2019年ジロ・デ・イタリア山岳賞を獲得し、ツール・ド・フランスでもマイヨジョーヌに袖を通したジュリオ・チッコーネ(Trek – Segafredo)。
2019年はワールドツアーデビュー1年目で、一躍トツプスターの仲間入りを果たし、2020年は飛躍が期待された。
だが、2020年シーズンは、彼にとってあまり良い年ではなかった。ジュリオ・チッコーネは失意の1年を乗り越えて、2021年シーズンは彼自身の力を試す年になりそうだ。
失意の1年
この投稿をInstagramで見る
ジュリオ・チッコーネの2020年シーズンは納得のいく走りが出来ていないだろう。シーズン開始のレース、イタリアのトロフェオ・ライグエーリアでは見事な独走でスタートした。
続くUAEツアーを総合19位で終えたが、その後、コロナになり自宅でエベレストチャレンジしたり、2020のマイヨ・ジョーヌをコロナのために寄付したりしている。
再開後にイル・ロンバルディアでは、チームメイトのヴィンチェンツォ・ニバリ、バウケ・モレモと協力して5位で走り終えた。
だが、この順位がレース再開以降の最高順位となってしまう。
目標だったジロ・デ・イタリア前にコロナにかかってしまい、ジロには出場出来たが個人TTの前に、気管支炎の症状を起こしてリタイヤ。
納得いかないままにシーズンを終えてしまった。
ただ、シーズンオフにジュリオ・チッコーネは、長年の課題だった鼻中隔形成術の手術を受けている。
詳しくは以下を参考にどうぞ。
これで、長年の問題もクリアーでき2021年は、自分自身の力を示す時がきたと言って良い。
2021シーズンのスケジュール
まず、ジュリオ・チッコーネの暫定スケジュールを見てみよう。
今年もチッコーネはジロに出場する。ここでは主にヴィチェンツァ・ニバリとバウケ・モレマのサポートに当たるだろう。
ジロについて、ジュリオ・チッコーネは
まだ終わらせることがあるので、ジロに戻ってうれしい。昨年、私は肉体的にも精神的にも自分自身を傷つけた。私の願いはジロに戻ることだった。
2週間以上静止してからジロにいることは勇気の試練だった。特に足がまだ良くなかった初期の頃は、気分は高く、私は改善するだろうと思っていた。
Roccarasoのように、良い感覚を見つけ、いくつかの良い走りが出来た日もあった。私は再び競争できることを知っていた。しかし、健康上の問題があるとき、それについて何もすることができず、競争することができない。
いくらやる気があっても、身体が万全でないと良い走りは出来ない。やり残したことを今シーズンはジロでやらなければならない。
そして、ブエルタではついにリーダーとして参戦する。これについては
私には素晴らしい参考とするレースがない。今のところ、山岳でレースした2019年を考えている。
ツールでは、2週目の初めまでトップ5に留まった。目標はトップ5に入ること。さらにトップ10にはいれれば、それでも同じように良い結果が得られる。
ジュリオ・チッコーネのブエルタでの目標はベスト5だ。これには、TTの強化をしないと難しいだろう。これがクリアー出来れば不可能な順位ではないと思う。
鼻の問題もクリアーしており、睡眠も良好に取れるようになったと言っているので期待して良いのではないかな。
コメント