一向に収まる気配を見せない香港の抗議行動の問題。
ついに自転車の世界にも影響が出ることになった。
その影響とは、香港で開催される予定となっていたHammer Hong Kongが中止になってしまったこと。
楽しみにしていた香港の自転車ファンには残念な結果となってしまった。
2019Hammerシリーズ
ハンマーシリーズの内容を簡単におさらいしておくと。
ハンマーシリーズは世界の三か所で行われるシリーズ戦でVelonが主催している。
Velonは2014年に自転車ビジネスの改善を目指すために設立され、11のUCI WorldTourチームを代表している会社。
- HAMMER STAVANGER (ノルウェー)
- HANMMER LIMBURG (オランダ)
- HANMMER HONG KONG (香港)
今回中止になったのは、最後に行われる予定だったHammer Hong Kong。
- 1日目 クライム 山岳コース
- 2日目 スプリント 平地コース
- 3日目 チェイス チームタイムトライヤル
3日間に渡って行われるステージレースだ。
ハンマーシリーズ2019チャンピオン
Hammer Hong Kongのキャンセルにより、2019年のHammerシリーズは2戦での結果により、Team Jumbo-Vismaがチャンピオンを獲得した。
Deceuninck-Quick-StepはHammer Limburgでの勝利に続いて2位に終わり、Team Sunwebは今年のHammer Seriesを総合3位で終えた。
このシリーズは、オランダ、ノルウェー、香港で3日間にわたって開催されるVelonの革新的なイベントで、現在Velonには18のワールドツアーチームのうち11チームが参加している。
参加しているチームは以下のとおり。
- Bora-Hansgrohe
- CCC Team
- Deceininck–QuickStep
- EF Education First
- Lotto Soudal
- Mitchelton-Scott
- Team Ineos
- Team Jumbo-Visma
- Team Sunweb
- Trek-Segafredo
- UAE Team Emirates
将来的には10箇所で行う予定となっているが、それについてUCIと交渉を進めている所。
簡単に言うと、UCIはハンマーシリーズを認めたくない。Velonは新しいビジネスモデルの構築を目指しており、UCIと対立する形になっている。
まあ、UCIの独占禁止法に触れるようなやり方にNOと言っている訳ですね。
2020年2月にはコロンビアでのハンマーシリーズが追加される予定となっているがUCIのレースカレンダーで承認されるのかはわかっていない。
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