チェーンリングにドリルを使うことで、どれだけ軽量化できるだろうか?
軽量化のためにドリルで削って「ドリリウム」コンポーネントに仕上げるというのは、何も目新しいことではない。
私の身近でもチェーンリングからクランクまで穴をあけまくっていた人もいた。スピードスケート出身でパワーも凄かったけれど、壊れたという話は聞いていない。
実際に、どれだけ重量が軽量化されるのか実験している人がいる。
ドリルの穴あけで軽量化
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August Bicyclesがドリルでチェーンリングに穴をあけて実験している。
「今日、この@campagnolosrlチェーンリングに軽さを加えた。計測、セッティング、固定具の作成など、数時間の作業が数分の映像に凝縮された。
このチェーンリングは怒りにまかせて使うのではなく、展示用なので、初めてかなりのワット数を見たときに爆発したり、火がついたりするかどうかはわからない。
とはいえ、見た目はきれいだし、なんと18.3gの軽量化に成功した!」
チェーンリングは最初102.9gだったが、最終的には84.7gになっている。18.2gの軽量化で、約17.7%の節約になる。
少なくとも、きれいな状態ではかなりクールだ。ただ、泥だらけの道路を走ると後の掃除が大変そう。
今でも、ヒルクライマーは軽量化のためにドリリウム処理をすることがある。
2023英国ヒルクライム選手権に出場した、ジェイソン・ホルダーの 5.3kg 2019 Trek Emonda SLR RSLのリアディレーラーもドリルで穴があいている。
18.2gもパーツで軽量化しようとしたら大変な金額となる。手っ取り早く軽量化するには良い方法だけど、これは自己責任でしないといけませんね。
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