コロナ対策の強化は、シクロクロス界に影響を与え続けている。
12月5日のワールドカップ第8戦アントウェルペンに続いて、12月29日にディーゲムで開催されるスーパープレスティージュ第6戦ディーゲムも、中止となってしまった。
ベルギーでは、コロナ対策が厳しくなっている。ベルギー国内のシクロクロスは全てが危険にさらされていると言っても良い。
1月9日の、ベルギー選手権も危ないと噂されており主催者は戦々恐々としている。
スーパープレスティージュ第6戦ディーゲム中止
Geen @Max33Verstappen op het circuit van Heusen-Zolder volgende week, maar wel @WoutvanAert, @mathieuvdpoel en @Tompid. 😍 Kom alvast in de ‘racesfeer’ met deze beelden van vorig jaar 🏎💨 #Superprestige2022 #SPHeusdenZolder pic.twitter.com/G1A9ZlaTFm
— SuperprestigeCX (@SuperprestigeCX) December 22, 2021
ディーゲムでのシクロクロスは、12月初旬、まだゴーサインが出ていたが、より厳しいコロナ対策のために続行が出来なくなった。
イブニングクロスでは一般の人は入場できないが、コースは村の中心を通り、2軒のパブを通る。そのため、コースを閉鎖することは不可能と判断された。
スーパープレスティージュの主催者は、市長と相談した結果、タオルを投げることに。安全委員会は、シクロクロスが実施できないことを決定。
サーキットの近くには1,750人が住んでおり、彼らの出入りを禁止することはできない。
昨年もこのレースが中止になった主催者にとっては、大変なことだ。
昨年は、もっと早くから中止がわかっていた。しかし、今年は違う。サーキットは建設され、すべての準備は整っていたのだ。
シクロクロスの場合には、観客の入場料をレース運営費に充てている。これが、全くなくなるのだから厳しい。
ディーゲムでは、3強が揃うはずだったので、とても残念なことだ。
ここまでのシクロクロス結果とスケジュール
- 12月4日:ボーム(スーパープレスティージュ第5戦)ワウト・ファンアールト優勝
- 12月5日:アントウェルペン(ワールドカップ第9戦)中止
- 12月11日:エッセン(Ethias Cross)ワウト・ファンアールト優勝
- 12月12日:ヴァル・ディ・ソーレ(ワールドカップ第10戦)ワウト・ファンアールト優勝
- 12月18日 : ルッフェン(ワールドカップ第11戦)観客なし トム・ピドコック優勝
- 12月19日 : ナミュール(ワールドカップ第12戦)マイケル・ファントーレンハウト優勝
- 12月26日:デンデルモンデ(ワールドカップ第13戦)マチュー、ワウト、ピドコック
- 12月27日:ヒュースデン=ゾルダー(スーパープレスティージュ第6戦)マチュー、ワウト、ピドコック
- 12月29日:ディーゲム(スーパープレスティージュ第7戦)中止
- 12月30日:ロエンハウト(X2Oトロフェー第3戦)マチュー、ワウト、ピドコック
- 1月1日:バール(X2Oトロフェー第4戦)ワウト、ピドコック
- 1月2日:フルスト(ワールドカップ第14戦)マチュー、ワウト、ピドコック
- 1月5日:ヘーレンタルス(X2Oトロフェー第5戦)ワウト
- 1月9日:ザルトボメル(オランダ選手権)マチュー
- 1月9日:ミッデルケルケ(ベルギー選手権)ワウト
- 1月22日 : ハンメ(X2Oトロフェー第6戦)マチュー、ピドコック
- 1月23日 : ホーヘルハイデ (ワールドカップ第15戦)マチュー、ピドコック
- 1月30日 : フェイエットビル(世界選手権) マチュー、ピドコック
オランダもベルギーもコロナ対策が厳しくなっているので、今後のシクロクロスも開催が危うくなっている。
追記
ミッデルケルケのベルギー選手権は、観客なしで開催されることが決定した。
さらに、X20トロフィーのロエンハウト(12/30)、バール(1/1)、ヘーレンタルス(1/5)、ハメ(1/22)も観客なしで開催となる。
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