2024年のMotoGP王者、ホルヘ・マルティン(Jorge Martín)が、レースウィーク中に自身のモーターホームから大切なロードバイクを盗まれるという事件が発生した。
その被害額と、まるで映画のような犯行手口が話題となっている。
豪華カスタムPinarello
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Pinarello Dogma Fのフレームにはネーム入り。ホイールは目もくらむようなゴールドのカスタムの模様がデザインされている。メチャクチャカッコいい。
これは、ホルヘ・マルティンのために特別にカスタマイズされた限定モデル。その推定価格はなんと20,000ユーロだから、約320万円となる。
自転車愛好家としても知られるホルヘ・マルティンにとって、レースの合間のトレーニングやリフレッシュに欠かせない相棒だった。
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ホルヘ・マルティンは同じGPライダーのアレイシ・エスパルガロともサイクリングしている。上の写真の真ん中だ。
この事件の驚くべき点は、その犯行手口の大胆さにある。 バレンシアGPの週末、厳重な警備が敷かれているはずのパドックエリア。
そこに現れた44歳の男は、なんとライバルチームであるKTMのチームウェアを身にまとい、関係者になりすまして堂々と侵入したのだ。
これでは、誰もわからない。周囲に怪しまれることなく車両エリアを通り抜けた男は、マルティンのモーターホームに侵入。世界王者の宝物であるPinarelloを持ち去った。
しかし、犯人の逃走劇は長くは続かなかった。スペイン警察は迅速に捜査を展開し、近くのガソリンスタンドで容疑者を確保。
幸運なことに、その傍らには盗まれたばかりの「DOGMA F」が無傷で置かれていた。男には過去にも窃盗の前科があった。
無事に愛車を取り戻したマルティネーターことホルヘ・マルティン。これからもPinarelloを手元において走るはずだ。けど、施錠もしてないといけないじゃないのかな。まあ、パドックまで泥棒が入るとは思わないですよね。




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