ツアー・オブ・ブリテン第5ステージで落車したスティーブン・カミンググスの様子がわかったので報告。
リバプールの脳神経外科で徹底的な診断を受け、胸椎の4つの椎骨を骨折したことが判明。背骨の骨ですから重症ですが、すでに退院している。
幸いなことに、それ以上の神経学的損傷は発生してなくて、手術は必要ないとのこと。
一安心ですが、完全に回復するにはシーズン終了までレースには参加できなくなってしまった。
今シーズンの最後のレースとなるかも
#OVOToB 🇬🇧 STAGE FIVE | KM130 🚲
Crash! Local lad @StevoCummings is down!
The race doctors are quickly in attendance; we’ll see if he’s able to continue his home stage 🤞 pic.twitter.com/oeajhjAZSO
— Tour of Britain 🇬🇧 (@TourofBritain) September 11, 2019
チームの発表は、スティーヴン・カミングスの契約が今シーズン限りとなっていることに重要な意味を追加してしまった。
別のチームとの新たな契約がなければ、プロとして最後のレースになった可能性もある。
カミングスはクラッシュの前日に、 2020年にもう1シーズン、Dimension Dataでレースをしたいと考えていると語っていた。
だが、契約更新の話がなければ、プロのサイクリングキャリアが終わったことを受け入れ、人生の次の段階に前進するだろうとも語っていた。
🏥Medical Update: Steve Cummings
Unfortunately following his crash at the @TourofBritain it’s been confirmed that @StevoCummings sustained fractured vertebrae and won’t race for the rest of the season.
Get well soon, Stevo!
✍️Full details: https://t.co/gaRCj4B0Sf pic.twitter.com/oiBh4iCyM7
— Team Dimension Data (@TeamDiData) September 17, 2019
ケガの影響は大きく、今シーズンは満足な成績が残せなかったが、英国TTでは3位の成績。
2017年には英国国内ロードとTTの両方を制している。ツール・ド・フランスでも2ステージを獲得しており、2016年にはツアー・オブ・ブリテンの王者にもなっている。
わずか、2~3年前の話だ。38歳という年齢もあるだろうが、まだまだ走れる力は十分にある。
スティーヴン・カミングスはスポーツ管理の学位を取得するために勉強しているという。
勉強して学び続けたい。このスポーツではそれが重要であり進歩をしたいと考えている。
たとえ、引退となっても努力し続けたいという姿勢は素晴らしい。
同じチームのマーク・レンショーは満足して引退レースを走り終えた。
スティーヴン・カミングスの場合、ケガをして引退というのは寂しすぎる気もする。
最後まで、あきらめずに走り続ける姿も見たかった。
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