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行き詰ってしまったことが判明した4つのロードバイク技術トレンド

機材情報
Photo by ThisisEngineering RAEng on Unsplash
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サイクリングの世界では、新しい技術革新が毎年登場している。

だけど、途中で見捨てられる技術も沢山ある。ロードバイク技術は近年、ディスクブレーキ、電動シフトなど大きな変化を遂げている。

これらの進歩はライダーに大きな利益をもたらしたが、時代遅れとなってしまった製品も生み出している。

無くなってしまったり、すたれてしまった技術トレンドをみてみよう。

 

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油圧リムブレーキ

photo James Huang

 

油圧リムブレーキは、何十年も前から存在していたが、ロードバイクで発展することはなかった。ディスクブレーキが全盛となる前には、マウンテンバイクで使用されていた。

それらは高く評価されており、今でも購入することが出来る。

 

SRAMの油圧リムブレーキ photo Oli Woodman

SRAMも2013年に油圧リムブレーキを販売していた。油圧リムブレーキは、その感触とモジュレーションが高く評価されたが、実際に購入した人はほとんどいない。

油圧リムブレーキは、面倒なメンテナンス要件があり、更に濡れた状態や泥だらけの場合には役に立たない。

一方で、ディスクブレーキは全ての条件で良好に機能する。リムブレーキのシンブルさと軽量化が必要な場合には、こちらでも良いだろう。

油圧リムブレーキはトレンドとはならなかった。

 

油圧コンバーター

photo Joseph Branston

 

油圧リムブレーキと良く似たような流れで、ロードブレーキ用の油圧コンバーターも存在していた。

原理的には、専用の油圧式ロードレバーが広く利用出来る前の世界では理にかなってた。市場にもHopeV-Twinなどが出回ったがトレンドとなることなく衰退。

 

シューズに搭載されたバワーメーター

photo Brim Brothers

 

シューズにパワーメーターが組み込まれたウェアラブルパワーメーターもあった。Brim Brothers DPMXという製品だ。

Brim Brothers DPMXは、2016年2月にKickstaterでクラウドファンディングで資金を集め、180,000ユーロを調達したが、これも衰退。

シューズベースのパワーメーターは技術的に正確に測ることが難しい。技術的に行き止まりとなってしまう。

 

photo Simon Bromley

だが、その概念は魅力的で、GaminのRally R5200やFaveroのAssiomaペダルなどに影響を与えたと言っても良いだろう。

信頼性が高く、一貫して正確なパワーメーターを作成することは実際には非常に難しいことは何度も実証されている。

シューズベースのパワーメーターのメリットはあるだろうけど、今後出てくるかな。

 

ワンドライブトレイン

photo Matthew Loveridge

 

3Tは、2017年にStradaを発売。フロントシングルのエアロロードバイクだ。3Tはスマートな新しいカセットで1ドライブでのロードギアリングの問題を解決することを約束した。

 

photo Matthew Loveridge

これはロードバイクの未来の形のように見え、3Tは技術を証明するために、アイルランドのプロチームAqua Blue Sportをスポンサーした。

だが、当時のAqua Blue Sportのライダーは、ワンドライブのこのシステムは使い物にならなかったと述べている。

フロントシングルだけどチェーン落ちがあったり、リアが10-40でフロントが50Tのために登りでギアが足りない場面もあったようだ。

チームは2018年に折りたたまれてしまう。

だが、SRAMは12速、カンバは13速になることで、フロントシングルでもリアのカセットの選択枝が増えたことで対応可能になってきている。

ただ、それもグラベルバイクが主で、フロントシングルで乗り続けるロードマンは今の所いない。

トレックのバウケ・モレモやマッズ・ピーダスンなどはフロンシングルで乗っていた時期もあったけれど。これはトレックがSRAMのスボンサー提供を受けているからだ。

今後フロントシングルが主流となるとは、今の所思えない。

コメント

  1. FitFat より:

    シューズに組み込みのパワーメーターの話ですが、最近、ファーウェイが 6 軸モーションセンサーを内蔵した靴に装着するデバイス(HUAWEI Band 4e)を発表してますね。現在の機能的には、ランニングの分析などに限られるようなのですが、自転車用のプログラムとかも開発されないかと、期待はしています。測定の正確さに限界があるにしても、2980 円という価格は魅力的なので。
    現在も一部、改造したりする方がいらっしゃるフロントシングル化ですが、頭で考える範囲だと、シームレスなシフト操作などが魅力的なんだと思うのですが、実際のところ、平地や山岳など、シーンによってフロントを切り替えて、リアはクロースドレシオの方が乗りやすいとか、電動シフトのプログラムによって、フロントの切り替えもシームレスに行えるようになったとか、しかも、トリム操作も的確に行ってくれるようになったとかということで、たしかに、一時の流行なのかという気がしています。むしろ、12 速や 13 速が、本当に今後、普及するのかというのも、少々、疑いを持っています。電動シフトとの組み合わせで、もしかしたら、4 × 5 段シフトなんていうのが出てくる可能性もあるんじゃないかと、想像は膨らみます。

    • ちゃん より:

      FitFatさん、ファーウェイのモーションセンサーは初耳です。自転車でも、これくらいの値段で出てくれたらいいですね。
      解析が大変そうなので、ソフトで対応してくれると良いでしょうね。
      将来的には、全て電動になってしまいそうですが、今は混在しているから面白いとも言えますね。全く違うシステムが普及すれば別ですけど。
      12速や13速も出来るでしょうけど、結局ホイールごと買い換えたり、バイクを買い替えたりが一般ユーザーは中々出来ないから難しいですよね。
      電動シフトの10年後に期待したいですね。

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