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2023 ツール・ド・ポローニュ第1ステージ 雨のサーキットを制したのは?

海外情報
Image credit: tourdepologne
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ツール・ド・ポローニュ。Tour de Pologne(2.UWT)

2020年の第1ステージでは、ファビオ・ヤコブセン(Deceuninck – Quick Step)がディラン・フルーネウェーヘン(Team Jumbo-Visma)にフェンス際に追いこまれてゴールで大落車が発生。

プラステックのゲートは簡単に壊れてしまいファビオ・ヤコブセンは選手生命にかかわる事故となる。これを受けて、ディラン・フルーネウェーヘンは、9か月の出場停止。

ファビオ・ヤコブセンは何度も手術を繰り返して、ついに2022ツール出場に。ディラン・フルーネウェーヘンと共に1勝ずつを上げている。

この事故を受けてUCIは、ゴールレイアウトの規則を変更。そして、ポローニュも、下りゴールから登りゴールへと変わっている。

 

過去の優勝者

  • 2022  イーサン・ヘイター
  • 2021 ジョアン・アルメイダ
  • 2020 レムコ・エヴェネプール
  • 2019 パヴェル・シヴァコフ
  • 2018 ミハウ・クフィアトコフスキ
  • 2017 ディラン・トゥーンス
  • 2016 ティム・ウェレンス
  • 2015 ヨン・イサギレ
  • 2014 ラファウ・マイカ
  • 2013 ピーター・ウェーニング
  • 2012  モレーノ・モゼール

 

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第1ステージ ポズナン~ポズナン 183.7km

コースプロフィール photo tourdepologne

 

ポーランド最古の都市の一つであるポズナンが、16年ぶりに再び舞台となる。決戦はポスナンでの4kmのサーキット場で行われる。

 

  1. スプリントポイント Suchy Las
  2. 3級山岳 Suchy Las 0.7km・3.7%
  3. スプリントポイント Murowana Goślina
  4. スプリントポイント Pobiedziska
  5. スプリントポイント Kostrzyn
  6. スプリントポイント Środa Wielkopolska

 

注目のライダーは

  • INEOS Grenadiers ミハウ・クフィアトコフスキ、パヴェル・シヴァコフ、ゲラント・トーマス、テイメン・アレンスマン
  • AG2R Citroën Team ラリー・ワーパス
  • Alpecin-Deceuninck 二コラ・コンチ、ヤコブ・マレツコ、オスカル・リースベーグ
  • Astana Qazaqstan Team サムエーレ・バスタチッラ
  • Bahrain – Victorious ダミアーノ・カルーゾ、マテイ・モホリッチ
  • BORA – hansgrohe レナード・ケムナ、セルジオ・イギータ、サム・ベネット
  • Cofidis マキシミリアン・ヴァルシャイド
  • EF Education-EasyPost シュテファン・ビッセガー、マライン・ファンデンベルフ
  • Groupama – FDJ ルイス・アスキー
  • Intermarché – Circus – Wanty ヘルベン・タイッセン
  • Jumbo-Visma クーン・ボウマン、トビアス・フォス、オラフ・コーイ
  • Lidl – Trek エドワード・トゥーンス
  • Movistar Team フェルナンド・ガビリア、ルーベン・ゲレイロ
  • Soudal – Quick Step ティム・メルリエ、イラン・ファンワイルダー、マッティア・カッタネオ
  • Lotto Dstny トーマス・デヘント、ミラン・メンテン
  • Team Arkéa Samsic ケヴィン・ヴォークリン、ダニエル・マクレイ、デビット・デッカー
  • Team dsm – firmenich オスカー・オンリー
  • Team Jayco AlUla エディ・ダンパー
  • UAE Team Emirates パスカル・アッカーマン、ジョアン・アルメイダ、ブラントン・マクナリティ、ティム・ウェレンス、ラファウ・マイカ
  • Q36.5 Pro Cycling Team マッティオ・モスケッティ

 

スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

快晴の中スタート。気温は25℃。

 

スタートからポーランドチームが仕掛ける。

 

4人の逃げ

少しして4人の逃げが決まった。

  1. カミル・マウェツキ Q36.5 Pro Cycling Team
  2. Filippo Ridolfo(Team Novo Nordisk)
  3. Norbert Banaszek(Poland) 
  4. STOSZ Patryk(Poland) 

 

スプリントポイント Suchy Las

先頭がスプリントポイント通過。

  1. STOSZ Patryk(Poland)  3ポイント・3秒
  2. Filippo Ridolfo(Team Novo Nordisk) 2ポイント・2秒
  3. カミル・マウェツキ Q36.5 Pro Cycling Team 1ポイント・1秒

 

集団はSoudal – Quick Step、Jumbo-Visma、INEOS Grenadiersが引く。先頭はヨセフ・チェルニー。

 

スプリントポイント Murowana Goślina

先頭がスプリントポイント通過。

  1. STOSZ Patryk(Poland)  3ポイント・3秒
  2. Filippo Ridolfo(Team Novo Nordisk) 2ポイント・2秒
  3. Norbert Banaszek(Poland)  1ポイント・1秒

 

地元ポーランドということでINEOS Grenadiersのミハウ・クフィアトコフスキも総合優勝候補となる。2018年には総合優勝している。

 

残り122km。先頭にはJumbo-Vismaのサム・オーメンも上がっている。ヨセフ・チェルニーと話しながら走っている。

 

スプリントポイント Pobiedziska

先頭がスプリントポイント通過。

  1. STOSZ Patryk(Poland)  3ポイント
  2. Filippo Ridolfo(Team Novo Nordisk) 2ポイント
  3. カミル・マウェツキ Q36.5 Pro Cycling Team  1ポイント

 

レナード・ケムナは、BORA-hansgroheのエースナンバー。

 

スプリントポイント Kostrzyn

先頭がスプリントポイント通過。

  1. STOSZ Patryk(Poland)  3ポイント
  2. Filippo Ridolfo(Team Novo Nordisk) 2ポイント
  3. カミル・マウェツキ Q36.5 Pro Cycling Team  1ポイント

 

ゲラント・トーマスは、ジロ以来の登場。この後は、世界選手権個人タイムトライヤルに出場して、ブエルタに向かう。

 

スプリントポイント Środa Wielkopolska

カミル・マウェツキはスプリントポイント前からアタック。

 

スプリントポイントから単独で逃げ始めた。

 

残り71.5km。タイム差は1分22秒。昨年まではLotto Soudalで走っていた。

 

残り64km。カミル・マウェツキは追走の3人に追いつかれる。

 

残り56.9km。集団はタイム差44秒となり横一線で追っている。

 

残り42.2km。Lotto-Dstnyの先頭はトーマス・デヘント。

 

ゴールは大雨になっている。

 

サーキットが水浸しになり走れない状態に。

 

これはどうするのだろうか。少し空は明るくなってきた。

 

残り27.5km。集団は50km/h近いスピードでゴールに向かっている。

 

残り16.7km。ここは雨が降っていない。

 

残り11km。

 

残り8kmで落車がおこる。

 

かなりの人数が巻き込まれる。水たまりに突っ込めばこうなる。

 

サーキットに入った。

 

残り1周だ。先ほどの水たまりはどこに行ったのだろう。

 

残り3.2km。大きな水たまりがある。

 

残り2.8km。カーブを曲がっただけで落車。

 

集団のペースが少し緩む。

 

残り1.9km。何度か落車が後方でおこっている。先頭はヨス・ファンエムデン。

 

先頭の人数は少ない。

 

900mでJumbo-Vismaが先頭に。

 

700m。トレインが出来るか。

 

残り500mに。

 

400mでMovistar Teamが先頭か。

 

ベルト・ファンレルベルフがティム・メルリエを引く。

 

サム・ベネットが先頭に立った。

 

    

サム・ベネットをティム・メルリエがまくった。

 

ティム・メルリエ、サム・ベネット、オラフ・コーイと続く。

 

ティム・メルリエが、そのままゴール!

雨の危険なスプリントを見事に制することができた。ゴールの凄い雨の状況は何だったのか。少しの時間で水が引いている。

ティム・メルリエは、これで今シーズンの8勝目。明日は、リーダージャージを着てスタートとなる。

 

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リザルト

ティム・メルリエのコメント

落ち着いて、不必要なリスクを冒さず、すべてを正しく評価するように努めてた。シクロクロッサーのスキルを引き出す必要があった(笑)。

慌ただしく、危険で、滑りやすい。コース上だけでなく、その前にコースに近づくとすでに道路に大量の水が溜まっていた。

そのため、ハイドロプレーニング現象が発生して危険だった。でも、雨が降るといつも滑りやすくなるし、トラックも常に滑りやすくなる。

決勝では、慌ただしいペースに陥らず、全体像を把握するために、プロトンの最初の20人から外れないことを選択した。これもワールドツアーでの素晴らしい勝利だ。

メルリエの勝利と、クラシカ・サン・セバスティアンでのとレムコ・エヴェネポールの勝利の間には、ちょうど3分がありました。

もう何本か見たんですが、最後に映像が消えてしまった。しかし、彼も勝ったと聞いた。それはチームにとって素晴らしいことだ。

 

2位のオラフ・コーイのコメント

状況はわかっており、それを考慮に入れている。雨が降ると自動車道が非常に滑りやすくなるのはご存知でしょう。時々滑る感じがしたから、まっすぐでいられてよかった。

コース上でうまくターンできたし、とても滑りやすかったので、長い間ポジションを保つことができた。安全だったが、時にはコーナーで危険にさらされることもある。

スプリントに向けては?

うまく噛み合っていたが、最終コーナーからうまく抜け出せなかった。そこで勢いを失い、勝つためにメルリエに十分な埋め合わせをすることができなかった。

それ以外は脚の感触は良かった。それを今後数日間に持ち帰ることができる。

 

3位のフェルナンド・ガビリアのコメント

しばらくレースをしていない。戻ってきて表彰台に上がれたことは、私にとってとてもポジティブなことだ。オラフとティムは素晴らしく、レースで素晴らしい時間を過ごした。

今後は他のスプリンターのオッズを日ごとに見ていきたいと思う。始まり方には満足しており、このまま続くことを願っている。

 

第1ステージリザルト

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 MERLIER Tim
Soudal – Quick Step 50
10″
4:10:18
2
 KOOIJ Olav
Jumbo-Visma 30
6″
,,
3
 GAVIRIA Fernando
Movistar Team 25
3″
,,
4
 BENNETT Sam
BORA – hansgrohe 20   ,,
5
 WALSCHEID Max
Cofidis 15   ,,
6
 PATERSKI Maciej
Poland 10   ,,
7
 ANIOŁKOWSKI Stanisław
Human Powered Health 8   ,,
8
 ABERASTURI Jon
Lidl – Trek 6   ,,
9
 MARECZKO Jakub
Alpecin-Deceuninck 3   ,,
10
 THIJSSEN Gerben
Intermarché – Circus – Wanty 1   ,,
11
 PROĆ Bartłomiej
Poland     ,,
12
 VAN DEN BERG Marijn
EF Education-EasyPost     ,,
13
 MOSCHETTI Matteo
Q36.5 Pro Cycling Team     ,,
14
 VAN DIJKE Mick
Jumbo-Visma     ,,
15
 KOPECKÝ Matyáš
Team Novo Nordisk     ,,
16
 GOVEKAR Matevž
Bahrain – Victorious     ,,
17
 MARTINELLI Davide
Astana Qazaqstan Team     ,,
18
 ALLEGAERT Piet
Cofidis     ,,
19
 GAUTHERAT Pierre
AG2R Citroën Team     ,,
20
 VAN UDEN Casper
Team dsm – firmenich     ,,
21
 PLOWRIGHT Jensen
Alpecin-Deceuninck     ,,
22
 WELTEN Bram
Groupama – FDJ     ,,
23
 VAN DER SANDE Tosh
Jumbo-Visma     ,,
24
 THEUNS Edward
Lidl – Trek     ,,
25
 VAN LERBERGHE Bert
Soudal – Quick Step     ,,
26
 MENTEN Milan
Lotto Dstny     ,,
27
 DE POOTER Dries
Intermarché – Circus – Wanty     ,,
28
 KWIATKOWSKI Michał
INEOS Grenadiers     ,,
29
 RUSSO Clément
Team Arkéa Samsic     ,,
30
 MOSCA Jacopo
Lidl – Trek     ,,

総合

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 MERLIER Tim
Soudal – Quick Step 8
10″
4:10:08
2
 STOSZ Patryk
Poland  
9″
0:01
3
 RIDOLFO Filippo
Team Novo Nordisk  
6″
0:04
4
 KOOIJ Olav
Jumbo-Visma  
6″
,,
5
 GAVIRIA Fernando
Movistar Team  
3″
0:07
6
 MAŁECKI Kamil
Q36.5 Pro Cycling Team  
2″
0:08
7
 BANASZEK Norbert
Poland  
1″
0:09
8
 KOLZE CHANGIZI Sebastian
Tudor Pro Cycling Team     0:10
9
 ASKEY Lewis
Groupama – FDJ     ,,
10
 KREDER Wesley
Cofidis     ,,
11
 PASQUALON Andrea
Bahrain – Victorious     ,,
12
 LASTRA Jonathan
Cofidis     ,,
13
 MCLAY Daniel
Team Arkéa Samsic     ,,
14
 TAMINIAUX Lionel
Alpecin-Deceuninck     ,,
15
 POOLE Max
Team dsm – firmenich     ,,
16
 HAMILTON Lucas
Team Jayco AlUla     ,,
17
 SOBRERO Matteo
Team Jayco AlUla     ,,
18
 ARCHBOLD Shane
BORA – hansgrohe     ,,
19
 GRADEK Kamil
Bahrain – Victorious     ,,
20
 SELIG Rüdiger
Lotto Dstny     ,,
21
 FERNÁNDEZ Rubén
Cofidis     ,,
22
 MIHKELS Madis
Intermarché – Circus – Wanty     ,,
23
 WELLENS Tim
UAE Team Emirates     ,,
24
 CARUSO Damiano
Bahrain – Victorious     ,,
25
 THOMAS Geraint
INEOS Grenadiers     ,,
26
 MOHORIČ Matej
Bahrain – Victorious     ,,
27
 NORSGAARD Mathias
Movistar Team     ,,
28
 DONOVAN Mark
Q36.5 Pro Cycling Team     ,,
29
 FOSS Tobias
Jumbo-Visma     ,,
30
 CONCI Nicola
Alpecin-Deceuninck     ,,

ポイント賞

Rnk Rider Team Points
1
 MERLIER Tim
Soudal – Quick Step 20
2
 KOOIJ Olav
Jumbo-Visma 19
3
 GAVIRIA Fernando
Movistar Team 18
4
 BENNETT Sam
BORA – hansgrohe 17
5
 WALSCHEID Max
Cofidis 16
6
 PATERSKI Maciej
Poland 15
7
 ANIOŁKOWSKI Stanisław
Human Powered Health 14
8
 ABERASTURI Jon
Lidl – Trek 13
9
 MARECZKO Jakub
Alpecin-Deceuninck 12
10
 THIJSSEN Gerben
Intermarché – Circus – Wanty 11

山岳賞

Rnk Rider Team Points
1
 BANASZEK Norbert
Poland 3
2
 RIDOLFO Filippo
Team Novo Nordisk 2
3
 STOSZ Patryk
Poland 1

 

 

 

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