ロードバイクの情報を発信しています!

UAE Team Emirates – XRGのジョアン・アルメイダが契約延長となりチームは盤石の体制に

海外情報
Image credit: chan
この記事は約4分で読めます。

2025年シーズン、キャリアハイの成績をあげたUAE Team Emirates – XRGのジョアン・アルメイダ。

チームはこの安定した総合ライダーを離すはずもない。2028年まで契約を3年延長した。

 

スポンサーリンク

2028年末までの3年契約

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

UAE Team Emirates🇦🇪(@uae_team_emirates)がシェアした投稿

 

2025年シーズンのジョアン・アルメイダは非常に安定していた。シーズン成績を見てみると

  • ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ 総合2位
  • ヴォルタ・アン・アルガルヴェ 総合2位
  • パリ~ニース 第4ステージ優勝・総合6位
  • イツリア・バスクカントリー 第4・6ステージ優勝・総合優勝
  • ツール・ド・ロマンディ 総合優勝
  • ツール・ド・スイス 第4・7・8ステージ優勝・総合優勝
  • ブエルタ・ア・エスパーニャ 第13ステージ優勝総合2位

 

ブラッドリー・ウィギンス(2012年)以来、自転車競技の「ビッグ7」ステージレースのうち3つを同一シーズンに制覇した初の選手となっている。

 

イツリア・バスクカントリー、ツール・ド・ロマンディ、ツール・ド・スイスを同一年で制覇したライダーということだ。

さらに、ツール・ド・ロマンディとツール・ド・スイスを同一年に制覇した初の外国人ライダー。特にツール・ド・スイスでは第1ステージの3分12秒差を最終個人タイムトライヤルで見事に逆転している。

 

アルメイダは、2022 ジロ・デ・イタリア 総合4位の時に、コロナでリタイヤしている。これと同じことが、昨年の2024 ブエルタでも起こってしまった。

そして、2025 ツール・ド・フランスでも不幸が襲う。第7ステージの大落車で合併症のない左側肋骨骨折と、身体に深い擦り傷があることが確認された。

 

それでも第9ステージまで2日間骨折したまま走った。不屈の闘志だったけれど、すでに集団についていけない状態ではレースを続行する意味もない。失意のリタイヤとなってしまった。2大会連続のグランツールリタイヤとなってしまった。

骨折から復帰したブエルタ・ア・エスパーニャでは、第13ステージの魔の山アングリルで、ヨナス・ヴィンゲゴーを破る走りをみせステージ優勝。

 

第17ステージの個人タイムトライヤルで逆転を狙いたかったところだが、27.2kmから12.2kmに短縮。ヨナス・ヴィンゲゴーとのタイム差を10秒縮めるのにとどまった。この時で総合のタイム差は40秒。

だが、その後もデモの関係でコースは短縮が相次ぎジョアン・アルメイダに逆転出来るチャンスは訪れなかった。

死力をつくした第20ステージでは、ヨナス・ヴィンゲゴーの逆襲にあい一発逆転とはならなかった。それでも、タデイ・ポガチャル以外でヨナス・ヴィンゲゴーに肉薄する初めてのライダーとなっている。

2023 ジロ・デ・イタリア総合3位を上回る、自身にとってグランツールでの最高の総合順位を獲得している。

2028年までチームに滞在ということで、タデイ・ポガチャルと共にツール・ド・フランスで表彰台に立つことも実現するかもしれない。

 

ジョアン・アルメイダのコメント

UAE Team Emirates – XRGと共に歩みを進められることを心から嬉しく思う。このチームでは最初から居心地の良さを感じてきた。環境、プロ意識、そしてチームが私に与えてくれた信頼が、全てより良いライダーへと成長させてくれた。

過去数シーズン、私たちは共に大きな成果を上げてきたが、まだまだ可能性は広がっていると感じている。

契約延長は、それらの目標に向けて着実に前進するための確信と安定感を与えてくれる。素晴らしいチームメイトとスタッフが周りにいて、これから待ち受ける挑戦に非常に意欲的だ。

共に力を合わせれば、世界最高峰のレースで勝利を掴み続けることができると確信している。

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました