ツール第15ステージでは、スタートの早い段階でワウト・ファンアールトは集団先頭に立った。
2018年には、マグナス・コルトニールセンが大量の逃げ集団の中で勝利したこともあり、かならずスプリントで決着するコースではなかったけど。
ワウト・ファンアールト、ニルス・ポリッツ、ミッケルフレーリク・ホノレのトリオは強力で、後続が追いつくことはなかった。
スプリンターチームにしても、ワウト・ファンアールトが少人数で逃げてくれれば、ゴールでの勝利の確立が高くなるので、あえて追っていない。
このままワウト・ファンアールトは逃げ続けるのかと思っていたら、突然サポートカーからの指示で逃げを止めてしまう。
何故、ワウト・ファンアールトは逃げを止めたのか。その理由をワウト・ファンアールトが明かしている。
逃げを止める
🔙💚 @WoutvanAert sits up and let @PolittNils and @MikkelHonore in the lead.
🔙💚 @WoutvanAert se relève et laisse filer ses 2 compagnons d’échappée.#TDF2022 pic.twitter.com/ikND14cCLn
— Tour de France™ (@LeTour) July 17, 2022
ワウト・ファンアールトは、チームサポートカーからボトルを貰い、その時に直接逃げを止めるように手を出して指示をされた。
これについてワウト・ファンアールトがゴール後のインタビューで語ったことは
スタートが速かったので、スプリンターチームの多くの選手が逃げに入りたがっていた。その後、3人で抜け出した。
飛び乗るより、後ろに乗る方が好きだったんでしょうね。それ自体は賢い。
問題は、無線が故障してチームと連絡が取れず、レースが続いているのか、それとも集団が戻ってくるのかがわからなかったことだ。
2台目のサポートカーが到着したとき、私は集団がコントロールされていることを知り、賢く後ろに下がった。
だけど、ワウト・ファンアールトが逃げに乗ってから40km近くも走って止めるとは遅すぎる気がする。
それまでに、タイム差は2分しか開いておらず、もっと速く止めることもできたのでは。大きな追走が追っていたら展開は違っていただろうけど。
まあ、第6ステージのように空っぽになるまで走るよりも良かった。
チームの落車とスプリントについて
🏆 A first Tour stage win and what a way to do it!
The slow-motion look at 🇧🇪 Jasper Philipsen’s win
🏆 Une première victoire sur le Tour avec la manière !
Admirez au ralenti le sprint victorieux de 🇧🇪 Jasper Philipsen !#TDF2022 pic.twitter.com/SWuxIHEU5u
— Tour de France™ (@LeTour) July 17, 2022
ステファン・クライスヴァイクが落車した時のことについては
またデモがあると言われた。どうやら、そういうことが起こるのは普通のことらしい。
おそらくまた止められるだろうと言われていた。すると、突然混乱が生じて、彼らは激しくブレーキをかけた。
ステファン・クライスヴァイクは反応が遅すぎたが、自分は彼を避けることが出来ただけだ。待っていたが、具合が悪いのがわかった。
そして、戻ってきたとき、他のチームメイトとヨナス・ヴィンゲゴーが立っているのを見たんだ……。
ヨナスは大丈夫そうだが、ティシュ・ベノートは激しく転倒した。1日がかりで修復する。それが必要だ。
ジャスパー・フィリップセンはカーブのインサイドで私を驚かせた。頭がよくて、強い。いいポジションにいたのだが、今日は彼が強すぎた。
落車が裂けられたのは良かったけれど、40kmほど、逃げていた分だけ余計に足を使ったことがゴールで響いた可能性もある。
チームは、スタート前にプリモッシュ・ログリッチを失い、ステファン・クライスヴァイクも鎖骨骨折でリタイヤとなった。
山岳のアシストが減ったのは間違いない。賢く走らないとイザと言う時にマイヨジョーヌは丸裸になってしまう。
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