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クリス・フルームが代表してブエルタのタイムギャップルールに抗議

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Photo by Clem Onojeghuo on Unsplash
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ブエルタの第10ステージでは、ゴール後に各ライダーのゴール時間が変わってしまう。

これによりプリモシュ・ログリッチがリチャル・カラパスと同タイムでマイヨ・ロホとなったのだが、これはブエルタの主催者が勝手にルールを変更したためだった。

これに対して、クリス・フルームがプロトンを代表してレース主催者に抗議している。

 

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タイムギャップルール

 

UCI規則では、「バンチスプリントで終了することが予想される」ステージでは、グループ間に3秒以上のギャップがある場合にタイムギャップがカウントされるルールとなっている。

安全のために数年前から実装されたルールだ。

1.5 km、5.9%の上昇で終了したステージ10は、このルールの対象だったが、ルールは後で1秒のギャップに変更された。

 

ライダーたちは、第11ステージを開始するとき、スタートラインに留まった。

クリス・フルームは、ロールアウトの前でバイクを降り、レースディレクターのハビエル・ギレンを含むレース管理者と、距離を置いてしっかりとした率直な議論を行う。

 

フルームが喋った内容は

レースの組織については申し訳ありませんが、ライダーが決定を下した。

今ジャージを交換しますか? それがレースを変えたからだ。ユンボがジャージをもっているならば、彼らがコントロールする必要がある。

イネオスが持っているならば、コントロールする必要がある。だからそれはレース全体を変える。

タイムギャップを管理するレース前の規則がコミセールによって変更されたのは許せるものではない。

フルームはここで、決めてくれと迫ったがハビエル・ギレンはレース後にして欲しいと言っている。

 

主催者側の言い分

当初、大人数のスプリントで終了すると予想されていた。だが、実際は、上り坂のプロファイルと、スプリントの束の仕上げがなかったこと。

該当するプロトコルの条項5(UCIコミセールパネルの会長が状況を必要に応じて解釈し、例外を実装できるようにする)がレース後に適用。

したがって、タイムギャップの計算は、1.2.017条に従って、ライダー間の標準1秒に維持された、と言うもの。

 

他のライダーは周りに集まり、MovistarとJumbo-Vismaもこの問題について話し合った。

約10分の遅れの後、集団は移動。3 kmのニュートラルゾーンを通過する間、フルームはハビエル・ギレンと話し続け、フルームは「レース後にルールを変更した」とはっきりと聞いている。

これは許されるものではないだろう。EF Pro cyclingも第10ステージの後に規則の変更について公式の苦情を申し立ている。

EF Pro cyclingのヒュー・カーシーは10秒も失うことになっている。最初からわかっていれば、誰もがギャップが生じないように走るはずだ。

 

ゲラント・トーマスも支持

 

フルームのチームメイトであるゲラント・トーマスは、ライダーの行動を称賛するためにツイッターで投稿。

私が言いたいのは、プロサイクリングはライダーなしでは何もない。しかし、大きな決定はすべてスーツによってなされ、我々は最後に知ることになる。

我々が発言権を持たない最大の理由は、我々がペロトンとして団結していないからだ。

トーマスは、ブエルタでプロトンが団結しているのを見るのは良いことだとも言っている。声を上げなければならない時には一致団結しないといけない。

 

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