2023 UCIシクロクロス世界選手権女子ジュニアと男子U23　ジュニアでは史上初の双子ワンツーフニッシュ!

2023シクロクロス世界選手権。土曜日は女子のジュニアと男子U23の世界王者を決める日となる。

開催地は、オランダのホーヘルハイデ。金曜日に行われたミックスリレーではオランダが優勝している。

 

世界選手権ホーヘルハイデ

 

3km以上の長さがあるコースは、マチュー・ファンデルプールの父親、アンドリュー・ファンデルプールが設計している。

森の中を走るコースは高速コース。技術的に難しい部分はあまりなく、ロード的な力が必要なコースだ。

 

女子ジュリア

女子のジュニアだけど、予想が外れて雨が降りだした。これがレースにどう影響するのか。

 

2周目

トップを走っていた優勝候補のローレン・モレングラーフが派手に落車。その後、パンクしてしまいフラットタイヤで走ることに。ピットまでが長すぎ完全に脱落。

 

トップを走る二人は姉妹。アヴァ・ホルムグレンとイザベラ・ホルムグレン。カナダ人がトップを走るのも珍しい。

昨年のゾーイ・バクステッドや、2020年ジュニア王者のシリン・ファンアンローイのようにエリートレースでも活躍するという選手は中々いない。

 

双子の姉妹がトップを快走。

 

3周目

イザベラ・ホルムグレンは、妹のアヴァ・ホルムグレンを引き離している。

 

イザベラ・ホルムグレンは、元旦のGPスヴェンナイスで姉妹でワンツーフニッシュを飾っている。

 

世界選手権で姉妹で表彰台というのはあるのだろうか?  今の所、双子のお姉さんがリード。

 

4周目

表彰台を争うのは、イタリアとフランスの二人。ベルギーやオランダは更に後方だ。

 

イザベラ・ホルムグレンは、このままゴール。ゴール前から泣き崩れていた。

 

妹のアヴァ・ホルムグレンは姉を指さしながゴール。双子の姉妹がワンツーフニッシュなんて、史上初ではないかな。

 

リザルト

左が妹のアヴァ・ホルムグレン。右が姉のイザベラ・ホルムグレン。双子だけど身長もかなり違いますね。

イザベラ・ホルムグレン

まだ実感がわかない。2位で隣にいるアヴァが、この世界タイトルをより良いものにしてくれた。カナダ国歌が聴けるのは嬉しいですね。

アヴァ・ホルムグレン

メダルを意識して臨んだ。そして、姉が勝つと、さらにいい。今日は素晴らしい日だ。

 

 

男子U23

最前列にはベルギー勢が並んでいる。

 

ティボー・ネイスが2番手。

 

すぐにティボー・ネイスがトップに。

 

ティボー・ネイスに続くのは、オランダのデル・グロッソ・ティボール。

 

2周目

デル・グロッソ・ティボール先頭で2周目に。

 

フィールドでは、ティボー・ネイスが速い。

 

3周目

ティボー・ネイスがリードを広げ始めた。

 

2位以下が混戦。ベルギー勢が表彰台独占となるかも。

 

4周目

ティボー・ネイスのリードは8秒にひろがる。流石にエリートでも上位に顔を出す実力があるのでとびぬけている。

 

2位以下が再びまとまる。

1. ウィッツェ・ミューセン　ベルギー
2. デル・グロッソ・ティボール　オランダ
3. ヨラン・ウィズーレ　ベルギー

 

5周目

ベルギーの2年連続表彰台独占は難しいかも。

 

6周目

大きなアクシデントがなければティボー・ネイスの勝利は固い。

 

7周目

2位争いは、ウィッツェ・ミューセンが少し抜け出した。

 

ティボー・ネイスは勝利を確信して階段でガッツボーズをしている。

 

ティボー・ネイスは昨年の3位から、ついにU23で優勝を勝ち取った。皇帝スヴェン・ナイスの息子が父親の道を引き継げるか?

 

2位はベルギーの表彰台独占をオランダのデル・グロッソ・ティボールが阻んだ。

 

リザルト

ティボー・ネイスのコメント

今シーズン最大の目標だった。自分自身からのプレッシャーも大きかった。ミスが許されないレースなのだ。そして、こうして完成させることができるなんて……事前に夢を見ていたとしか思えません。

スタートは完璧で、正しいホイールがあった。デヴィトとティヴァルはSmall Birdタイヤでスタートし、私は一番粗いトレッドで走りだした。

森の中のテクニカルなパートでは、タイヤのグリップが良かったので、最初にスタートしなければならないと思っていた。すぐに4メートル、5メートルと離れて、クロスのスタートからプッシュしていった。いつも少し残っていたが、今日はプッシュし続けた。

テクニカルな部分ではとても調子が良かったので、その後、ひとりでレースを走りきるのはとても大変だった。しかし、高速パートでは転がり抵抗があまり良くないと感じたが、最後まで走り切る力があり、完璧なコースで走ることができた。

来年は普通にエリートカテゴリーに転向して、ワールドカップのセレクションに無理矢理にでも参加しようと思っている。これが私のU23での最後のシクロクロスとなった。