オリンピックで行われるロードレースだが、男女のレース参加人数は大きく違う。これについて、両方の参加者数には大きな不平等があるという話が持ち上がっている。
UCIは、ロードレースに参加する男女の人数を平準化し、変更したいと考えているようだ。
それは、男女のサイクリストが同じ数のイベント、メダルを楽しむことを目的とした2024パリオリンピックの完全な男女平等という目標と一致することにもなるからだ。
そのため、2024年のオリンピックでは平等を目指して努力するというのだか….。
オリンピックのロード参加人数
これまでのオリンピックのロードレースの男女別の参加人数を見てみると
1984年に女子のオリンピックロードレースが初めて開催され、45人の女性ライダーが参加し、男子は135人がレースを開始した。
男女の参加者数の不平等は、2004年に最も大きくなり男性200人に対して女性66人になっている。東京オリンピックでは、男性130人、女性67人がタイトルを争う予定となっている。
男性の人数が減ってきているが、女性の人数が増えている様子はない。
ブロ選手の数の違いの問題は?
オリンピックの他の自転車競技である、マウンテンバイク、BMXレーシング、BMXフリースタイル、トラックレースについては、ほぼ同じ人数での参加となっている。
だが、プロも参加するオリンピックロードの場合、男子プロチームは18チームに対して女性プロチームは8チームしかない。
2020年度にUCIワールドツアーに参加出来る女子プロチームは以下の通り。
- Ale-Cipollini
- Canyon-Sram
- CCC-Liv
- FDJ-Nouvelle Aquitaine
- Mitchelton-Scott
- Movistar
- Team Sunweb
- Trek-Segfredo
承認が受けれなかった、Lotto-Soudal Ladies、Boels-Dolmans、Parkhotel-Valkenburgをいれても11チームしかない。
まあ、アマチュア選手を参加させれば良い話なので無理やり人数を合わせることは可能ではあるけど….。
男女平等の参加者数を目指すのには、2018年にUCIの会長になったDavid Lappartientの意見による所が大きい。
UCIは、プロチームや各国の自転車関係者の反対をおしきって2019世界選手権ではミックスドリレーを初めて導入している。
UCIは、オリンピックへの参加という観点から、完全な男女平等を達成したいと考えており、パリでの2024年大会ではこの目標を実現したいと考えている。
UCIがこの約束を守るかどうかは、2020年12月に明らかになると予想されているのだが。
男性の人数が大きく減るならば、国の代表枠が減るので代表枠争いは熾烈になりそうだ。
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