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2025 フレッシュ・ワロンヌ ユイの壁を最速で駆け上がったのはレムコかタデイか?

海外情報
Photo credit: stacyjclinton on Visualhunt.com
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アルデンヌクラシックの第2弾、フレッシュ・ワロンヌ。La Flèche Wallonne(1.UWT)

ベルギーのワロン地域を回るワンデイレース。フレッシュはフランス語で矢を意味している。

 

過去の優勝者は

  • 2024    ステューブン・ウィリアムズ
  • 2023   タデイ・ポガチャル
  • 2022   ディラン・トゥーンス
  • 2021   ジュリアン・アラフィリップ
  • 2020   マルク・ヒルシ
  • 2019   ジュリアン・アラフィリップ
  • 2018 ジュリアン・アラフィリップ
  • 2017  アレハンドロ・バルベルデ
  • 2016  アレハンドロ・バルベルデ
  • 2015  アレハンドロ・バルベルデ
  • 2014  アレハンドロ・バルベルデ

今年、ゴールのユイの壁を制するのは誰になるだろうか?

 

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シネイ~ユイ 205.2 km

コースマップ photo la-fleche-wallonne

 

スタートは、昨年のシャルルロワからシネイに変更。コース距離は205.2kmで昨年より7km増えている。

決戦はローカルラップの3周。ここにシェラーヴ峠が新たに加わっている。新たなアタックポイントだ。

抜け出しがなければ、ユイの壁で決着をつけることになる。最後のユイの壁を先頭で上がるライダーは誰になるだろうか?

 

コースプロフィール photo la-fleche-wallonne

 

  1. 山岳 Côte de Ver (1.4km・4.6%)
  2. 山岳 Côte de Petite Sommes (1.2 km・8.5%)
  3. ユイの壁  1.3km・9.6%   残り3周
  4. 山岳 Côte d’Ereffe 2.1km・5%
  5. 山岳 シェラーヴ峠 (1.3 km・7.7%)
  6. ユイの壁 1.3km・9.6%  残り1周
  7. 山岳 Côte d’Ereffe  2.1km・5% 
  8. 山岳 シェラーヴ峠 (1.3 km・7.7%)
  9. ユイの壁 1.3km・9.6%

 

注目のライダーは

  • Israel – Premier Tech ステューブン・ウィリアムズ、ジョージ・ベネット、ジョセフ・ブラックモア、アレクセイ・ルツェンコ
  • UAE Team Emirates – XRG タデイ・ポガチャル、ブランドン・マクナリティ、パヴェル・シヴァコフ
  • Tudor Pro Cycling Team ジュリアン・アラフリップ、マルク・ヒルシ
  • Cofidis ディラン・トゥーンズ、アレクサンデル・アランブル
  • Soudal Quick-Step レムコ・エヴェネプール、イラン・ファンワイルダー
  • Arkéa – B&B Hotels ケヴィン・ヴォークリン
  • Red Bull – BORA – hansgrohe マキシム・ファンジルス、ダニエル・マルティネス
  • Q36.5 Pro Cycling Team トム・ピドコック
  • Bahrain – Victorious レニー・マルティネス、ペッリョ・ビルバオ、サンティアゴ・ブイトラゴ
  • Lidl – Trek マティアス・スケルモースイェンセン、ティボー・ネイス
  • Decathlon AG2R La Mondiale Team クレモント・ベルテ
  • Uno-X Mobility マグナス・コルトニールセン、アンドレアス・レックネスン
  • Groupama – FDJ ロマン・グレゴワール、レミ・カヴァニャ、ヴァランタン・マデュアス
  • Team Visma | Lease a Bike ティシュ・ベノート、ベン・トゥレット
  • XDS Astana Team クレモン・シャンプッサン、ディエゴ・ウリッシ、クリスティアン・スカローニ
  • EF Education – EasyPost ベン・ヒーリー、ニールソン・ポーレス
  • INEOS Grenadiers アクセル・ローランス、マグナス・シェフィールド
  • Alpecin – Deceuninck クイントン・ヘルマンス
  • Team Picnic PostNL オスカー・オンリー、ワレン・バルギル
  • Movistar Team エンリク・マス、ダヴィデ・フォルモロ
  • Lotto レナート・ヴァン・エトヴェルト
  • Team Jayco AlUla ベン・オコナー、マウロ・シュミット、フィリッポ・ザナ
  • Intermarché – Wanty 

 

スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

アムステルゴールドレースではアタックをかけてタデイ・ポガチャルと5kmほど逃げたジュリアン・アラフリップ。勝てば4回目となる。

 

タデイ・ポガチャルのコメント

このワロンアローに乗るたびに、ユイでのパフォーマンスは向上した。レムコがもっと早く攻撃するかもしれない。登り坂の間の部分は彼に合っているはずだ。しかし、私たちはチームと協力してそれを解決する。

 

Lidl – Trekのマティアス・スケルモースイェンセンも好調なので決勝に残るか。

 

ニュートラルスタート。

 

オフィシャルスタート。

 

5人の逃げ

スタートから逃げ出す。

  1.  アルテム・シュミット (INEOS Grenadiers)
  2.  セリエル・デサル (Wagner Bazin WB)
  3.  シモン・グリエルミ (Arkéa – B&B Hotels)
  4.  トム・パコット (Intermarché – Wanty)
  5.  シーブス・デヴェールト (Team Flanders – Baloise)

 

レムコ・エヴェネプールのコメント

我々は爆発的な攻撃力を持つ選手たちをできるだけ弱らせるよう努めなければならない。厳しいレースの後で、3分間のユイの壁はまた別のものだ。過去のレースのスプリントでも同じことが起こった。

 

集団から INEOS Grenadiersのトビアス・フォスとBahrain Victoriousのロバート・スタナードが追走に。

 

残り142.7km。5人のリードは集団まで51秒とタイト。

 

先頭にトビアス・フォスが追い付いた。

 

集団から、2人が追走に。

  1. アンドレアス・レックネスン Uno-X Mobility
  2. フレドリック・ドゥバースネス Uno-X Mobility

 

Q36.5 Pro Cycling Teamのトム・ピドコック。ストラーデビアンケの時ほどではないけれども、調子は上がっていると。4回出場しているけれど、最高位は初回の6位。

 

山岳 Côte d’Ereffe 2.1km・5%

Uno-X Mobilityの二人が追いついている。

 

集団で落車。かなりの人数が歩道走行に。

 

山岳 Côte de Cherave (1.3 km・7.7%)

タイム差は1分26秒差。

 

ユイの壁  1.3km・9.6%

1回目のユイの壁に。

 

集団はUAE Team Emirates – XRGが引いている。

 

  残り2周

ゴールラインを先頭が通過。

 

 INEOS Grenadiersのマグナス・シェフィールドがパンク。

 

残り64km。集団はSoudal – Quick Stepが引く。雨がひどくなっている。

 

Lidl – Trekのティボー・ネイスはレインジャケットを脱いでいる。

 

山岳 Côte d’Ereffe 2.1km・5%

タイム差1分14秒。

 

残り52.6kmで51秒差と詰まってきた。

 

山岳 Côte de Cherave (1.3 km・7.7%)

タイム差は36秒に。

 

Bahrain Victoriousのロバート・スタナードが先頭から遅れそう。

 

集団が見えてきた。

 

あ~、カーブで派手に落車。Wagner Bazin WBのシリル・デッセルだ。

 

落車。同じカーブだ。

 

 

マティアス・スケルモースイェンセンが落車だ。

  •  マティアス・スケルモースイェンセン (Lidl – Trek)
  •  パトリック・コンラット (Lidl – Trek)
  •  ジュリアン・ベルナール (Lidl – Trek)

 

マティアス・スケルモースイェンセンは、リタイヤとなった。アムステルゴールドレースの覇者がいなくなった。

 

ユイの壁  1.3km・9.6%  

先頭は3人に。

  1. トビアス・フォス  INEOS Grenadiers
  2. アンドレアス・レックネスン Uno-X Mobility
  3. フレドリック・ドゥバースネス Uno-X Mobility

 

残り1周

3人がなんとか越えた。

 

この雨でレムコは逃げをうつのか。カーブは慎重にいかないといけない。

 

残り28.7kmで8秒差。

 

ティボー・ネイスは補給中。マティアス・スケルモースイェンセンはリタイヤしたのでLidl – Trekはティボー・ネイスに託すことになる。

 

山岳 Côte d’Ereffe  2.1km・5% 

先頭は25秒差まで戻した。

 

ポガチャルが走りながら黒いレインジャケットを脱いだ。

 

そろそろ捕まるか。

 

登りを越えたので、まだ逃げれるか。3人は全員ノルウェー人だ。トビアス・フォスとアンドレアス・レックネスンは2019年にUno-X Mobilityのコンチネンタルチームでチームメイト。

 

タデイ・ポガチャルは、ずっとレムコ・エヴェネプールの真後ろ。アタックを待っているかのよう。

 

山岳 Côte de Cherave (1.3 km・7.7%)

先頭からトビアス・フォスが遅れる。

 

先頭の二人が捕まった。

 

ここがレムコのアタック地点のはずだけど。

 

レムコは4番手。

 

結局レムコのアタックはなし。タデイ・ポガチャルが先頭にたつ。

 

すぐにレムコがくる。レムコは雨に弱いし、寒さも苦手だ。

 

この下りで半そでは二人だけだ。

 

5人が抜け出した。

 

ベン・ヒーリーがいる。

 

また、つながった。

 

残り1.7km。

 

タデイ・ポガチャルは2番手。

 

また、ヤン・クリステンが前に。

 

ユイの壁 1.3km・9.6%  残り1周

ベン・ヒーリーも前に。

 

ベン・ヒーリーが前にでた。

 

あ~、タデイ・ポガチャルがアタックだ!

 

タデイ・ポガチャルが加速する。

 

シッティングのまま加速だ!

 

ベン・ヒーリーが一気に引き離される。

 

ワンカーブで、この差だ。

 

タデイ・ポガチャルが踏み込む。

 

17%勾配でも凄いスピードで上がっていく。

 

タデイ・ポガチャルは何度も後ろを振り返って確認。

 

アムステルゴールドレースで勝てなかったのを吹き飛ばした。

 

レムコのアタックをチームの引きで防いだといえるか。雨が影響したのは間違いない。

 

これでタデイ・ポガチャルは今シーズンの6勝目。

 

UAE Team Emirates – XRGは、31勝目。タデイ・ポガチャルは、気分良くリエージュ〜バストーニュ〜リエージュに向かう。疲れがたまっているので、パフォーマンスが落ちているというのは間違いだったようだ。

 

2位は2年連続でArkéa – B&B Hotelsのケヴィン・ヴォークリン。3位にトム・ピドコックが入った。

 

タデイ・ポガチャルは、3位のトム・ピドコックと握手。

 

2位となったArkéa – B&B Hotelsのケヴィン・ヴォークリンとも握手。

 

リザルト

優勝したUAE Team Emirates – XRGのタデイ・ポガチャル

このレースにまた勝てて最高の気分だ。ワロン・アローは本当に美しいレースだが、最後の登りは本当にきつかった。それに、今日は天気も良くなった。本当に厳しいレースだった。だから、今日を勝利で締めくくることができたのは、私にとって大きな意味がある。

決勝では、チームメイトのヤン・クリステンがユイ壁の最後の数百メートルまで彼を導いてくれましたね。

計画通りに走った。チームメイトの脚力は素晴らしかったし、ほぼ同じメンバーでリエージュへ向かう。そこでも良いレースができると確信している。

 

2位 Arkéa – B&B Hotelsのケヴィン・ヴォークリン

 

 

3位 Q36.5 Pro Cycling Teamのトム・ピドコック

 

 

4位 Bahrain Victoriousのレニー・マルティネス

 

5位 EF Education-EasyPostのベン・ヒーリー

 

Rnk Rider Team UCI Time
1
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates – XRG 400 4:50:15
2
 VAUQUELIN Kévin
Arkéa – B&B Hotels 320 0:10
3
 PIDCOCK Thomas
Q36.5 Pro Cycling Team 260 0:12
4
 MARTINEZ Lenny
Bahrain – Victorious 220 0:13
5
 HEALY Ben
EF Education – EasyPost 180 ,,
6
 BUITRAGO Santiago
Bahrain – Victorious 140 0:16
7
 GRÉGOIRE Romain
Groupama – FDJ 120 ,,
8
 NYS Thibau
Lidl – Trek 100 ,,
9
 EVENEPOEL Remco
Soudal Quick-Step 80 ,,
10
 SCHMID Mauro
Team Jayco AlUla 68 0:19
11
 MARTIN Guillaume
Groupama – FDJ 56 0:23
12
 BENOOT Tiesj
Team Visma | Lease a Bike 48 0:26
13
 CHRISTEN Jan
UAE Team Emirates – XRG 40 0:30
14
 BLACKMORE Joseph
Israel – Premier Tech 32 0:32
15
 MCNULTY Brandon
UAE Team Emirates – XRG 28 ,,
16
 FORMOLO Davide
Movistar Team 24 ,,
17
 SHEFFIELD Magnus
INEOS Grenadiers 24 ,,
18
 TRONCHON Bastien
Decathlon AG2R La Mondiale Team 24 0:36
19
 TULETT Ben
Team Visma | Lease a Bike 24 0:39
20
 LAURANCE Axel
INEOS Grenadiers 24 ,,
21
 CHAMPOUSSIN Clément
XDS Astana Team 16 0:40
22
 ALAPHILIPPE Julian
Tudor Pro Cycling Team 16 ,,
23
 SCARONI Christian
XDS Astana Team 16 0:45
24
 BARRÉ Louis
Intermarché – Wanty 16 0:49
25
 NORDHAGEN Jørgen
Team Visma | Lease a Bike 16 0:52
26
 MADOUAS Valentin
Groupama – FDJ 16 0:57
27
 HOLTER Ådne
Uno-X Mobility 16 1:02
28
 VELASCO Simone
XDS Astana Team 16 1:18
29
 VANSEVENANT Mauri
Soudal Quick-Step 16 ,,
30
 GLIVAR Gal
Alpecin – Deceuninck 16 1:21

コメント

  1. ソルト より:

    フレッシュワロンヌで見たことのない勝ち方で笑ったw
    こんなの誰が止められるん?

    • ちゃん より:

      10秒のタイム差は過去最大とも言われてますね。このコンデションでも、爆発する力が変わらないというのは凄い。

      これからデータなどでてくるでしょうが、過去最速の走りだったのでは。

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