EF Education-EasyPostは、ステージハンターを揃えてきた。
リチャル・カラパスは、ツール・ド・スイスの落車のケガが完全には回復していないために、総合順位を狙うのは難しい。
リチャル・カラパスもステージハンターとなる。
EF Education-EasyPostのメンバー
Announcing our 2024 Tour de France roster 🇫🇷
‘Florence ➡️ Nice’
Allez!: https://t.co/91E2QviU2y#tourdefrance #TDF2024 pic.twitter.com/HDjfZP0XLH
— EF Pro Cycling (@EFprocycling) June 24, 2024
111.リチャル・カラパス
112.アルベルト・ベッティオル
113.シュテファン・ビッセガー
114.ルイ・コスタ
115.ベン・ヒーリー
116.ニールソン・ポーレス
117.ショーン・クイン
118.マライン・ファンデンベルフ
リチャル・カラパス
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リチャル・カラパスの経歴は申し分なし。
- 2019ジロ・デ・イタリア総合優勝
- 2020 ブエルタ・ア・エスパーニャ総合2位
- 2022 ジロ・デ・イタリア総合2位
- 東京オリンピックロードチャンピオン
EF Education-EasyPostはリチャル・カラパスをエースとしてツール・ド・フランスにのぞむ。だが、ケガの影響がある。
ツールのあとのオリンピックには、ディフェンディングチャンピオンとしての出場はない。これはもったいない。
今シーズンは、コロンビア選手権個人タイムトライヤルのタイトルを獲得。ツアーコロンビアのクイーンステージだった第5ステージで勝利。総合2位でフニッシュ。
ツール・ド・ロマンディ第4ステージで、逃げ切ってみせた。
リチャル・カラパスがステージ優勝狙いとなると、逆にツールでは勝利が得られるかもしれない。2022ブエルタ・ア・エスパーニャのように山岳賞にステージ3勝という活躍をしたこともある。
昨年のツール・ド・フランスでは、第1ステージでリタイヤ。
チームとしても総合狙いよりも、目立つ走り、UCIポイントの取れる走りを期待しているだろう。
リチャル・カラパスのコメント
今、私は戻ってきて、懸命に働き、準備するだけでなく、このツールに興奮している。ツールはツールで、いつも感動的なんだ。
スイスでのクラッシュの後、体調を崩してしまった。調子が戻ってくるのは遅いけれど、ツール・ド・フランスのためにベストを尽くすよ。クラッシュ前の準備はとても良かった。
最初の1週間はとてもハードだけど、できる限り乗り切りたい。ステージ優勝はとても重要だ。前大会ではあと一歩だった。
だからステージ優勝は僕にとってだけでなく、その瞬間のために準備したチームやすべての人にとってもとても重要なことだ。
ハードワークと忍耐の結果だろう。昨年は厳しかった。家に帰らなければならなかった。今年はまた頑張る。僕の周りのみんなは、僕がこのためにどれだけ努力してきたかを知っている。
僕らには強くて万能なチームがある。どんな地形でも勝てる。ツールは世界最高のレースだ。多くの感情を生み出し、それが特別なものだ。
アルベルト・ベッティオル
Complimenti @AlbertoBettiol che vince in solitaria la 2° Tappa del Tour BOUCLES LA MAYENNE 👏🏼 pic.twitter.com/Pk10gyg0bY
— Daniele Bennati (@Benna80) May 25, 2024
アルベルト・ベッティオルと言えば、何と言っても2019年のロンド・ファン・フラーンデレンの勝利が思い起こされる。
フィニッシュまで17kmを残したオウデ・クワレモントでアタックを仕掛けて優勝。
これが彼にとってのワールドツアーレースでの初勝利となる。だが、クラッシックにおける実力は本物で、2019 E3 BinckBank Classicでも4位に入っている。
この独走力は、これまでのレースでも遺憾なく発揮されている。
2024年シーズンのアルベルト・ベッティオルは、ミラノ~トリノを最後は30kmの独走で駆け抜けて今シーズンの初勝利。
ブックル・ドゥ・ラ・マイエンヌ第2ステージで、9kmの独走を決めて今シーズンの2勝目。総合トップに立ち、総合優勝も飾った。
ツール・ド・スイス第3ステージの登りゴールで3位に入り、リーダージャージを獲得。第4ステージでは、序盤に落車してしまう。さらに第5ステージは、ケガのためにスタートしなかった。
しかし、10日後のイタリア選手権ロードで復帰。完走者17人の厳しいレースで、3人の逃げから独走。見事にイタリヤチャンピオンとなっている。
チームの期待は、ツール・ド・フランスでのステージ勝利だ。
アルベルト・ベッティオルのコメント
新しいイタリアチャンピオンジャージでの初レースは、ツール開幕のフィレンツェ、僕の故郷だ。とても特別なものになるだろう。グランデパールはとても美しいだろう。
道はよく知っていし、ツールでステージ優勝したい。以前、あと一歩のところまで行ったことがあるし、自分にはそれができると思っている。今年は僕にとって本当に重要な年だ。
もう超若いわけじゃない。もう若くはないんだ。イタリア選手権で優勝することは目標だったし、もうひとつの目標はツール・ド・フランスでステージ優勝すること。
すべてのチャンスを最大限に生かさなければならない。このジャージで勝つことは僕にとって大きな意味がある。ツールで勝つことは、他のレースで勝つこととは違うから。
特に僕のようなオールラウンダーにとって、ツールでステージ優勝するのは二重に難しい。チームはステージを狙うという賢い選択をしていると思う。楽しく、本当にエキサイティングなものになるだろう。
ベン・ヒーリー
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2020アイルランドロード王者。2022年Trinity Racingから、EF Education-EasyPostに移籍。2023コッピ・エ・バルタリ第3ステージで勝利。
コッピ・エ・バルタリ第3ステージでの勝利のから、わずか3日後のGP インドゥストリア・アルティジャナートでは、UAE Team Emiratesの包囲網をかいくぐって14kmの逃げ切り勝利。
その後が凄い。
- 2023 ブラパンツ・パイル 2位
- 2023 アムステルゴールドレース 2位
- 2023 リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ 4位
クラシックの活躍で、2023 ジロ・デ・イタリアに初出場。第8ステージで、50kmの独走を決めてしまう。
2023 アイルランド選手権ロードでは、100kmの逃げをきめて2度目の王者に。
今シーズンの勝利は、ツール直前のツアー・オブ・スロベニア第5ステージ。捕まっても、最後の最後までアタックをかけ続けて勝利してしまった。全員を屈服させてしまう走りを披露。
初めてのツール・ド・フランスで、逃げて勝つことができるか。ベン・ヒーリーの逃げに注目だ。
ベン・ヒーリーのコメント
ツールは最大のレースだし、本当に興奮している。かなり大きなマイルストーンだ。最初のステップはワールドツアーに参加することで、次のステップはツールに参加することだ。
ステージ優勝を狙いたいね。それが僕の得意分野だからね。かなりハードな1日で、ハードなフィニッシュが必要なんだ。
第1ステージは僕にとってすごくいい感じだけど、第2週の終わりにもいくつかある。アルデンヌ以来、コツコツとアルティチュードキャンプやいくつかの良いレースをこなしてきた。
準備はうまくいっている。これからチャンスを狙っていけることに興奮している。本当に苦しい日もあるだろう。ただ、全力を尽くさなければならない日は全力を尽くし、他の選手が挑んでくる日は脚を温存するつもりだ。
ニールソン・ポーレス
More Powless Power™️! Neilson extends and will keep racing in pink through 2027. 💕 🇺🇸
“I joined the team in 2020 and have just grown and developed so much here as a rider and a person. It was pretty clear that this place felt like the best place for me to succeed and continue… pic.twitter.com/mlwImq04yM
— EF Pro Cycling (@EFprocycling) October 26, 2023
2022ツールでは4回の逃げ。上記のように序盤は山岳賞ジャージを着用。アルプデュエズでは、序盤から逃げて4位。Netflixでも取り上げられていたけど、惜しいステージだった。
2023 ツール・ド・フランスでは6回の逃げ。今シーズンは、目立った走りを見せていない。
ニールソン・ポーレスのコメント
今年は怪我や病気で一番大変な年だったと思う。米国選手権と前半のドーフィネで、春に不安定なレースをしていた自分が高いレベルに戻っていることを再確認できた。
高い野心と大きな目標を持ってツールに臨む。今年は本当にステージ優勝したい。まだ1勝もしていない。
ステージ優勝は僕の第一の目標だし、そのための体力もあると思う。当日は正しい動きをして、エネルギーを賢く使うだけ。チームのみんなは、自分のシュートを決めたがっていると思う。
全員が何かを証明したいんだ。チームとして最も順調な春を過ごしてきたわけではないし、その埋め合わせをするためにみんな必死になっている。
スプリントでは、マライン・ファンデンベルフが狙う。ルイ・コスタ、ショーン・クイン、シュテファン・ビッセガーも逃げでチャンスを見出せるライダーだ。
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