ツール・ド・レン第2ステージは、最後は登りゴール。
ドラマが起こるとは思っていたけれど、まさかイネオスの崩壊を見ることになろうとは。
まあ、メンバーを見てアシストの力が違うのは分かっていたけれど、ここまで差がつくとは思わなった。
Stage 2 » Lagnieu › Lélex Monts-Jura (140.5k)
スタートして30km地点には、最初の3級山岳が現れる。12.5kmで4.1%の勾配はアップがわりだが、その後もアップダウンが続く。
最後まで残るのは難しいコースで、総合勢で最後に残るライダーが注目された。前日総合2位になったプリモシュ・ログリッチをいかにTeam Jumbo-Vismaが守るかだったが。
今回逃げたメンバーは、ワールドツアーチームだけで構成
- Nils Politt(Israel Start-Up Nation)
- Simon Gugliemi(Groupama – FDJ )
- Joey Rosskopf(CCC Team )
- Julien Bernard(Trek-Segafredo)
- Jaakko Hänninen(AG2R Citroën Team )
ニルス・ポリッツは今回逃げにのっている。すでに総合で遅れているので問題ない。
BORAに移籍するが、何か今後のレースで結果が欲しいところ。
ニルス・ポリッツは一度、切れたが再度先頭に復帰。
最後に切れる時には、自分で首を切るポーズでカメラに合図してくれた。その時のショットが取れなくて残念。
最後まで頑張った、ヤーコ・ハンニネン(AG2R Citroën Team )も、高速 Jumbo-Visma列車に飲み込まれてしまう。
今日の Jumbo-Vismaは先頭を固めて引きまくっている。
ゴール手前30kmから始まる2級山岳でJumbo-Vismaが強烈な引きで集団を崩壊させてしまった。
ロベルト・ヘーシンクの引きはイネオスも破壊。ゲラント・トーマスもラスト25kmで遅れてしまい残ったのはベルナルのみ。
残り、23キロ付近のショットだが、 Jumbo-Vismaは3人残している。
- ステェファン・クライスヴァイク
- プリモシュ・ログリッチ
- エガン・ベルナル
- ナイロ・キンタナ
- ジョージ・ベネット
- バウケ・モレマ
下りで、20秒差をジョナタン・カストロビエホが詰めて先頭集団に復帰。この時、ヴァレリオ・コンチ(UAE-Team Emirates)も一緒についてきた。
残り12kmでステェファン・クライスヴァイクがアタック。イネオスは復帰したジョナタン・カストロビエホが先頭を引くが、17秒まで差が開く。
ジョナタン・カストロビエホが脱落すると、ステェファン・クライスヴァイクは集団に戻る。見事に作戦成功だ。
今度は、ジョージ・ベネットが先頭を引く。この時点でJumbo-Vismaはまだ3人。ラスト2kmを切ってジョージ・ベネットが切れても、今度はステェファン・クライスヴァイクが前を引く。
ベルナルは後ろのプリモシュ・ログリッチを警戒しながら、アタックのタイミングを伺うが勾配が緩くては、どこから行っても反応されるだろう。
最後は、ベルナルのスプリントに合わせたログリッチェが余裕で勝利!
このレースではJumbo-Vismaが圧倒的だったが、明日の最終ステージでもイネオスのアシストが残れないようならば、最初の勝負はJumbo-Vismaの勝ちとなる。
明日もベルナルしか残れないならば、イネオスのリーダーは一人だけとなるかもしれない。トーマスは立て直しが出来るのか?
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