当初から厳しいと言われていたルワンダの世界選手権。
獲得標高は5,475m。これは史上2番目だ。集団が爆発したのはキガリ山。ここでスロベニアのドメン・ノヴァクから発射されたタデイ・ポガチャルが先頭を引き出すと集団を大きく絞られた。
さらに頂上からフアン・アユソーとランデブー。さらにアイザック・デルトロが下りでおいつき、22kmほど二人で走る。アイザック・デルトロが限界で30秒差まで迫られると、一声かけて単独に。
タデイ・ポガチャルが先頭で66kmを独走するという考えられないレースとなった。
完走30人
THE GRAND FINALE
It was unforgettable. Unmatched. Uniting the world on two wheels.
Thank you, Kigali. See you on the next road.
Day 8 highlights⤵️ pic.twitter.com/rjBDVUZZZ6
— (@Kigali2025) September 29, 2025
完走は30人。最後にゴールしたのはLidl – Trekで走るエリトリアのアマヌエル・ゲブレイグザブハイアーで12分4秒遅れ。周回遅れでゴールしている。
まじか5年の世界選手権では
- 2024 チューリッヒ 84人
- 2023 グラスゴー 51人
- 2022 ウランゴン 103人
- 2021 ルーヴェン 68人
- 2020 イモラ 88人
かなりの人数が完走している。2023年のグラスゴーで獲得標高は3,570m。それでも51人が完走していた。
では、もっとも完走者が少なかった大会というと、1980年の世界選手権。フランスアルプスのサランシュで開催され、毎周、コート・ド・ドマンシー(2.5km・9.4%)を走破し、268kmを走破した時点で6,247mの獲得標高を記録。
この時には、ベルナール・イノーが単独勝利している。完走者は20人と厳しい大会だった。
タデイ・ポガチャルは、大会2連覇を達成したがこの記録は伸びる可能性もある。2026年はカナダのモントリオール、2027年は再びサランシュで開催され、コート・ド・ドマンシーもコースに含まれる。
サーキットが若干変更されたため、獲得標高は約5,700mとなるが、クライマー有利なのは間違いない。
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