2022 ブエルタ・ア・エスパーニャ第2ステージ　　スプリンターステージを制したのは?

ブエルタ第2ステージは、オランダでの2日目となる。

オランダなので山はないけど、風があれば面白いかも。ただ、海岸線ではないのでどうかな。

スプリンターの戦いとなるのは間違いない。

 

第2ステージ　スヘルトーヘンボス〜ユトレヒト　175.1㎞

 

オランダなので、山がない。175.1kmの平坦スプリントステージとなる。まず、逃げが成就することはないのでは。

 

1. 4級山岳　Alto de Amerongen　2.1km・2.4%
2. スプリントポイント　　Vliegbasis Soesterberg

 

注目されるスプリンターは

•  Jumbo-Visma　マイク・テウニッセン
•  BORA – hansgrohe　サム・ベネット
•  Cofidis　ブライアン・コカール
•  Groupama – FDJ　ジェイク・スチュワート
•  INEOS Grenadiers　イーサン・ヘイター
•  Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux　ヘルベン・タイッセン
•  Israel – Premier Tech　ダリル・インピー
•  Team BikeExchange – Jayco　カーデン・グローブス
•  Team DSM　ジョン・デゲンコルプ
•  Trek – Segafredo　マッズ・ピーダスン
•  UAE Team Emirates　パスカル・アッカーマン
•  Alpecin-Deceuninck　ティム・メルリエ
•  Team Arkéa Samsic　ダニエル・マクレイ

 

スタート前

スプリンターで注目は、やはりAlpecin-Deceuninckのティム・メルリエだ。一流スプリンターとして期待がかかる。

ティム・メルリエは、オスカル・リースベーグがいないのは残念だが、他の選手たちを信じていると。オスカル・リースベーグは前日の試走で指を骨折して交代している。

 

ニュートラルスタートに。先頭にはアレハンドロ・バルベルデ、クリス・フルームもいる。

 

Trek-Segafredoのフアン・ロペスとMovistar Teamのホセ・ロハスは並んでおしゃべり。スペインの同胞だ。

 

さあ、オフィシャルスタート。

 

カメラが遠すぎて誰がアタックをかけているのかわからない。

 

Euskaltel – Euskadi、Burgos-BHがアタックをかけている。

 

抜け出しが決まったようだ。完全平地なので集団も早めに容認か。

 

5人の逃げ

5人のメンバーは

1. ジュリアン・ファンデンベルフ　EF Education-EasyPost
2. ジェツェ・ボル　Burgos-BH
3. パウ・ミケル　Equipo Kern Pharma
4. シャビエル・アスパレン　Euskaltel – Euskadi
5. ティボー・ゲルナレック　Team Arkéa Samsic

 

最大4分30秒くらいまで広がったけど、残り148kmで2分36秒となる。

 

Alpecin-Deceuninck、Israel – Premier Techが先頭牽引。

 

Israel – Premier Techの後ろはJumbo-Vismaが陣取る。

 

長い橋を渡ったところで、先頭の後ろに集団が見えてきた。こんなに早く捕まえてどうするんだ?

 

やはり少しタイム差を広げた。ただ、これで山岳賞ジャージを守るためにJumbo-Vismaが捕まえるということはないよね。

 

集団と28秒差。あと7kmで4級山岳。2ポイント取れば明日は山岳賞ジャージだ。これのために逃げのメンバーは頑張っている。

 

先頭からTeam Arkéa Samsicのティボー・ゲルナレックがアタック。それをジュリアン・ファンデンベルフが追う。

 

3人は追いつかないと山岳賞の争いに入れない。

 

4級山岳　Alto de Amerongen　2.1km・2.4%

ジュリアン・ファンデンベルフは、回せと手を出す。

 

だが、後続に追いつかれた。

 

 

ポイント手前から猛烈なアタック合戦。まだ、500mもポイントまである。

 

ティボー・ゲルナレックと、ジュリアン・ファンデンベルフが先頭を争う。

 

敗れたTeam Arkéa Samsicのティボー・ゲルナレックが悔しがる。

 

明日の山岳賞ジャージはEF Education-EasyPostのジュリアン・ファンデンベルフだ。

1. ジュリアン・ファンデンベルフ　EF Education-EasyPost　2ポイント
2. ティボー・ゲルナレック　Team Arkéa Samsic　1ポイント

 

集団が13秒と詰めてきた。次のスプリントポイントは逃げには渡さない。

 

残り58.8kmで逃げ集団は捕まる。

 

ロベルト・ヘーシンクのマイヨロホはキープできるかな。カメラを向けられると笑顔を見せてくれる。

 

Euskaltel – Euskadiのルイス・マテがやや下りの場面でアタック!

 

単独なので集団は容認か。

 

タイム差が出ないけど、少しずつ引き離している。

 

Team DSMのマーク・ドノヴァンが落車でバイク交換。

 

ルイス・マテは38歳のベテランライダー。2020年までずっとCofidisに在籍。キャリア2勝をあげている。

 

集団先頭は、変わらずAlpecin-Deceuninckのフローリス・デティエ。大部分の仕事をしている。

デンマークツアー第3ステージまで走っていて急遽ツールに呼ばれた。オスカル・リースベーグが前日に指を骨折したためだ。

デンマークにいたから、オランダは近い。前の日もレースをして、いきなりチームタイムトライヤルを走っている。なんとも運が良かった。デンマークツアーよりもグランドツアーを走るほうがいいですよね。

 

ルイス・マテはタイム差を30秒と保っている。スプリントポイントまで逃げれるかな。

 

Jumbo-Visma、Israel – Premier Techが引いてタイム差を縮めてきた。

 

リーダーのロベルト・ヘーシンクが先頭を引く。

 

集団が迫ってきた。

 

Movistar Teamのルーカス・ペストルベルガーが落車。

 

ルイス・マテは残り20.9kmで捕まってしまった。

 

落車したルーカス・ペストルベルガーが復帰中。ジャージがボロボロだ。

 

またも落車。ワウト・プールスだ。

 

Lotto Soudalが二人。ステフ・クラスは鎖骨骨折かも。起き上がれない。

• ワウト・プールス　Bahrain Victorious
• カミル・マウェッキ　Lotto Soudal
• ステフ・クラス　Lotto Soudal

 

スプリントポイント　　Vliegbasis Soesterberg

マッズ・ピーダスンが先頭通過。

1. マッズ・ピーダスン　Trek-Segafredo　20ポイント・3秒
2. ライアン・ミューレン　BORA – hansgrohe　17ポイント・2秒
3. イーサン・ヘイター　INEOS Grenadiers　15ポイント・1秒
4. ダン・フール　Israel – Premier Tech　13ポイント
5. パスカル・アッカーマン　UAE Team Emirates　10ポイント

 

ジュリアン・アラフィリップが先頭付近に。

 

スプリントに向けて位置取り争いだ。時速56km/h。落車しないように。

 

Bahrain Victorious、EF Education-EasyPost、Quick-Step Alpha Vinyl Teamが先頭を固めている。

 

残り2.4km。先頭はAlpecin-Deceuninck。

 

残り2kmでINEOS Grenadiersが先頭に。

 

残り1kmでUAE Team EmiratesとTeam DSMが先頭。

 

完全なトレインの出来ているチームはない。

 

Trek-Segafredoが先頭でカーブを曲がってきた。

 

マッズ・ピーダスンが解き放たれた。

 

痛い。後方では落車。

 

中央からサム・ベネットがダニー・ファンポッペルに発射される。

 

サム・ベネットとマッズ・ピーダスンの争いだ。

 

サム・ベネットの後方からティム・メルリエが追いこむ。

 

だが、勝ったのはサム・ベネットだ～!

ツールに出場できず、ブエルタもあやういと言われていたけど、きっちりとコンデションを合わせてきたようだ。

サム・ベネットはこれがシーズン2勝目。2020ツール・ド・フランスのポイント賞を獲得した当時の強さが戻るだろうか。まずは、このブエルタの舞台で1勝だ。

総合リーダーは、ステージ4位に食い込んだJumbo-Vismaのマイク・テウニッセン。チーム内で、ジャージの受け渡しをするという最高の展開だ。

 

 

リザルト

第5ステージ　リザルト

サム・ベネットのコメント

ダニー・ファンポッペルは最後の数百メートルでよく頑張った。ただ降ろしてくれたのではなく、本当に打ち上げてくれたんだ。

少し躊躇してしまったので、スピードが落ちすぎたのかなと思ったんだ。すぐにマッズ・ピーダスンを越えられるとは思っていなかった。

この勝利は本当に嬉しい。ここで勝てるのは、本当にチームメイトのおかげだ。大きなラウンドに参加すれば勝ち続ける、という点が特に気に入っている。これはいい傾向だ。

総合

マイク・テウニッセンのコメント

いえ、事前の計画ではなかった。プリモッシュ・ログリッチによる一般的な分類は、私たちの優先事項だ。だから今朝、彼らが違うことを言ったので驚いた。

チームのリーダーは、プリモッシュと安全に最後の 3 キロに到達できれば、私はスプリントに参加できるので、チームから最初にラインを越えることができると言われたんだ。

このチャンスを与えてくれたチームに感謝したい。

2019年のツール・ド・フランス第 1 ステージで優勝し、黄色のジャージで走ったことがありますね。

黄色はすでに非常に特別だったが、後に赤を着用できるようになったことは、おそらくさらに特別なことだ。ロベルト・ヘーシンクは素晴らしいと言ってくれた。とても楽しみにしている。自宅でリーダーのジャージを着ることは信じられないことだ。

ポイント賞

山岳賞

新人賞