ピレリは、メイド・イン・イタリーの自転車用タイヤの生産量を増やし続け、新しい限定版P Zero Race 150°クリンチャー・ロードタイヤを発表した。
ピレリがスポンサーチームのために開発したこのタイヤは、軽量化が何よりも重要なジロ・デ・イタリアの山岳ステージで実際にプロライダーたちが使用している。
Pirelli P Zero Race 150°
新しいピレリ P Zero Race 150°は、P Zero Race 4Sに続いて、ミラノ近郊のピレリの自転車用タイヤ工場で生産が再開された2番目のロードバイクタイヤとなる。
チューブレスの生産設備がまだ整っていないため、まだクリンチャーのみの生産となるが、チューブタイプのタイヤはまだ死んでいないようだ。
ピレリは、伝統的なプロのためにP Zeroチューブラーを開発し、さらに転がり抵抗の少ないプロレベルのP Zeroレースチューブレスタイヤを開発している。
たが、時にはプロがクリンチャーも要求していると教えてくれた。
具体的には、ジロの険しい山々では、チューブラーセットアップに匹敵する軽量クリンチャーとTPUインナーチューブを備えた超軽量ホイールを好む選手もいる。
「チューブレスが最も速いことに変わりはないが、わずかな差だ。さらに、クリンチャータイヤの空気圧を高くすることで、急勾配の低速アタックでの加速がよりキビキビする」そうだ。
だから、ジロ・デ・イタリアのために、ゴールドのロゴが入ったイタリア製ピレリPゼロレース150°記念限定タイヤを装着することは、技術的には何も新しいことがなくても、チームにとっては簡単な決断だったのである。
Trek-Segafredoは、ピレリが主要スポンサーとなっており当然使用するタイヤもピレリだ。
イタリア製のアニバーサリーゴールドエディションP Zero Raceタイヤは、機能的には昨年春に軽量化、低転がり抵抗構造の改良を受けた先行モデルと同じ。
150°タイヤは、最新のSmartEvoラバーと120tpiケーシングを採用し、幅26mmと28mmがあり、19mmインターナルリム用に設計されており、重量はそれぞれ205gと225gとされている。
P Zero Race 150°タイヤは、現在1本110ドル(約1万4千円)で販売されている。
また、35gの超軽量TPUスマーチューブ、野球帽、ピレリキーホルダーを含む特別版P Zero Race 150° Box Anniversaryセットを1組330ドル(約4万円)で販売している。
限定品だが、ピレリの創業年と同じ1,872個のタイヤが製造されている。
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