10月に引退を発表していたジョフリー・ブシャール(Decathlon AG2R La Mondiale Team)が、わずか1か月で引退を撤回。
TotalEnergiesと1年契約を結んだ。
2026年末までの1年契約
この投稿をInstagramで見る
ジョフリー・ブシャールは、遅咲きのライダーで、AG2Rチームに所属したのは2018年末、26歳のときだった。このクライマーは、特にフランス・サーキットで有望な結果を残し、輝かしいチームへの道を切り開いた。トレーニング期間の後、彼の夢は実現した。
ブシャールは高く評価されるライダーとなり、特にビッグツールで何度もレースアタッカーとして頭角を現した。
2019 ブエルタ・ア・エスパーニャでは、3週間にわたる数え切れないほどのアタックの末に山岳ジャージを持って帰郷することを許され、一躍注目を浴びる存在となった。
2年後の2021 ジロ・デ・イタリアでもまったく同じことをやってのけたのだから。
ジェフリー・ブシャールは、2021ジロ・デ・イタリア第9ステージで、ゴール手前400mでエガン・ベルナルに抜かれている。
この数年、スポーツのハイライトは他にもあった。たとえば2022 ツール・ド・アルプスでプロとして初にして唯一の勝利を挙げた。
この時実に30歳だった。2年前の2023 ツール・ド・オマーンでは総合3位で表彰台に上った。
しかし近年、肉体的な災難に見舞われることも多くなった。2022 ツール・ド・フランスでは、肋骨骨折して途中棄権。
2025 ジロ・デ・イタリアの開幕ステージでミケル・ランダと共に、激しいクラッシュに見舞われ、複数の骨折を負った。さらに2025 ツール・ド・ルクセンブルクで鎖骨骨折したのが最後のレースとなってしまった。
10月には引退を表明していたけれど、今回TotalEnergiesとの契約で1年走ることになる。すでにナント大学病院で身体検査にも合格。チームと12月に合流する。
ジョフリー・ブシャールのコメント
これは私が長く記憶に残る出来事です。チームが私に対して示してくれた配慮に感動した。年末に現役引退の準備を進めていた私は、この機会をすぐに理解した。
チームとの話し合いは実に有意義で、攻撃的で気兼ねのない、自分にぴったりのチームで、トップレベルのサイクリングを続けることを決意した。
準備に時間を無駄にしないよう、すぐに合意に至った。12月の合宿で皆に会えるのが楽しみだ。





コメント