今回のブエルタ・ア・エスバーニャの第9ステージは94.4kmととても短かった。
でも、この短いステージでも超級山岳にグラベルロードが4km。
グラベルロードの部分は、ライブ中継中断で見れなかったですけどね。
だが、この短いステージはとても良いなと感じました。
その部分について感想を。
短いレースのメリット
まず、距離が短いとライブ中継などもスタート前から放送してくれる。
このメリットは大きいと思う。
- 顔見世のパレード
- 最初のアタックが決まるまでが見れる
- 選手も活発に動く
🔛 En marcha la etapa 9 / Stage 9 is on! 🇦🇩 #LaVuelta19 pic.twitter.com/MrwHer625k
— La Vuelta (@lavuelta) 2019年9月1日
アクチュアルスタートまで、ゆっくりと走ってくれるので前日までの各賞の選手がわかる。
これも良いことで、自転車のコアなファンならば誰でも知っている人が見れる訳ですが、初心者の方やツール・ド・フランスだけ見るという人も多いわけで。
だが、通常のライブ中継では途中から中継されることが多く、このパレードは見れない。
レースの距離が短いことによって、多くのファンも見ることが出来て良いのではないだろうか?
レースで積極的に走った敢闘賞のライダーも見れますしね。
スタート直後から逃げてくれる選手も多いのがグランドツアーの特徴。
特に、逃げを狙いたい選手は活発にアタックを繰り返す。
レースの見どころの一つには、アタック合戦での駆け引きも是非見たい所だ。
あとから、ダイジェストで決まった部分だけ見せられてもねえ~。
レースの時間が短いことによって、最初からバチバチのアタックが見れるのも大きなメリットだ。
普通、200キロ先にゴールがあるとわかっていると、逃げも容認されことが多い。
こうなると、逃げと集団の映像をずっと見せられる訳で、サガンも言うように自転車レースは退屈だとなってしまう。
自転車大好きファンならば、じっくりと見れて良いのだが一般的な人にとってはつまらないだろう。
レースが短いことによって、チームの作戦も変わってくる。
より、アグレッシブなレースも期待出来ると言う訳だ。昨日のレースでもトップのタデイ・ポガチャルは2時間58分でゴールしている。
3時間以内にゴール出来るコースならば、ゴールを狙ってのアタックも掛けやすいはずだ。
短かくて、面白いレースが見たい!
2018年のツール・ド・フランスでも65キロという短い距離のレースが行われた。
グリッドスタートが採用されて、スタート順は総合成績によって決まるというものだ。
スタートしてすぐに、グチャグチャになったのでグリッドスタートのメリットは何もなかったけれども面白いステージとなった。
こうした短い距離のレースでも、面白いコース、面白いレースは出来るもので、これからも増やして欲しいと思う。
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