今年のツール・ド・フランスは、タデイ・ポガチャルとヨナス・ヴィンゲゴーの2大巨頭による頂上決戦に大きな注目が集まっている。
しかし、その牙城を脅かすかもしれない第3の男として、19歳の超新星ポール・セイシャス(Decathlon AG2R La Mondiale Team)が名乗りを上げた。
今シーズンすでに数々のビッグレースで歴史的な快進撃を見せている彼は、ツール本番に向けたピレネー山脈でのコース試走を実施。
そこでレニー・マルティネス(Bahrain Victorious)が保持していたツールマレー峠のKOMを大幅に更新し、圧倒的な登坂力を見せつけた。
ポガチャルとヴィンゲゴーの2強に割って入るか
春のクラシックで圧倒的な強さを見せたポガチャルと、ジロ・デ・イタリアで圧勝したヴィンゲゴーの2大巨頭によるツール・ド・フランスでの対決に大きな注目が集まっている。
両者が怪我や病気なく、万全の状態でツールに臨むのは2022年以来となりそうだ。評論家はヨナス・ヴィンゲゴーが十分にタデイ・ポガチャルに対抗できると言っているが、果たして。
しかし、約5週間後にバルセロナで開幕する今年のツールにおいて、注目すべき第3の男が存在する。フランス国民の41年間の期待を背負い、ツールデビューを果たす19歳のポール・セイシャスだ。
今シーズンのポール・セイシャスは、10代の選手として歴史的な快進撃を続けている。
イツリア・バスクカントリーとフレッシュ・ワロンヌで勝利を収め、ストラーデ・ビアンケとリエージュ〜バストーニュ〜リエージュではタデイ・ポガチャルに次ぐ2位に入った。
今週末には、昨年プロとして総合トップ10入りを果たしたツール・オーヴェルニュ=ローヌ=アルプに出場し、ツールに向けて状態を整える予定だ。
ツール・オーヴェルニュ=ローヌ=アルプに先立ち、Decathlon AG2R La Mondiale Teamのチームメイトとともに高地トレーニングとステージの試走を行った。
彼らが確認したのは、今年のツール・ド・フランス第6ステージのルートだ。
アスパン峠とツールマレー峠を越え、ガヴァルニー=ジェードルでフィニッシュする、今大会において重要なピレネー山脈のステージとなる。
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この試走において、ポール・セイシャスは驚異的な記録を打ち立てた。
プロトンが実際に通過するリュズ=サン=ソヴール側からのツールマレー峠の登りのStravaセグメントにおいて、25分25秒を記録。
Bahrain Victoriousのレニー・マルティネスが保持していたこれまでのKOMを35秒も更新したのだ。
この日行われた90kmのピレネーでのライド中、彼はさらに4つの登り区間でKOMを獲得している。7月の頂上決戦に向け、19歳の若き才能は完璧な仕上がりを見せている。
まあ、実際のレースではレニー・マルティネス以上のクライマーが、更に長い登りで戦う。今回のセグメントは一部なので、レースでのスピードはどうなるかは、わからない。
ただ、この3人が戦う姿が今年のツールで見られるのは最高だ。ベストの状態で3人が望んで貰いたい。






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