2022 CROレース第2ステージ バンザイゴールのはずが～

第1ステージを終わって総合トップはBahrain Victoriousのジョナサン・ミラン。プロ初勝利から、第2ステージではリーダージャージで走りだす。

タイム差は、10秒以内に41人いるので総合はステージのゴール順位で変わるかもしれない。

ただ、第2ステージもスプリントで決着となりそうなので、Bahrain Victoriousはリーダージャージを守る走りをするはず。

 

第2ステージ    オトジャック～ザダル　163km

 

ガッケ県の中心地オドャックからスタート。公式サイトには、おとぎ話のような自然に囲まれた豊かな文化的および歴史的遺産を持つ都市だと説明がある。

コースは2級山岳を越えると、ザダルの海岸に向かって降りていく。今日のゴールレイアウトは登ってもいないので、普通にスプリントで決着となりそうだ。

ただ、ゴール前は狭いので位置取りが大切になる。

 

1. スプリントポイント　Perusic
2. 2級山岳   Prezid    4.5km・4.6%
3. スプリントポイント　Policik
   
4. スプリントポイント　Finish line

 

スタート

今日も曇り空。

 

オフィシャルスタートからアタックがかかる。

 

7人の逃げ

逃げているのは6人。残り78.4kmで2分26秒差。

1. Tobiasz Pawlak (HRE Mazowsze Serce Polski)
2. Alex Jaime (Equipo Kern Pharma)
3. Nik Cemezar (Adria Mobil)
4. HORVAT Žiga (Hrinkow Advarics Cycleang)
5. Viktor Potocki (Ljubljana Gusto)
6. Antonio Barać (Meridiana)
7. Lukas Meiler (Voralberg)

 

集団はリーダーのジョナサン・ミランがいるBahrain Victoriousが引く。

 

Bardiani-CSF-Faizanèのサーシャ・モードロがサポートカーを呼んでいる。

 

サッシャー・モードロは、第1ステージ2位でポイント賞2位。ベストを脱いでようやくポイント賞ジャージを披露だ。

 

2級山岳   Prezid    4.5km・4.6%

先頭が2級山岳を通過。

1. Tobiasz Pawlak (HRE Mazowsze Serce Polski)　3ポイント
2. Viktor Potocki (Ljubljana Gusto) 2ポイント
3. HORVAT Žiga (Hrinkow Advarics Cycleang)　1ポイント

 

集団もBahrain Victorious先頭で下りに。

 

集団はかなりの人数がトレイ休憩に入り薄くなっている。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーは同胞のUno-X Pro Cycling Teamのメンバーと喋っている。

 

Bahrain Victoriousの後ろにINEOS Grenadiersが陣取る。キム・ハイドックが新人賞ジャージを着ている。

 

先頭は引くのは、ハーマン・べンシュタイナーだろうけど、凄く背が低く感じる。

 

前後を180cmを越えるライダーに囲まれると子供のようだけど身長は168cm。それほど低すぎることはないのだけど。

 

先頭から地元クロアチアのアントニオ・バラッチ(Antonio Barać)が切れる。2022クロアチア選手権TT2位の選手だ。

 

先頭牽引にEOLO-KometaとBardiani-CSF-Faizanèも加わる。

 

スプリントポイント　Policik

スプリンポイント通過順位は。

1. Lukas Meiler (Voralberg)　5ポイント
2. Tobiasz Pawlak (HRE Mazowsze Serce Polski)　3ポイント
3. Viktor Potocki (Ljubljana Gusto)　1ポイント

 

Trek-Segafredoのジョン・アベラストゥリがバイク交換。Caja Rural – Seguros RGAから2022年に移籍してきた。キャリア15勝をあげているスプリンターだ。

 

残り11.2kmで20秒差。横一線で追い始めた。

 

先頭は最後の頑張りで3人に。

 

さあ、粘れるか?

 

先頭の3人は捕らえられBahrain Victoriousが先頭に。

 

70km/hという猛烈なスピードで走るが、ジョナサン・ミランはしっかりと2番手に。

 

猛烈なペースアップでゲラント・トーマスも切れてしまう。

 

ゴール前は結構狭い。

 

スプリントポイント　Finish line

スプリントポイントを通過。

 

 

集団は長く伸びている。

 

残り3.5km。Israel – Premier Techが前に出る。

 

残り3.2kmでB&B Hotels – KTMが前に。

 

ここでINEOS Grenadiersのオマール・フライレだろうか、前にきてエリア・ヴィヴィアーニを探している。

 

ゴール前が狭いので位置取りが命だ。

 

残り1.2kmでTrek-Segafredoが先頭。

 

ここでBahrain Victoriousのジョナサン・ミランがマテイ・モホリッチのアシストから先頭に。

 

まだ、かなり距離があるぞ。

 

250mの看板を越えてトップは、ジョナサン・ミラン!

 

ジョナサン・ミランの後ろから、B&B Hotels – KTMのピエール・バルビエとINEOS Grenadiersのエリア・ヴィヴィアーニが追いこんでくる!

 

 

3人が100m前で並んだ!

 

ジョナサン・ミランとピエール・バルビエの一騎打ちだ!

 

二人がハンドルを投げた～。

 

  

B&B Hotels – KTMのピエール・バルビエが派手なガッツボーズ。

だが、しかし～

 

どうみても、どちらが勝ったかわからない。ジョナサン・ミランは、ゴールを越えて首をかしげる。

 

写真判定の結果では、ジョナサン・ミランが勝利!

写真で見てもわからないほどの僅差。テレビに向かって派手に、ブレスレットを見せていたB&B Hotels – KTMのピエール・バルビエ。チームメイトにも祝福されたのだけど、プロ初勝利はお預けとなってしまった。

少し喜ぶのが早すぎたか～。

ジョナサン・ミランが2連勝でガッチリとリーダージャージをキープだ。

 

リザルト

第2ステージ　リザルト

ジョナサン・ミランのコメント(公式サイトより)

その瞬間、相手のホイールから2〜3センチ離すような感覚があった。彼もすごく強かった。彼が祝福したのは知っているが、私は勝てないことを考え、祝福しなかった。ただ、とても近かったんだ。

2日間で2勝。誰がそんなことを想像できるだろう？それに今日は、0kmから最後まで、みんなが素晴らしい仕事をしてくれた。マテイ・モホリッチはこのコースをよく知っているから、最終コーナーの取り方を説明してくれた。

だから僕は言われたとおりに、彼についていき、そして早めにスプリントを開始した。なんて言っていいかわからないけど、すごくハッピーだよ。次回は腕をあげてお祝いするのを忘れないようにします。

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞