジワとフルームを追い詰める。

 

フルームは、ホイールを交換していると、集団に抜かれてしまう。これは不運だ。

 

ようやく、交換が終わり再スタート。2度もホイールを交換してしまうとは。

 

ミケル・イトゥリアが、フルームを抜いてトップにたった。

 

フルームは、なんとか集団に追いつく。

 

フルームは前に移動。

 

3人が前にでて、ミケル・イトゥリアを抜いていく。

1. マテオ・ベルシュ　TotalEnergies
2. MAIN Kent (South Africa)
3. ミケル・ビズカーラ　Euskaltel – Euskadi

 

フルームは、集団から脱落した。下りで落車もしている。2018ジロ・デ・イタリアの再現とはならなかった。

 

集団は、3人を捕まえて、再び集団に。

 

2級山岳　ニャミョンバ 1.7km・6.6%

最後の登りで、集団からアタックが。

 

South Africa選抜のカラム・オーミストンだ。

 

後続は、Euskaltel – Euskadiのミケル・ビスカーラが40秒差で追っている。ゴールまであと、5kmだ。

 

完全に抜け出した。

 

登りを越えて単独でゴールへ。

 

後ろを確認する。

 

カラム・オーミストンが単独で帰ってきた。だが、後ろにいるぞ。

 

集団も追いこんでくる。

 

だが、カラム・オーミストンが、そのまま単独でゴール!

なんと、コンチネルタルチームのライダーが勝利だ。普段はGlobal 6 Cyclingで走る23歳の南アフリカ人。

リーダーは、ステージ4位となった、Soudal – Quick-Step Devo Teamのレカーフ・ウィリアム・ジュニアとなった。

 

リザルト

カラム・オーミストンのコメント

ベストなタイミングでアタックをかけることができた。それからはフルガスで走った。これは、初めての勝利でとても、とても嬉しい。

 

第5ステージリザルト

総合

山岳賞

新人賞