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ワウト・ファンアールトがGRAVAAシステムをGarminで表示 パリ~ルーベで勝てるか?

機材情報
Image credit: chan
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ワウト・ファンアールトは、2025UCIシクロクロス世界選手権では、マチュー・ファンデルプールに次ぐ2位を獲得。

スタート位置、そして最初のコーナーでのアクシデントがなければ、ほぼ同じようなペースで走っており調子が良いのは誰がみても確認できた。

 

ワウトの今シーズンの目標は、ロンド・ファン・フラーンデレンとパリ~ルーベでの勝利だ。

だが、それに勝つにはロンド・ファン・フラーンデレンではタデイ・ポガチャル、パリ~ルーベではマチュー・ファンデルプールに勝たないといけない。

このフランドル~ルーベの戦いに向けて、ワウト・ファンアールトは、ちょっとしたトリックを用意している。

 

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GRAVAAを使用

 
 
 
 
 
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ワウト・ファンアールトは、上記Instagramの6枚目にあるようにGRAVAAの自己膨張・収縮タイヤシステムを使っている。

映像では、Garminのサイクルコンピューターを使って3.4barと3.7barを2.4barと2.7barにシフトさせながら、パヴェに突入する準備をしている。

2024年10月に正式に発売されたGRAVAAの自己膨張・収縮タイヤシステムは、ハブに内蔵されたポンプによって、走行中にタイヤの空気圧を調整・モニターすることができる。

システムは、ハブとチューブレスタイヤのバルブに伸びるホースで行われる。KAPSはKinetic Air Pressure Systemの略。

具体的には、ホイール ハブにある 250gのポンプシステムが、ホイールの回転によって駆動される。

ハンドルバーのボタンを使用して、ライダーはタイヤの空気圧を数秒で増減できる。これは直接行うこともできるが、圧力リザーバーを介して行うこともできる。

春のクラシックで平坦な舗装路と荒れたギザギザの石畳を行ったり来たりするときに、より速く、より快適に、そしてより快適に走れるのは間違いない。

ワウトがGarminに表示しているタイヤの空気圧は緩やかだが変わっている。

 

 

上記のGRAVAAの投稿のように、スマホであらかじめタイヤの空気圧を設定しておいて、手元のボタンで空気圧を変えることが出来るようだ。

Team Visma | Lease a Bikeは、2023年のクラシックシーズンに初めてこのテクノロジーを採用。

2024年10月、マリアンヌ・フォスがUCIグラベル世界選手権で優勝した際に、最新のGRAVAA KAPSシステムを搭載したホイールを使用。

14度目のレインボージャージを獲得するまで、エリートレースではほとんど姿を消していた。

 

平地のスプリントでは、空気圧をあげて対応。グラベルでは空気圧を下げてパンクを防ぎ、乗り心地を良くする。

タイヤの選択もより有利なものが使用できる。太いばかりのタイヤは必要ないのだ。

例えば、世界グラベル選手権でマリアンヌ・フォスが使ったタイヤは、33mm 幅の Vitorria Dugast シクロクロス タイヤ。他のチームメンバーは、38~42mm のVitorria Terreno Dryタイヤだった。

2位となったロッテ・コペッキーは、 Roval Terra CLX II ホイールにSpecialized Pathfinder グラベルタイヤを装着していた。タイヤ幅は38mm。

タイヤの幅が変われば、当然タイヤの重量自体違う。軽いものを使用して空気圧が変わるほうが有利なのは当然だ。

  • 石畳では空気圧を引くくして走りやすく
  • アスファルトでは空気圧を高くして転がり抵抗を30W低減

これに加えて、チューブレスタイヤの場合にはパンクを検出した場合に、空気を入れることも可能となる。

一般のライダーが使用しようとすると、Gravaaホイールセットを買う必要がある。価格は€4,299(約60万円)と高価。ちょっと使ってみようかというシステムではない。

さあ、ワウト・ファンアールトは、このGRAVAAを使ってタデイ・ポガチャルとマチュー・ファンデルプールを破ることが出来るだろうか。

春の対決が待ち遠しい。

 

 

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