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タデイ・ポガチャルは来年もリムブレーキモデルを使用する理由とは?

海外情報
Photo credit: Glory Cycles on VisualHunt
この記事は約4分で読めます。

イネオスは、来シーズンからディスクブレーキに完全に切り替える。

これで、ワールドチームの全てがディスクブレーキを使用する。

だが、ツール2連覇を飾った、タデイ・ポガチャルは来シーズンもリムブレーキとディスクブレーキを併用してレースをするという。

タデイ・ポガチャルは、何故来シーズンもリムブレーキを使用するのだろうか?

 

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ディスクと併用

イル・ロンバルディアではリムブレーキで勝利
 
 
 
 
 
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タデイ・ポガチャルは、リムブレーキを搭載したコルナゴV3Rsを使用して、イル・ロンバルディアを走り見事に勝利した。

 

だが、その数日前のトレ・ヴァリ・ヴァレジーヌでは雨の中逃げに乗って走り続けた。この時には、ディスクブレーキを使っている。

 

 

タデイ・ポガチャルは、春のリエージュ〜バストーニュ〜リエージュの時にはディスクブレーキを使用して勝利。

だが、ツール・ド・フランスではディスクブレーキとリムブレーキを併用していた。第17・18ステージの重要な山岳ではリムブレーキを使用。

また、東京オリンピックではリムブレーキ、世界選手権ではディスクブレーキを使用。

見事に使い分けている。シーズン中にリムブレーキとディスクブレーキを併用するライダーはいない。ポガチャルはチーム、スボンサーからの提供がディスクだけとなる中、自由に選べている。

 

リムブレーキを使用する理由

これまでは、重量だけで使い分けていると推測されていたが、その点についてタデイ・ポガチャル自身が語っているので聞いてみよう。

 

登りでは、ワット/キログラムの強度と重量の比率が物事を決定するので、重量は重要だ。自分はプロトンで最軽量のライダーではないので、重量は特に重要なんだ。

約300gの重量差はかなり大きい。私は細部に焦点を当てている。それがDMTのレースアップシューズを選ぶ理由の1つとなっている。

2019年のブエルタだと、私はそれらを使用している唯一のライダーだったが、今ではもっと多くのライダーがそれらを使用している。それは超軽量だ。

 

やはり、タデイ・ポガチャルがリムブレーキを使用するのは重量のためだった。どうしてもリムブレーキモデルとの300gの差が大きいと考えている。

シューズにはついては以下で紹介。

現在は、DTMの公式サイトによると、DTM KRSLを使っている。重量は42サイズで205gと軽量だ。

ただ、ポガチャルの場合、特別にカスタマイズされて、更に軽量になっていることも考えられる。

 

ポガチャルは、ディスクブレーキとリムブレーキを切り替えても問題がないかと聞かれると

 

ディスクブレーキとリムブレーキの両方を使用できてうれしい。フィナーレで2回の急な上り坂があったため、イル・ロンバルディアでリムブレーキを選択した。

最初から攻撃を仕掛けるつもりだった。軽量ホイールが重要であり、それらはリムブレーキが最も軽い。

天候はブレーキの選択にあまり影響しない。雨の中でも両方に満足している。私にとって、それはすべて重量だ。

 

タデイ・ポガチャルは176cmで66kg。クライマー体形ではない。TTも速いポガチャルは筋肉の量も多い。UCIの規定6.8kgのギリギリまで重量を削りたいのは、全て登りで勝つために必要なことだ。

天候が関係ないということは、リムブレーキでも満足しているということ。

来シーズンも、タデイ・ポガチャルはリムブレーキを使い勝利するだろう。リムブレーキ派にとっては嬉しいニュースでもある。

ただ、ディスクブレーキモデルでもリムブレーキと変わらない重量となった時には、話は変わってきそうだ。

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