2025 サントス・ツアー・ダウンアンダー第3ステージ 意外な勝者

第2ステージでは、サム・ウェルスフォードが落車でケガを負いながらもステージ2連勝。

だが、リードアウトしたダニー・ファンポッペルがイエローカード。

 

あと一回イエローカードが出るとダニー・ファンポッペルは失格となる。

 

第3ステージ ノーウッド～ウライドラ  147.5km

 

第3ステージはスタートから登り。アシュトンで集団はある程度絞られるはず。ただ、勾配は4%なのでそれほど厳しくはない。今回はゴール手前5kmに、ナッツヒルがあるのでスプリンターは残れないだろう。

ウィランガヒルにむけての前哨戦で、総合トップに立つのは誰か?

 

1. 2級山岳　アシュトン (7.9 km・4%)
2. スプリントポイント
3. 1級山岳　ナッツ ヒル (2.7 km・7.8%)
4. 残り1周
5. 1級山岳　ナッツ ヒル (2.7 km・7.8%)

 

スタート

スタート前にはRed Bull – BORA – hansgroheに移籍したフィン・フィッシャーブラックがインタビューに。自由に動けるのでは。

 

スタート。手前は敢闘賞のゲオルク・ツィンマーマン(Intermarché – Wanty)　サム・ウェルスフォードのリーダージャージも今日までだろう。

 

ニュートラルスタートから INEOS Grenadiersのゲラント・トーマスは先頭に。

 

オフィシャルスタート。

 

スタートからTeam Jayco AlUlaのオーストラリア王者、ルーク・ダーブリッジがスパート。

 

2級山岳　アシュトン (7.9 km・4%)

今度はIntermarché – Wantyのドリス・デ・プーターが飛び出す。

 

逃げに乗りたいライダーが追ってくる。

 

山岳賞を狙うファーガス・ブラウニングもきた。

 

現在4人。

1. ベン・スウィフト　 INEOS Grenadiers
2. ドリス・デ・プーター　Intermarché – Wanty
3. ブロワ・コヌフロワ　Decathlon AG2R La Mondiale Team
4. ファーガス・ブラウニング　Australia

 

XDS Astana Teamに移籍したイーデ・シェリングもきた。

 

あ～、だめだ。集団は容認していない。

 

集団は40km/hオーバーで登っている。

 

 INEOS Grenadiersのコナー・スウィフトがアタック!

 

緩斜面を猛烈なスピードでコナー・スウィフトは抜け出した。

 

さあ、うまく逃げが作れるか。

 

41ポイントで山岳賞トップのファーガス・ブラウニングが追ってくる。

 

サム・ウェルスフォードは集団。隣はルーク・プラップ。

 

コナー・スウィフトは、ファーガス・ブラウニングの追走を待っているのか。

 

ファーガス・ブラウニングが追いついた。

 

ファーガス・ブラウニングが1位通過。

 

集団は1分差で通過。

1. ファーガス・ブラウニング (Australia)　7ポイント
2. コナー・スウィフト INEOS Grenadiers　5ポイント
3. ユリウス・ヨハンセン　UAE Team Emirates XRG　3ポイント
4. ブロワ・コヌフロワ　Decathlon AG2R La Mondiale Team　1ポイント

 

残り134kmで1分31秒差。二人で逃げ続けるのは難しい。

 

コナー・スウィフトは無線でチームカーと交信。

 

2人で逃げ続ける意味がないと離脱してしまった。

 

ファーガス・ブラウニングはどうするのだろうか。タイム差は縮まってきた。まあ、ここで力を使い果たしては山岳賞はキープできない。

 

ファーガス・ブラウニングはやめない。まあ、明日はスプリントとなりそうなので今日はもう一日頑張るつもりなのかも。集団も一人ならば追わない。

集団からDecathlon AG2R La Mondiale Teamのジョフリー・ブシャールが追走に出ている。

 

残り112kmでジョフリー・ブシャールが追いついた。

 

2人は会話。これでファーガス・ブラウニングは、次の山岳ポイントも取れるかもしれない。

1. ジョフリー・ブシャール　Decathlon AG2R La Mondiale Team
2. ファーガス・ブラウニング　Australia

 

Israel – Premier Techのサイモン・クラークがアタック。2分差を追いつけるか。

 

スプリントポイント

ファーガス・ブラウニングが前で通過。

 

サイモン・クラークが3位通過。だが、この後サイモン・クラークは集団に戻る。

1. ファーガス・ブラウニング (Australia)　3ポイント・3秒
2. ジョフリー・ブシャール　Decathlon AG2R La Mondiale Team　2ポイント・2秒
3. サイモン・クラーク　Israel – Premier Tech　1ポイント・1秒

 

ジョフリー・ブシャールは、2019 ブエルタ・ア・エスパーニャ山岳賞、2021 ジロ・デ・イタリア山岳賞を獲得している。

唯一の勝利は2022 ツアー・オブ・アルプス第1ステージの逃げ切り勝利だ。

 

残り80.9kmで3分18秒差とリードが拡大。

 

残り76.2km。集団はUAE Team Emirates XRGが引いている。

 

1級山岳　ナッツ ヒル (2.7 km・7.8%)

タイム差は1分37秒差に。

 

ファーガス・ブラウニングは頑張った甲斐があった。1位通過だ。

 

集団も続いて通過。

1. ファーガス・ブラウニング (Australia)　10ポイント
2. ジョフリー・ブシャール　Decathlon AG2R La Mondiale Team　6ポイント
3. クリス・ハミルトン　Team Jayco AlUla　4ポイント
4. フィン・フィッシャーブラック　Red Bull – BORA – hansgrohe　2ポイント
5. ルーク・プラップ　Team Jayco AlUla　1ポイント

 

残り1周

2人はタイム差59秒で通過。

1. ジョフリー・ブシャール　Decathlon AG2R La Mondiale Team　3ポイント・3秒
2. ファーガス・ブラウニング (Australia)　2ポイント・2秒
3. フィン・フィッシャーブラック　UAE Team Emirates XRG　1ポイント・1秒

 

追走がガンガンかかっている。Lidl – Trekのフアン・ロペスが先頭。

 

タイム差は10秒もない。

 

後方をファーガス・ブラウニングが確認。

 

ファーガス・ブラウニングが集団に戻る。

 

ファーガス・ブラウニングは目標達成だ。

 

単独となったジョフリー・ブシャールに集団が迫る。

 

ジョフリー・ブシャールは残り25.7kmで捕まる。あとは一発勝負となるか。

 

EF Education-EasyPostの留目 夕陽は最後尾。

 

1級山岳　ナッツ ヒル (2.7 km・7.8%)

さあ、ここからが生き残り合戦となる。

 

さあ、UAE Team Emirates XRGのジェイ・ヴァインがアタックだ。

 

今度は INEOS Grenadiersのミハウ・クフィアトコフスキが攻撃。Groupama – FDJのレミ・ロシャスがついている。

 

2人は追いかれる。

 

今度はBahrain Victoriousのアフォンソ・エウラリオがアタック。

 

頂上まで距離がない。

 

レミ・ロシャスが抜け出して頂上通過。

 

ヨナタン・ナルバエスが2位通過。

1. レミ・ロシャス　Groupama – FDJ　10ポイント
2. ヨナタン・ナルバエス　UAE Team Emirates XRG　6ポイント
3. ハビエル・ロモ　Movistar Team　4ポイント
4. フィン・フィッシャーブラック　Red Bull – BORA – hansgrohe　2ポイント
5. オスカー・オンリー　Team Picnic PostNL　1ポイント

 

今度はMovistar Teamのハビエル・ロモが飛び出した。

 

残り4.3km。集団を引き離した。

 

集団が迫るが逃げ切れるか。

 

残り2.9km。ルーク・プラップ先頭で追ってくる。

 

オスカー・オンリーがアタック。

 

もう、ゴールエリアは近い。

 

オスカー・オンリーは、クリス・ハーパーに追い付かれる。

 

ハビエル・ロモは逃げ切りだ!

 

ハビエル・ロモはプロ初勝利!

トライアスロン出身のハビエル・ロモは、ロードレースの経験が少ないにも関わらず、2020スペイン選手権U23で優勝。翌2021年からAstana Qazaqstan Teamに所属。

 

2023年シーズンは、ブエルタ・ア・ブルゴスで総合7位に新人賞。2024年からMovistar Teamに移籍していた。2024 ツール・ド・フランスでは総合23位となっており強者だ。

 

2位はUAE Team Emirates XRGのヨナタン・ナルバエス。3位はRed Bull-BORA-hansgroheのフィン・フィッシャーブラックが入っている。

 

リザルト

優勝したMovistar Teamのハビエル・ロモ

この勝利は非常に重要だ。 この冬のツアーダウン・アンダーについてずっと考えていた。私は夢を見ることができ、この日を完全に見ることができた。チームには感謝したい、なぜなら彼らは私のためによく働いてくれて、私に大きな信頼を寄せてくれているからだ。

これは私の家族や周りの人たちにとっても重要な勝利だ。本当に勝ったと確信したのはゴール後だったけど、とてもうれしい。

サム・ウェルスフォードからリーダージャージを引き継ぎましたね。

嬉しいよ、長い間これを夢見ていたんだ(笑)。

 

第1ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞