ピレネー第2弾は、山岳個人タイムトライヤル。
2020 ツール・ド・フランス第20ステージでは、タデイ・ポガチャルがプリモッシュ・ログリッチを山岳TTで逆転。
2023 ジロ・デ・イタリアでは、プリモッシュ・ログリッチがゲラント・トーマスを山岳TTで抜き去った。山岳タイムトライヤルは、ドラマを生むステージとなる。
現在のStrava KOMはタデイ・ポガチャルとブランドン・マクナリティが保持。今回はタイム更新されるかもしれない。ライダーの装備も勝敗をわけることになりそうだ。
- 第13ステージ ルダンヴィエル~ペイラギュード 10.9 km
- レナート・ヴァン・エトヴェルト Lotto
- ルーク・プラップ Team Jayco AlUla
- ブライアン・コカール Cofidis
- レニー・マルティネス Bahrain Victorious
- ワウト・ファンアールト Team Visma | Lease a Bike
- ジュリアン・アラフリップ Tudor Pro Cycling Team
- ブルーノ・アルミライル Decathlon AG2R La Mondiale Team
- マチュー・ファンデルプール Alpecin-Deceuninck
- アダム・イェーツ UAE Team Emirates – XRG
- ベン・ヒーリー EF Education-EasyPost
- マッテオ・ヨルゲルソン Team Visma | Lease a Bike
- プリモッシュ・ログリッチ Red Bull – BORA – hansgrohe
- オスカー・オンリー Team Picnic PostNL
- ケヴィン・ヴォークリン Arkéa – B&B Hotels
- フローリアン・リポウィッツ Red Bull – BORA – hansgrohe
- レムコ・エヴェネプール Soudal – Quick Step
- ヨナス・ヴィンゲゴー Team Visma | Lease a Bike
- タデイ・ポガチャル UAE Team Emirates – XRG
- リザルト
第13ステージ ルダンヴィエル~ペイラギュード 10.9 km

コースマップ photo letour.fr
ルーダンヴィエルの谷から、ペイラギュード山頂の飛行場の滑走路まで続く。これまではロードで使われていたけれど、山岳タイムトライヤルで使われるとは厳しい。

コースプロフィール photo letour.fr
スタート地点で標高959m。ゴールは1,561mとなる。登りはゴールに近ずくにつれて急こう配となる。ゴール手前は16%勾配もある。タイム差がつかない訳がない。プロでも蛇行して最後は上がるぐらいだ。
- 第1計測 3.5km
- 第2計測 8.5km
レナート・ヴァン・エトヴェルト Lotto

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様
レナート・ヴァン・エトヴェルトが27分49秒を出してきた。これが当分の暫定トップタイムとなるか。
ルーク・プラップ Team Jayco AlUla
ルーク・プラップが、第1計測から最後まで暫定トップタイムを更新。24分58秒をたたき出した。
ブライアン・コカール Cofidis
骨折しているのに、これは包帯だけ? まあ、指が動かせないとブレーキかけれないし。明日からのロードは大丈夫なんだろうか。
ブライアン・コカールは29分台で無事にゴール。ただ、このステージでリタイヤを決めている。流石に片手で集団の中にいると周りのライダーに迷惑をかける。
レニー・マルティネス Bahrain Victorious
山岳賞のレニー・マルティネスは、後輪ディスク。15分56秒で暫定2位。
ワウト・ファンアールト Team Visma | Lease a Bike
ワウト・ファンアールトも明日を考えて本気では走らないだろう。暫定15位でフニッシュ。
ジュリアン・アラフリップ Tudor Pro Cycling Team
ジュリアン・アラフリップは、26分20秒で暫定3位。
ブルーノ・アルミライル Decathlon AG2R La Mondiale Team
前日のオタカムでは最後まで逃げて敢闘賞。
ブルーノ・アルミライルは、26分12秒。av25.0km/hで暫定4位。ゴール手前150mからがきつい。
マチュー・ファンデルプール Alpecin-Deceuninck
マチュー・ファンデルプールは、昨日のステージで目の上を蜂に刺されている。このステージは効率的にゴールすればよい。
マチュー・ファンデルプールは、29分4秒。暫定70位でゴール。
アダム・イェーツ UAE Team Emirates – XRG
25分15秒で暫定2位。
ベン・ヒーリー EF Education-EasyPost
総合11位のベン・ヒーリーがスタート。ゴールは26分38秒。
マッテオ・ヨルゲルソン Team Visma | Lease a Bike
第1計測、第2計測もルーク・プラップの記録を破っている。
しかし、ゴールは25分3秒で暫定2位。
プリモッシュ・ログリッチ Red Bull – BORA – hansgrohe
あらっ、プリモッシュ・ログリッチは第12ステージではくるぶしまでの短いソックスを履いていたのに今日はUCIギリギリの長さだ。
プリモッシュ・ログリッチが第2計測でマッテオ・ヨルゲルソンを抜いてトップに。30秒も速い。
凄い。24分20秒で暫定トップに。
オスカー・オンリー Team Picnic PostNL
オスカー・オンリーは26分6秒。ロマン・バルデのあとを継いで完全にエースの働きだ。
ケヴィン・ヴォークリン Arkéa – B&B Hotels
ケヴィン・ヴォークリンがスタート。
ケヴィン・ヴォークリンは25分35秒で暫定8位。
フローリアン・リポウィッツ Red Bull – BORA – hansgrohe
フローリアン・リポウィッツはTTバイク。
フローリアン・リポウィッツはプリモッシュ・ログリッチに8秒遅れの暫定2位通過。
24分56秒でプリモッシュ・ログリッチについで暫定2位。
レムコ・エヴェネプール Soudal – Quick Step
世界TT王者がスタート。
あらっ、第1計測で4秒遅れ。
レムコどうした。第2計測で15分42秒。暫定3位通過。
なんと~。レムコは後続のヨナス・ヴィンゲゴーに抜かれてしまう。
レムコはヨナス・ヴィンゲゴーに抜かれてゴールという屈辱。25分39秒と惨敗。やはり、昨日の不調からは立ち直っていなかった。
ヨナス・ヴィンゲゴー Team Visma | Lease a Bike
ヨナス・ヴィンゲゴーはアップしている。
ヨナス・ヴィンゲゴーがスタート。
第2計測で14分46秒とプリモッシュ・ログリッチを抜いて暫定トップに。
なんと、ヨナス・ヴィンゲゴーはレムコをとらえた。
レムコを抜いて23分36秒。暫定トップだ。
タデイ・ポガチャル UAE Team Emirates – XRG
タデイ・ポガチャルは、普通のロードバイクだ。重量に拘ったか。
第1計測で5分27秒で、トップタイム更新!
なんとレムコのペースより40秒も速い?
第2計測でヨナス・ヴィンゲゴーのタイムを23秒上回ってトップタイム更新。
圧倒的だ。23分でヨナス・ヴィンゲゴーを36秒上回った。
タデイ・ポガチャルは、連勝でステージ4勝目。ツール・ド・フランス通算21勝目。
リザルト
優勝したUAE Team Emirates – XRGのタデイ・ポガチャル
とても嬉しいです。このタイムトライアルは12月以来ずっと、大きな疑問符が付いていた。全てを完璧にやり遂げたかったけど、チームがそれを実現してくれた。全てが最高だった。
今日は良いスタートを切って、今朝は良い感触だった。そしてタイムトライアルに向けて良い準備ができた。最初から最後まで全力を出し切りたいと思っていた。最後は危うく爆発しそうになったけど、フィニッシュラインの上でタイミングが合った。
それが私をさらに奮い立たせてくれた。勝つと確信していたから。
ほぼフルタイムのタイムトライアル仕様でスタートしたヴィンゲゴーとは異なり、通常のクライミングバイクを選択した。
どのバイクを選ぶか、それが最も重要な決断だった。僕たちはいつもこのバイクでレースをしている。99%の時間をこのバイクで過ごしている。
計算してみた結果、タイムトライアルバイクのように全力を出し切れなければ、結局同じタイムでフィニッシュすることになるんだ。僕はこのクライミングバイクの方が乗り心地が良いので、それがうまくいっている。
2位 Team Visma | Lease a Bikeのヨナス・ヴィンゲゴー(チーム公式サイトより)
今日はハードに戦った。 自分のキャリアの中でも最高のパフォーマンスだった。 すべてを出し切った。 昨日の悔しさを晴らすことができた。
今日は彼が一番強かったし、勝利に値した。昨日の自分のレベルは、自分が期待していたものよりも低かった。 がっかりしたよ。 でも、今日は状況が好転した。
4位 Red Bull – BORA – hansgroheのフローリアン・リポウィッツ
プリモシュと私は接近していて、ふたりとも調子がいい。 今、表彰台について話すのは少し早すぎる。 いずれにせよ、2人が総合争いに加わっているのは素晴らしいことだ。 これからのステージで選択肢を与えてくれる。
そう、プリモシュはすごく強い。 それに機嫌もいい。 彼はファイターだし、これまで何度も良い脚を見せてきた。
6位 Team Visma | Lease a Bikeのマッテオ・ヨルゲルソン
ヨナスは超強かった。 彼のファイトを誇りに思う。 私たちはレースでベストを尽くしているし、ここまでのレースを誇りに思っている。 自分のベストを尽くし、毎日戦っているのであれば、何もできることはない。
11位 Arkéa – B&B Hotelsのケヴィン・ヴォークリン
12位 Soudal – Quick Stepのレムコ・エヴェネプール
第13ステージ リザルト
総合
ポイント賞
山岳賞
新人賞
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