UCIは、ブレーキレバーの角度を極端に傾けてはいけないというルールを作りだしていている。ツアー・ダウンアンダーから角度を測定開始している。
内側に傾けて良いブレーキレバーの角度は10度まで。ハンドル幅は2023年に規制がかかっており、350mmまでだ。
これらをクリアーしたハンドルがすでに開発されている。
Toot Racing Ashaa RR bar
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TOOT Racingが開発したハンドルは、トラックバージョンのアイディアを取り入れたもので、特許は2021年に申請され、番号202021000005468が付与されている。
特許のタイトルは、
「ロード、トラック、グラベル用の自転車ハンドルバーで、様々なポジションでアスリートの空気力学的性能を最適化するように設計された人間工学的形状が特徴」
これはASHAAと呼ばれ、TOOTエンジニアリングによってロード、トラック、グラベルの各バージョンが作られている。
CompMech Group UnipvのGianluca Alaimo教授のエンジニアリングにより、ハンドルバーの形状をアスリートが求める性能に「再調整」することを目的に、スチール製で3Dプリントされている。
この目的のために設計されていないコンポーネントの「回転レバー」や不確実な位置とは異なり、ASHHAAはこの目的を念頭に置いて設計されているため、すべての安全性が確保されている。
すでに、パリオリンビックではトラック競技で使用される。
その寸法が凄い。350mmのハンドル幅を守っているけど、最も狭い部分では147mm。ブレーキフードの先端を持って走れば、TTバーと同じような効果がありそう。
40cmのノーマルカーブで386Wの場合、このハンドルバー(レバーがグリップと完全に一直線)のポジションで時速45kmを出すと、47kmを出すことができる…そしてスピードが上がれば上がるほど、このギャップは大きくなる….。
Instagramの3枚目の写真では、ヤン・ウィレム・ファン・チップが開発に加わっていることがわかる。すでにロードでも試走を繰り返しているようだ。
ただ値段が凄い。1,390.00ユーロというから約22万円。とても買えない値段だ。
【追記】
コメント欄で教えていただいたのですが、現地とやり取りしてステンレスバージョンを購入された方がおられます。ステレンスバージョンで9万円21万円だそうです。
【追記その2】
コメント欄で、永田さんに教えていただいて現地とのやり取りはグルーグル翻訳でokだそうです。
- カーボンバージョン 9万円
- ステンレスバージョン 21万円
- チタンバージョン 25万円
凄い値段ですね。
lambda Cross-Wing Aero-Lenker
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上記のAshaa RR barは高くて手がでないけど、ドイツのlambda-racingが作っているCross-Wing Aero-Lenkerならばいけそうだ。
この製品は2020年からあって、X-WingからCross-Wingに製品の名前も変わっている。
ハンドル幅は3種類ある。一番狭い400mmだと、普通にブレーキフードの部分を握っていても、330mmしかない。
先端をにぎったら240mmだ。これならば十分にエアロ効果もありそう。
重量は210gと軽量。値段も€219.00(約3万5千円)と現実的。
コメント
こんにちは。
私はTOOTのハンドルを現地と直接連絡してステンレスバージョンを購入し、組み込んで乗ってます。
約半年待ちました。
ステンレスバージョンとチタンバージョンがありましたが先週カーボンバージョンも発売されましたよ。価格は約9万円程です。
凄いですね。現地とやり取りして取り寄せるとは素晴らしい。
ステンレスバージョンが9万円なんですね。中々のお値段です。
情報として追記させていただきました。
こんにちは。
現地とのやりとりはGoogle翻訳でオッケーです。
追記の価格はカーボンバージョンが約9万円です。
ステンレスバージョンが半年前で約21万円、チタンバージョンが約25万円です。現在のレートでは…恐ろしい。
オーダーしてから半年ほど待ちました。イタリア時間なので。
写真が送れないのが残念です。
カーボンバージョンが9万円で、ステンレスだと21万円なんですね。かなりのお値段です。
半年待たないといけないというのが手作り感がありますね。
貴重な情報をありがとうございました