スーパープレスティージュ2021-2022第6戦ヒュースデン=ゾルダーでは、シクロクロス3強対決となった。
前日のワールドカップ第13戦デンデルモンデでは、今シーズンの初シクロで2位となったマチュー・ファンデルプール。
当然、ヒュースデン=ゾルダーでも良い走りが期待されたのだけど。しかし、結果は7周目でリタイヤ。マチュー・ファンデルプールがシクロクロスでリタイヤするなんて、久々のことだ。
突然の遅れ
Herbeleef hier de triomftocht van @WoutvanAert in Heusden-Zolder!🔥In het klassement breidt @IserbytEli zijn voorsprong uit. 👏 #SPHeusdenZolder #Superprestige2022 pic.twitter.com/5bRY32MnbN
— SuperprestigeCX (@SuperprestigeCX) December 27, 2021
マチュー・ファンデルプールはスタートは3列目で後ろから。当然スタートダッシュも出来ず、13番手当たりでフィールドへ。
その後、少しずつ順位を上げて2周目で4番手まであがる。そして、3周目のフニッシュラインの舗装区間で一気に2番手に。
この時には、すでにワウト・ファンアールトは単独でトップに立っていた。
不可解なのは、4周目に入るストーレートの所で、突然マチュー・ファンデルプールが遅れている姿が映し出されたこと。
前を走る、トム・ピドコック、エリ・イーゼルビットも突然遅れたマチュー・ファンデルプールを振り返っていた。
この後、単独になってしまったマチューは、後続のティム・メルリエのいる10位グループにも追いつかれてしまう。
❌ Opgave Mathieu van der Poel na een valpartij. #SPHeusdenZolder #Superprestige2022 pic.twitter.com/3RcwT88ljA
— SuperprestigeCX (@SuperprestigeCX) December 27, 2021
その後、2分以上の差がついた所で、マチュー・ファンデルプールはリタイヤ。当然本人のコメントはなく、すぐに帰宅した。
Alpecin-Fenixからの声明では、「ただの悪い日」という報告しかない。
マチューの父親、アンドリュー・ファンデルプールが息子がリタイヤしたことについて触れている。
普段はうまく説明できるのだが、今は自分でもわからない。
とても調子は良いと思っていたのに、急にそれがなくなった。どうしたのか?
見当もつかない。クロスが完了するまで、私は装備ポストの中で待機していた。キャンピングカーに着くと、マチューはすでに家に帰る途中だった。本人が落ちてないって言っているけど、多分落ちたんだろう。
膝はだいぶ良くなっていた。背中に少し問題があるが、普段のマチューなら対処できる。
リスクを取りたくなかっただけかもしれない。たぶん彼はチャンスを逃したくなかったのだろう。これ以上続ける意味はない。
表彰台にも、立てないならば走る意味もなかったということだろうか。落車がなければ、変わっていたでしょうね。
結果とスケジュール
- 12月4日:ボーム(スーパープレスティージュ第5戦)ワウト・ファンアールト優勝
- 12月5日:アントウェルペン(ワールドカップ第9戦)中止
- 12月11日:エッセン(Ethias Cross)ワウト・ファンアールト優勝
- 12月12日:ヴァル・ディ・ソーレ(ワールドカップ第10戦)ワウト・ファンアールト優勝
- 12月18日 : ルッフェン(ワールドカップ第11戦)観客なし トム・ピドコック優勝
- 12月19日 : ナミュール(ワールドカップ第12戦)マイケル・ファントーレンハウト優勝
- 12月26日:デンデルモンデ(ワールドカップ第13戦)ワウト・ファンアールト優勝
- 12月27日:ヒュースデン=ゾルダー(スーパープレスティージュ第6戦)ワウト・ファンアールト優勝
- 12月29日:ディーゲム(スーパープレスティージュ第7戦)中止
- 12月30日:ロエンハウト(X2Oトロフェー)マチュー、ワウト、ピドコック
- 1月1日:バール(X2Oトロフェー)ワウト、ピドコック
- 1月2日:フルスト(ワールドカップ第14戦)マチュー、ワウト、ピドコック
- 1月5日:ヘーレンタルス(X2Oトロフェー)ワウト
- 1月9日:ザルトボメル(オランダ選手権)マチュー
- 1月9日:ミッデルケルケ(ベルギー選手権)ワウト
- 1月22日 : ハンメ(X2Oトロフェー)マチュー、ピドコック
- 1月23日 : ホーヘルハイデ (ワールドカップ第15戦)マチュー、ピドコック
- 1月30日 : フェイエットビル(世界選手権) マチュー、ピドコック
12月30日には、再び3人が揃って参戦する。ここでもマチューが遅れるということはないだろう。世界選手権までは5週間あり、少しずつ調子を上げていくはずだ。
やはり、12日もバイクに乗れていないのは大きい。ベースを維持出来る力が戻るには相応の時間が必要ということだろう。
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