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2024 ジロ・デッレミリア ポガチャルはアルカンシェルでレムコとログリッチを破ったのか?のか?

海外情報
Photo credit: Marcello Andrenacci on VisualHunt
この記事は約13分で読めます。

イタリアの、エミリア・ロマーニャ地方のボローニャ近郊で開催されるジロ・デッレミリア。Giro dell’Emilia(1.Pro)

1909年から開催されており、今年で107回目となる。最後の37kmでサン・ルーカの登りを5回登る。

アルカンシェルとなったタデイ・ポガチャル、レムコ・エヴェネプール、プリモッシュ・ログリッチが激突する。

来週の落ち葉のクラシック、イル・ロンバルディアを占う上でも上位に入るライダーの調子を見るのに良いレースだ。

 

過去の優勝者は

  • 2023   プリモッシュ・ログリッチ
  • 2022   エンリク・マス
  • 2021  プリモッシュ・ログリッチ
  • 2020 アレクサンドル・ウロソフ
  • 2019  プリモッシュ・ログリッチ
  • 2018  アレッサンドロ・デマルキ
  • 2017  ジョヴァンニ・ヴィスコンティ
  • 2016  エスデバン・チャベス
  • 2015  ヤン・バークランツ
  • 2014  ダビデ・レベリン
  • 2013  ディエゴ・ウリッシ
  • 2012  ナイロ・キンタナ

 

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ヴィニョーラ ~サン・ルーカ 215.3km

コースプロフィール photo gsemilia

 

スタート地点はカンピからヴィニョーラに代わっている。距離も約15km伸びている。二つの山岳ポイントでは、集団の振るい落としが行われる。

フィニッシュから37.2kmで、ライダーは初めてサン・ルーカの麓に到着。ここからの9.3kmの5周回で勝者が決まる。最大勾配は14%あり、最後は小集団での登りゴールとなる。

昨年同様、グランツールの総合優勝争いのような豪華メンバーで勝負となる。

 

  1. スプリントポイント Castelvetro
  2. Zocca (13.5 km・4%)
  3. 山岳 Casa Giorgio Morandi (6 km・6%)
  4. スプリントポイント Mausoleo G. Marconi
  5. 山岳 Montechiaro (3.3 km・9.1%)
  6. スプリントポイント Parco dei Ciliegi
  7. 残り4周
  8. 山岳 サン・ルーカ 2.0km・9.9%
  9. 山岳 サン・ルーカ 2.0km・9.9%
  10. 山岳 サン・ルーカ 2.0km・9.9%

 

注目のライダーは

  • Red Bull-BORA-hansgrohe プリモッシュ・ログリッチ、ダニエル・マルティネス
  • UAE Team Emirates タデイ・ポガチャル、アダム・イェーツ、ジェイ・ヴァイン
  • Movistar Team エンリク・マス、ダヴィデ・フォルモロ、ナイロ・キンタナ
  • Decathlon AG2R La Mondiale Team  オレリアン・パレパントル
  • Israel – Premier Tech マイケル・ウッズ、ディラン・トゥーンス
  • Lidl – Trek ジュリオ・チッコーネ、フアン・ロペス、バウケ・モレマ
  • EF Education-EasyPost エスデバン・チャベス、ベン・ヒーリー
  • Alpecin-Deceuninck アクセル・ローランス
  • Soudal – Quick Step レムコ・エヴェネプール、ファウスト・マスナダ、イラン・ファンワイルダー
  • Team Visma | Lease a Bike マッテオ・ヨルゲルソン、ウイルコ・ケルデルマン
  • Cofidis ギヨーム・マルタン、ヨン・イサギレ
  • Groupama – FDJ ダヴィ・ゴデュ
  • Team Jayco AlUla サイモン・イェーツ、フィリッポ・ザナ、エディ・ダンバー
  • Astana Qazaqstan Team ロレンツォ・フォルトゥナート、シモーネ・ヴィラスコ
  • INEOS Grenadiers トム・ピドコック、テイメン・アレンスマン
  • Bahrain Victorious アントニオ・ティベッリ、ワウト・プールス、ダミアーノ・カルーゾ

 

6人の逃げ

6人が逃げている。

  1. バンジャマン・トマ Cofidis
  2. ロベルト・ゴンサレス Team Corratec – Vini Fantini
  3. アンデル・ガンザバル Euskaltel – Euskadi
  4. アレッシオ・マルティネッリ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè
  5. ディミトリ・ペイスケンス Bingoal WB
  6. ホセ・ラモン・ムニス Petrolike

 

先頭は、すでに山岳を越えている。残り117.1kmで5分42秒差に。先頭は5人に。

 

すでにレースは半分終わっている。

 

あららっ、電車の通過によりヴェルガト踏切が閉鎖されたため、レースは停止。

 

再スタート。

 

山岳 Casa Giorgio Morandi (6 km・6%)

5分25秒差で山岳に。

 

黒ばっかりでわかりにくいけど、UAE Team Emirates、Red Bull-BORA-hansgrohe、 INEOS Grenadiersが集団先頭に。

 

集団先頭はUAE Team Emiratesのフィリッポ・バロンチーニ。

 

残り104.6kmで2分47秒差に。

 

先頭は山岳ポイントを通過。

  1. アレッシオ・マルティネッリ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 5ポイント
  2. バンジャマン・トマ Cofidis 3ポイント
  3. アンデル・ガンザバル Euskaltel – Euskadi 1ポイント

 

残り80.8km。タイム差は3分58秒。

 

山岳 Montechiaro (3.3 km・9.1%)

先頭は4人に。

  1. バンジャマン・トマ Cofidis
  2. ロベルト・ゴンサレス Team Corratec – Vini Fantini
  3. アンデル・ガンザバル Euskaltel – Euskadi
  4. アレッシオ・マルティネッリ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè

 

Lidl – Trekが集団を引いている。

 

先頭は3人に。残り62.2kmで1分19秒差。

  1. バンジャマン・トマ Cofidis
  2. アンデル・ガンザバル Euskaltel – Euskadi
  3. アレッシオ・マルティネッリ VF Group – Bardiani CSF – Faizanè

 

残り48kmで18秒差に。

 

後ろに集団が見えて3人は健闘を称えあっている。

 

最後まで頑張った仲間だ。

 

3人は足を止めた。

 

残り46.1kmで先頭3人は捕まる。

 

残り44.9km。残るはサン・ルーカのサーキットだ。

 

残り40.1km。あいにくの雨で路面が濡れているのがいけない。

 

おっと、レムコが前にきたぞ。

 

山岳 サン・ルーカ 2.0km・9.9%

レムコ、タデイ・ポガチャル、マッテオ・ヨルゲルソンが前に。

 

レムコ・エヴェネプールが先頭で集団を絞りにかかる。

 

タデイ・ポガチャルは2番手。

 

レムコはサングラスを外す。プリモッシュ・ログリッチはレインブレーカーを投げ捨てた。戦闘準備OKだ。

 

カメラの調子が悪く違う所を写しているとタデイ・ポガチャルがアタックを。

 

なんとレムコ・エヴェネプールがいない。マッテオ・ヨルゲルソンが追うが。

 

あら~、もう抜け出してしまった!

 

これは決まりだ。

 

固定カメラの前をタデイ・ポガチャルが通過。カメラの調子が悪い。

 

残り4周

タデイ・ポガチャルが凄いスピードで通過。

 

 

マッテオ・ヨルゲルソンは26秒差で通過。

 

レムコ・エヴェネプールはどこなんだ~?  プリモッシュ・ログリッチは~?

 

残り29.8km。マッテオ・ヨルゲルソンは後続に捕まっている。

 

山岳 サン・ルーカ 2.0km・9.9%

タデイ・ポガチャルは31秒差。

 

38秒差と開く。

 

Red Bull-BORA-hansgroheのフローリアン・リポウィッツが追走から抜け出している。

 

残り3周

47秒差で通過。

 

フローリアン・リポウィッツは捕まり、トム・ピドコックが先頭を引く。

 

残り22kmで1分12秒まで開く。

 

山岳 サン・ルーカ 2.0km・9.9%

これは誰も近寄れない。

 

フローリアン・リポウィッツがまたも単独で追走に。今日は登りで抜群の強さを発揮している。だが、それでもタイム差は広がる。

 

残り2周

かなりの雨に。しかし、雨も寒さも世界王者には関係ない。

 

1分42秒差でフローリアン・リポウィッツが通過した後に追走が続く。もう2分離されている。

 

山岳 サン・ルーカ 2.0km・9.9%

残り11.2km。タデイ・ポガチャルがカメラにあっちいけと言ったから、映像が遠くなる。

 

タイム差は1分52秒になった。

 

フローリアン・リポウィッツは追走を大きく引き離している。

 

アルカンシェルを着用して一日目で優勝とは凄い人だ。

 

残り1周

残り1周。もう登りでは世界の誰も勝てないのか。来シーズンのヨナス・ヴィンゲゴーに期待か。

 

2分19秒遅れでフローリアン・リポウィッツが通過。

 

タデイ・ポガチャルは、もうペースをあげていない。タイム差が変わらなくなった。カーブも安全に走行。

 

山岳 サン・ルーカ 2.0km・9.9%

最後の登りに。

 

タデイ・ポガチャルは、残り1km。ダンシングであがる。

 

なんと、Red Bull-BORA-hansgroheのフローリアン・リポウィッツは追いつかれてしまった。Team Polti Kometaのダビデ・ピガンゾーリが抜いていく。22歳で2024 ジロ・デ・イタリア総合13位だ。

 

タデイ・ポガチャルが雨のゴールエリアに。

 

ゴールのかなり手前から両手を広げてゴール。

 

 

アルカンシェルの呪いという言葉は彼にはない。

 

ワンデーレースでは圧倒的な勝ち方を今シーズンしている。ミラノ~サンレモの3位。カナダのケベックの7位以外は勝利。

 

今シーズンの24勝目。キャリア86勝目となった。残り2レースも勝ちを狙いにいくのは間違いない。

 

 

2位は INEOS Grenadiersのトム・ピドコック。3位にTeam Polti Kometaのダビデ・ピガンゾーリが入った。レムコ・エヴェネプール、プリモッシュ・ログリッチはリタイヤしている。

 

リザルト

 

タデイ・ポガチャルのコメント(チーム公式サイトより)

レインボーキットが届いたときは、少しプレッシャーを感じたが、ありがたいことにうまくいった。 今日はジャージを披露するために全力を尽くした。

雨の中、応援してくれたファンのみんなに感謝している。 本当に素晴らしかった。

今日はラスト2周までハードに走るつもりだったが、最終的にレムコが動いて展開が早くなった。 その後アタックがあって、僕もそれに応えてプッシュしていったが、まさかあのような展開になるとは思わなかった。 今シーズンはあと2レースしか残っていない。

Rnk Rider Team UCI Time
1
 POGAČAR Tadej
UAE Team Emirates 200 5:14:44
2
 PIDCOCK Thomas
INEOS Grenadiers 150 1:54
3
 PIGANZOLI Davide
Team Polti Kometa 125 ,,
4
 WOODS Michael
Israel – Premier Tech 100 ,,
5
 YATES Simon
Team Jayco AlUla 85 2:02
6
 ADRIÀ Roger
Red Bull – BORA – hansgrohe 70 2:04
7
 KELDERMAN Wilco
Team Visma | Lease a Bike 60 ,,
8
 MAS Enric
Movistar Team 50 2:08
9
 RYAN Archie
EF Education – EasyPost 40 2:13
10
 FORTUNATO Lorenzo
Astana Qazaqstan Team 35 2:15
11
 SCARONI Christian
Astana Qazaqstan Team 30 2:18
12
 YATES Adam
UAE Team Emirates 25 2:20
13
 VELASCO Simone
Astana Qazaqstan Team 20 2:25
14
 VALTER Attila
Team Visma | Lease a Bike 15 2:28
15
 QUINTANA Nairo
Movistar Team 10 ,,
16
 MARTIN Guillaume
Cofidis 5 2:29
17
 JORGENSON Matteo
Team Visma | Lease a Bike 5 ,,
18
 POZZOVIVO Domenico
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 5 ,,
19
 TEUNS Dylan
Israel – Premier Tech 5 2:36
20
 LIPOWITZ Florian
Red Bull – BORA – hansgrohe 5 2:37
21
 ROCHAS Rémy
Groupama – FDJ 5 2:55
22
 PELLIZZARI Giulio
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè 5 3:00
23
 BRENNER Marco
Tudor Pro Cycling Team 5 3:30
24
 GAROFOLI Gianmarco
Astana Qazaqstan Team 5 3:43
25
 HEALY Ben
EF Education – EasyPost 5 3:45
26
 CALZONI Walter
Q36.5 Pro Cycling Team 5 3:59
27
 HINDLEY Jai
Red Bull – BORA – hansgrohe 5 4:17
28
 STAUNE-MITTET Johannes
Team Visma | Lease a Bike 5 ,,
29
 PARET-PEINTRE Aurélien
Decathlon AG2R La Mondiale Team 5 ,,
30
 MINTEGI Iker
Euskaltel – Euskadi 5 4:24

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