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2023 クラシカ・サンセバスティアン レムコは独走勝利したのか?

海外情報
Photo credit: Tranquiligold on Visualhunt
この記事は約13分で読めます。

スペインのバスク地方で行われるワールドツアーレース、クラシカ・サンセバスティアン。Donostia San Sebastian Klasikoa(1.UWT)

 

過去の優勝者は

  • 2022    レムコ・エヴェネプール
  • 2021  ニールソン・ポーレス
  • 2019  レムコ・エヴェネプール
  • 2018  ジュリアン・アラフィリップ
  • 2017  ミハウ・クフィアトコフスキ
  • 2016  バウケ・モレマ
  • 2015  アダム・イェーツ
  • 2014  アレハンドロ・バルベルデ
  • 2013  トニー・ガロパン
  • 2012  ルイスレオン・サンチェス
  • 2011  フィリップ・ジルベール
  • 2010  ルイスレオン・サンチェス

レムコ・エヴェネプールの3勝目となるか注目となる。

 

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第1ステージ  サンセバスティアン~サンセバスティアン 230.3km

コースプロフィール photo klasikoa

 

スタートは昨年同様にサンセバスティアンのドノスティアから。最初はギブスコア海岸に沿って進む。距離が長いために、決戦となるのは最後のマーギル・トントラでは。

2.1kmと距離は短いけれど10.1%勾配と抜け出すには最適となる。昨年は、レムコ・エヴェネプールが45kmの独走を決めたけれど、果たしてこのステージではどこで仕掛けるだろうか。

 

  1. 3級山岳 メーガ 3.5km・3.4%
  2. 2級山岳 イトゥルブル 6.6km・5.3%
  3. 3級山岳 アルキザ 4.4 km・6.2%
  4. 2級山岳 ハイスキベル 7.9 km・5.6%
  5. 1級山岳  エルライツ 10.6km・3.8%
  6. スプリントポイント  ドノスティア
  7. 2級山岳 メンディゾロッツ 4.1km・7.3%
  8. スプリントポイント  ドノスティア
  9. 2級山岳 マーギル・トントラ 2.1km・10.1%

 

注目のライダーは

  • Soudal – Quick Step レムコ・エヴェネプール、ジュリアン・アラフィリップ、レミ・カヴァニャ、ジェームス・ノックス、マウリ・ファンセベナント、アンドレア・バジオーリ
  • AG2R Citroën Team ベン・オコナー、フェリックス・ガル
  • Alpecin-Deceuninck クイントン・ヘルマンス、ジャンニ・フェルメルシュ、ジェイソン・オズボーン
  • Team Arkéa Samsic エリー・ジョスベール、ティボー・ゲルナレック
  • Astana Qazaqstan Team アレクセイ・ルチェンコ、シモーネ・ヴィラスコ
  • BORA – hansgrohe アレクサンドル・ウラソフ、ボブ・ユンゲルス、イーデ・シュリング、マキシリアン・シャフマン
  • Cofidis ヘスス・エラダ、ヨン・イサギレ、ギヨーム・マルタン
  • Team dsm – firmenich ロマン・バルデ
  • EF Education-EasyPost リゴベルト・ウラン、ベン・ヒーリー、アルベルト・ベッティオル
  • Groupama – FDJ ブルーノ・アルミライル、ラース・ファンデルハール
  • Intermarché – Circus – Wanty ルイ・コスタ、ロレンツォ・ロタ、ゲオルク・ツィンマーマン
  • INEOS Grenadiers カルロス・ロドリゲス、オマール・フライレ、ベン・トゥレット
  • Movistar Team アレックス・アランブル、イバン・ガルシア、イバン・ソーサ
  • Team Jayco AlUla マイケル・マシューズ、フェリックス・エンゲルハルト
  • Bahrain – Victorious ペッリョ・ビルバオ、ミケル・ランダ、新城幸也、ジョナサン・ミラン、サンティアゴ・ブイトラゴ
  • Lidl – Trek バウケ・モレマ
  • Jumbo-Visma
  • UAE Team Emirates フアン・アユソー、ジョージ・ベネット、マルク・ヒルシ、ディエゴ・ウリッシ
  • TotalEnergies ピエール・ラトゥール
  • Lotto Dstny 
  • Israel – Premier Tech ディラン・トゥーンズ、ヤコブ・フルサン、サイモン・クラーク

 

5人の逃げ

5人が最初に逃げていた。

  1. フランク・ボナムール (AG2R Citroën Team)
  2. ロマン・バルデ(Team dsm – firmenich)
  3. ジュリアン・ベルナール (Lidl – Trek)
  4. ネーサンファン・フーイドンク Jumbo-Visma
  5. ミケル・イトゥリア (Euskaltel – Euskadi) 

 

1級山岳  エルライツ 10.6km・3.8%

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

残り93.9kmで、先頭は4人に。

  1. フランク・ボナムール (AG2R Citroën Team)
  2. ロマン・バルデ(Team dsm – firmenich)
  3. ジュリアン・ベルナール (Lidl – Trek)
  4. ネーサンファン・フーイドンク Jumbo-Visma

 

1級山岳  エルライツ 10.6km・3.8%

レムコは、1級山岳頂上手前でアタック。

 

頂上で逃げていたジュリアン・ベルナールを捕らえて下りでアタック!

 

1級山岳で逃げは、ロマン・バルデとネイサン・ファンフーイドンクだけに。それにレムコ・エヴェネプールらの追走が追いつく。

  1. ロマン・バルデ Team dsm – firmenich
  2. ネーサンファン・フーイドンク Jumbo-Visma
  3. レムコ・エヴェネプール Soudal – Quick Step
  4. アレクサンドル・ウラソフ BORA-hansgrohe
  5. アルベルト・ベッティオル EF Education-EasyPost
  6. ペッリョ・ビルバオ Bahrain Victorious

 

集団はMovistar Teamが引いている。残り66.4kmで35秒差。

 

Team Arkéa Samsicのシモン・グリエルミが下りで落車している。大丈夫だろうか。その場でリタイヤとなっている。

 

ロマン・バルデとネイサン・ファンフーイドンクは引かない。

 

EF Education-EasyPostが、追走を邪魔している。

 

ロマン・バルデは15山岳ポイントを獲得して、現在山岳賞でトップにたっている。バルデの場合には、それが目的とは思えないけど。ただ、ワンデーレースなので最後まで逃げたいということなのか。

 

スプリントポイント  ドノスティア

アレクサンドル・ウラソフ先頭でスプリントポイントを通過。

 

レムコが後ろに下がろうとすると、Jumbo-Vismaのネーサンファン・フーイドンクは腰を押して交代しないと言っている。

 

2級山岳 メンディゾロッツ 4.1km・7.3%

ペッリョ・ビルバオ先頭で登り始める。タイム差は、1分16秒と開いた。

 

レムコがグイグイと引きだす。

 

レムコの引きに、ロマン・バルデとネーサンファン・ファンフーイドンクが切れてしまう。

 

フェリックス・ガルがチームメイトのアシストを受けて。

 

 

集団から、アタック!

 

レムコの引きに、アルベルト・ベッティオルが切れる。

 

レムコは、自分のペースで引いていく。いつものパターンだ。

 

INEOS Grenadiersのカルロス・ロドリゲスが集団の最後尾に。

 

先頭は3人。

  1. レムコ・エヴェネプール Soudal – Quick Step
  2. アレクサンドル・ウラソフ BORA-hansgrohe
  3. ペッリョ・ビルバオ Bahrain Victorious

 

フェリックス・ガルがロマン・バルデを抜いていく。

 

ペッリョ・ビルバオが先頭交代。

 

ミケル・ランダがフェリックス・ガルに追いついた。

 

カルロス・ロドリゲスは、ツールの疲れが抜けていない。集団からドロップ。

 

ペッリョ・ビルバオ先頭で山岳ポイントを通過。

  1. ペッリョ・ビルバオ Bahrain Victorious 5ポイント
  2. レムコ・エヴェネプール Soudal – Quick Step 3ポイント
  3. アレクサンドル・ウラソフ BORA-hansgrohe 1ポイント

 

集団も15人くらいしかいない。最後尾はAlpecin-Deceuninckのジェイソン・オズボーン。

 

残り27.7km。後続とは1分44秒離れている。

 

フェリックス・ガルとミケル・ランダは、集団に追いつかれる。

 

アレクサンドル・ウラソフは、補給中。

 

スプリントポイント  ドノスティア

アレクサンドル・ウラソフ先頭でスプリントポイントを通過。

  1. アレクサンドル・ウラソフ BORA-hansgrohe 10ポイント
  2. レムコ・エヴェネプール Soudal – Quick Step 6ポイント
  3. ペッリョ・ビルバオ Bahrain Victorious 3ポイント

 

2級山岳 マーギル・トントラ 2.1km・10.1%

レムコがアタックをかけるならばここだ。

 

残り1.7kmで峠を越える。

 

レムコが先頭に立つ。

 

15%勾配だ。

 

ペッリョ・ビルバオがやばいか。少し離れた。

 

いや、逆にペッリョ・ビルバオが前にでた。

 

再びレムコが引くと、アレクサンドル・ウラソフが切れてしまう。

 

ペッリョ・ビルバオと二人だ。

 

二人は観客をかき分けて進む。いつもの光景だ。

 

さあ、山岳ポイントを二人で越えた。

 

あとはゴールまで下るだけだ。残り7.6km。

 

70km/hで下っている。

 

残り2.6km。

 

海岸線を57km/hでかっ飛ばす。

 

残り1.3km。

 

二人はゴール前に。

 

ペッリョ・ビルバオの後ろからレムコがスプリント開始!

 

レムコがペッリョ・ビルバオを抜いた!

 

レムコが何度も腕を振り回す。

 

そして、雄たけびだ~!

 

これで3度目のクラシカ・サンセバスティアンの勝利となった。世界選手権にむけてコンデションは上々だ。

 

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リザルト

レムコ・エヴェネプールのコメント

このレースが本当に好きなんだ。今日は僕よりもペッリョ・ビルバオに声援を送っていたけどね。

彼はバスク人だからね。彼と一緒に決勝を走れたのはとても良かった。シーズン後半をこのようにスタートし、グラスゴーで開催されるワールドカップに臨むのは精神的にとてもいいことだ。

残り73kmでアタックを開始してましたね。

アルベルト、アレクサンドル、ビルバオと、完璧な選手たちが合流した。連携は完璧だった。

この日最後の上りとなるトントラでは、3人だけでしたね。

ハイペースで登った。ペッリョだけが残っているのが見えた。彼が速いのは知っている。ペッリョは、クライマーたちの中でも最速のスプリンターだからね。スプリントのための脚はまだ十分にあったと思う。

 

2位のペッリョ・ビルバオのコメント

レムコが早めに行くのが好きなのは分かっていた。エルライツで準備はできていた。その後はトップグループでうまく連携できた。レムコも全てを捧げた。最後の登りでは一緒に走り去ったが、レムコのタンクにはまだエネルギーが残っていた。

彼は少し新鮮だった。最後の数キロでそれを感じた。スプリントで勝つことはできなかったが、ここ数週間の仕事をとても誇りに思っている。

 

3位のアレクサンドル・ウラソフ

今日は良い結果だった。5月以来レースをしていないが、気分は良いし、表彰台に上がれて本当にうれしい。このまま続けていきたいと思っている。

次の大きな目標はもちろんブエルタで、とても楽しみにしている。レースの重要な瞬間に良いポジションを取ってくれたチームメイトに感謝したい。また彼らと一緒にレースができるのは素晴らしいことだ。今、全員がこれから起こることに集中してください!

 

第1ステージリザルト

Rnk Rider Team UCI Time
1
 EVENEPOEL Remco
Soudal – Quick Step 400 5:30:59
2
 BILBAO Pello
Bahrain – Victorious 320 ,,
3
 VLASOV Aleksandr
BORA – hansgrohe 260 0:28
4
 POWLESS Neilson
EF Education-EasyPost 220 2:50
5
 IZAGIRRE Ion
Cofidis 180 2:57
6
 SKUJIŅŠ Toms
Lidl – Trek 140 3:02
7
 ARANBURU Alex
Movistar Team 120 ,,
8
 COSTA Rui
Intermarché – Circus – Wanty 100 ,,
9
 BAGIOLI Andrea
Soudal – Quick Step 80 ,,
10
 BENOOT Tiesj
Jumbo-Visma 68 ,,
11
 AYUSO Juan
UAE Team Emirates 56 ,,
12
 BETTIOL Alberto
EF Education-EasyPost 48 ,,
13
 HIRSCHI Marc
UAE Team Emirates 40 ,,
14
 CHAMPOUSSIN Clément
Team Arkéa Samsic 32 ,,
15
 RODRÍGUEZ Carlos
INEOS Grenadiers 28 ,,
16
 OSBORNE Jason
Alpecin-Deceuninck 24 ,,
17
 LANDA Mikel
Bahrain – Victorious 24 ,,
18
 HARPER Chris
Team Jayco AlUla 24 ,,
19
 FUGLSANG Jakob
Israel – Premier Tech 24 ,,
20
 GALL Felix
AG2R Citroën Team 24 ,,
21
 VERMAERKE Kevin
Team dsm – firmenich 16 3:41
22
 SWEENY Harry
Lotto Dstny 16 3:50
23
 BENNETT George
UAE Team Emirates 16 3:59
24
 CASTRILLO Pablo
Equipo Kern Pharma 16 ,,
25
 VAN HOOYDONCK Nathan 
Jumbo-Visma 16 6:36
26
 IZAGIRRE Gorka
Movistar Team 16 7:07
27
 GARCÍA CORTINA Iván
Movistar Team 16 7:12
28
 VELASCO Simone
Astana Qazaqstan Team 16 ,,
29
 BAUDIN Alex
AG2R Citroën Team 16 ,,
30
 ROTA Lorenzo
Intermarché – Circus – Wanty 16 ,,
こちらはハイライト動画

 

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