ジロ・デ・イタリア第16ステージは、悪天候のためにレースの距離が212kmから155kmに変更。
それでも、最後の1級山岳パッソ・ジャウでは、ライダーが通過する2時間前には気温2度で深い霧が立ち込めていた。
選手が通過する時には、雨もあがり霧もなかったから良かったけれど。もし霧があったら下りもニュートラルになっていたでしょうね。
このレースでは、5人の強力な逃げのメンバーが先頭を争っていた。頂上手前のわずかな下りで、飛び出したのはモビスターのアントニオ・ペドレロ。
それに食らいついたのは、ゴルカ・イサギレ(Astana-Premier Tech)。
二人は、後続の3人からわずかなリードを奪うことに成功した。だが、ゴルカ・イサギレはオーバーペースでカーブを膨らんでしまう。
駐車されていた車にぶつかったかと思った。
落車回避
スロー再生で見るとギリギリぶつかっていない。咄嗟に片足を外してバランスを立て直している。凄い反射神経だ。
しかも、1台目の車の横には杭のようなものが立っていた。これにぶつかっていたら大変なことになっていただろう。
1台だけならまだしも、3台も駐車されていて良く回避できたものだ。
下りで凄いスピードが出ていたので、もし、車にぶつかっていたら大変なことになっていたはず。
この後、ゴルカ・イサギレは前を追うのをあきらめ、後続からきた3人にも抜かれてしまう。ゴルカ・イサギレは前日のステージ開始5キロ地点の落車に巻き込まれている。
それでも今日は逃げに乗っているのだから凄い。
遅れたゴルカ・イサギレはあとからきたエースのアレクサンドル・ウラソフをアシストしてゴールしている。
落車しないところは、さすがプロだ。
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