第5ステージで、動いてくるだろうと思われたヨナス・ヴィンゲゴーは、期待通りの走りを披露した。
残り29kmを独走して逃げ切るというミッションを完了している。
ツール・ド・フランスを昨年連覇したヨナス・ヴィンゲゴーは、このティレーノ〜アドリアティコで意外な二面性を見せている。
第4ステージのヨナス・ヴィンゲゴー
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ティレーノ〜アドリアティコ第3ステージは途中から雨。200kmを越える長いステージで雨が降ると悲惨だ。
しかも、途中で上がるとレインジャケットは脱がないといけないし、寒くなると着ないといけない。こまめな調整が体力温存につながる。
ヨナス・ヴィンゲゴーも、中の衣類を走りながら脱いでいたけど、できなくて停車して脱いでいた。
今度は、ウインドブレーカーを着ていたけど、なんとジッパーがあげられないという事態に。それが上の動画だ。
プロライダーが、サポートカーに手伝ってもらって、ジッパーを上げるところを初めて見た。
しかも、ツールを制覇している世界最高峰のライダーのヨナス・ヴィンゲゴーなのだから、ちょっと驚く光景だ。
第5ステージでは29kmの独走
#TirrenoAdriatico ¿Vieron lo que hizo Jonas Vingegaard en la etapa 5? Richard Carapaz, Martínez, Sosa, Restrepo y del Toro presentes. Miren cómo les fue 🇪🇨🇨🇴🇲🇽 https://t.co/puW2PDG96U pic.twitter.com/bIDwvnTwqu
— Saga Sports (@SagaSportsEc) March 8, 2024
第5ステージでは、Team Visma | Lease a Bikeは完璧な助走準備をヨナス・ヴィンゲゴーに用意。
ベテラン、ロベルト・ヘーシンクがいなくても、最後は集団を絞り込んでからベン・トゥレットがヨナス・ヴィンゲゴーを発射。
29kmを逃げ切るというミッションを完璧にこなしている。注目はSRAMのシングルで勝利したということもあげられる。
今シーズンのヨナス・ヴィンゲゴーは、全て独走で最後はゴールに飛び込んでいる。
2024 オー・グラン・カミノ第3ステージでは、残り21kmでアタック。今シーズンの初勝利をあげる。
続く、2024 オー・グラン・カミノ第4ステージでは、残り7kmでアタック。エガン・ベルナルを落として、最後は単独でゴール。
2024 オー・グラン・カミノ第4ステージでは、雨の中、ラスト3kmでアタック。3連続のアタックを決めている。しかも、ステージ3連勝で総合優勝まで飾った。
ヨナス・ヴィンゲゴーは、手放しで走行するのが下手なのかと思わせる面を持つ一方、走り出したら止まらない攻撃性も併せ持っている。
まだ、タデイ・ポガチャル、レムコ・エヴェネプール、プリモッシュ・ログリッチとの対決を今シーズンしていないけれども、彼らとのアタック合戦は面白いものになるのは間違いない。
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