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2023サントス・ツアー・ダウンアンダー第3ステージ 20%の登りで抜け出したのは?

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Photo credit: dullhunk on Visualhunt.com
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第2ステージでは、総合上位がごっそりと入れ替えるという大どんでん返しがあった。総合上位で生き残ったのはマグナス・シェフィールドだけ。

詳しくは以下で。

 

さて、第3ステージではどんなドラマが待っているだろうか?

 

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第3ステージ ノーウッド~キャンベルタウン  116.8 km

コースプロフィール  photo tourdownunder

 

プロローグと2つのステージの後、総合の野望を持つライダーは、キャンベルタウンへの第4ステージで注意を払うことが重要となる。

スタートから登ってしまえば、あとは丘陵ステージのようにも見える。だが、ゴール手前6kmにコークスクリューロードが待ち構えている。

コークスクリューロードは、平均9%勾配で、最大勾配は20%。距離は2.4kmと短いけれども、間違いなく、総合勢のシャッフルが行われる登りとなる。

サイモン・イェーツは、この登りはジェイ・ヴァインに向いているというけれど、果たして誰が抜け出すのか?

 

  1. 2級山岳 Ashton 9.1km・4.1%
  2. スプリントポイント Lobethal
  3. スプリントポイント Williamstown
  4. 1級山岳 チェッカー ヒル 2km・6.4% 
  5. 1級山岳 コークスクリューロード 2.4km・9% max20%

 

スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

快晴の中スタート。

 

2級山岳 Ashton 9.1km・4.1%

スタートしてすぐにミッケルフレーリク・ホノレがスルスルと抜け出す。それにAstana Qazaqstan Teamのファビオ・フェリーニが加わる。

2級山岳通過は

  1. ミッケルフレーリク・ホノレ EF Education-EasyPost 7ボイント
  2. ファビオ・フェリーニ Astana Qazaqstan Team  5ポイント
  3. ルーク・プラップ INEOS Grenadiers 3ポイント
  4. ティム・ファンダイク Jumbo-Visma 1ポイント

 

スプリントポイント Lobethal

1回目のスプリントポイントはフビィオ・フェリーニが前で通過。

 

3位通過はAlpecin-Deceuninckのカーデン・グローブス。

  1. ファビオ・フェリーニ Astana Qazaqstan Team  3ポイント・3秒
  2. ミッケルフレーリク・ホノレ EF Education-EasyPost 2ポイント・2秒
  3. カーデン・グローブス Alpecin-Deceuninck 1ポイント・1秒

 

逃げているファビオ・フェリーニは、32歳のベテラン。キャリア14勝を上げている。2016年にはブエルタでポイント賞も獲得。最近の勝利は2020年のメモリアル・マルコ・パンターニ。

 

集団を牽引するのはAlpecin-Deceuninckのオスカル・リースベーグ。これは15秒差の総合7位カーデン・グローブスのためなのか。次のスプリントポイント狙いということかな。後ろはJumbo-Vismaが続く。

 

ミッケルフレーリク・ホノレの乗るCannondaleはシートチューブにLAB71のロゴがあるので新型だ。残り65kmでタイム差は3分20秒ほど。

 

マイケル・マシューズとアルベルト・ベッティオルの失意の二人が並んで喋りながら走っている。

 

ローハン・デニスはSramのコンポをアウタートップで、下りをゴリゴリ踏んでいる。

 

スプリントポイント Williamstown

2回目のスプリントポイントもファビオ・フェリーニが1位通過。二人の間で決めているようだ。

 

集団は、早くから抜け出したAlpecin-Deceuninckのトレインがカーデン・グローブスをリリースして3位獲得。

  1. ファビオ・フェリーニ Astana Qazaqstan Team  3ポイント・3秒
  2. ミッケルフレーリク・ホノレ EF Education-EasyPost 2ポイント・2秒
  3. カーデン・グローブス Alpecin-Deceuninck 1ポイント・1秒

 

残り42.3kmでタイム差は1分12秒と縮まってきた。各チームは横一列で先頭二人追い詰めていく。1級山岳チェッカーヒルまでに捕まえるようだ。

 

あっと落車。Astana Qazaqstan Teamのレオナルド・バッソだ。ジャンニ・モスコンが肩を押さえている。

 

ジャンニ・モスコンは鎖骨骨折かもしれない。サポートカーに乗り込むようだ。

 

1級山岳 チェッカー ヒル 2km・6.4% 

あと少しで頂上。

 

ここでミッケルフレーリク・ホノレがスパート!

 

ファビオ・フェリーニは、力尽きてしまった。

 

ミッケルフレーリク・ホノレは、なんとか集団に先着できるか。集団からははっきりと見えている

 

イーサン・ヘイターが集団の後方で切れそうだ。

 

なんとか、ミッケルフレーリク・ホノレが1位通過。

 

Astana Qazaqstan Teamのファビオ・フェリーニは、集団に吸収された。

 

ギリギリでファビオ・フェリーニが2位通過。

  1. ミッケルフレーリク・ホノレ EF Education-EasyPost 10ボイント
  2. ファビオ・フェリーニ Astana Qazaqstan Team  6ポイント
  3. ジェイ・ヒンドレー BORA-hansgrohe 4ポイント
  4. サイモン・イェーツ Team Jayco AlUla 2ポイント
  5. ナットネル・テスファション Trek-Segafredo 1ポイント

 

ミッケルフレーリク・ホノレの後ろに集団が見えてきた。

 

ミッケルフレーリク・ホノレは、残り24.8kmで、カメラに手を振って吸収される。

 

INEOS Grenadiersのイーサン・ヘイターは、集団後方になんとかぶら下がっている。ここからは下りなので大丈夫だ。

 

登りで遅れていた、ゲラント・トーマスが集団先頭まで戻ってきた。

 

Cofidisのハリソン・ウッドとIsrael – Premier Techのコービン・ストロングが落車。

 

フルームがコービン・ストロングを引くようだ。

 

クリス・フルームがコービン・ストロングの前を走って集団を追っている。この後、フルームは仕事終了。集団から遅れる。

 

INEOS Grenadiersが先頭。

 

さあ、ジェイ・ヴァインのためにUAE Team Emiratesも先頭を引く。

 

1級山岳 コークスクリューロード 2.4km・9% max20%

AG2R Citroën Teamがベン・オコナーのために牽引。

 

リーダージャージのローハン・デニスは、集団なかほど。

 

UAE Team Emiratesが牽引。

 

サイモン・イェーツは、ジェイ・ヴァインをマーク。ジョージ・ベネットがジェイ・ヴァインを引く。

 

ローハン・デニスは、もう遅れた。

 

さあ、ジェイ・ヴァインがアタック!

 

サイモン・イェーツだけが反応できた。

 

後ろは誰が追ってくるか。

 

後方からペッリョ・ビルバオが追ってくる。

 

ローハン・デニスは、リーダージャージを失う。

 

後ろにペッリョ・ビルバオが見えてきた。

 

ペッリョ・ビルバオが追いつく。

 

この3人の争いとなりそうだ。ジェイ・ヴァイン先頭で1級山岳を通過。

  1. ジェイ・ヴァイン UAE Team Emirates 10ポイント
  2. サイモン・イェーツ Team Jayco AlUla 6ポイント
  3. ペッリョ・ビルバオ Bahrain Victorious 4ポイント
  4. マルク・ヒルシ UAE Team Emirates 2ポイント
  5. ヴィクトル・ラフェ Cofidis 1ポイント

 

このままいくとゴールは、ペッリョ・ビルバオ?

 

ジェイ・ヴァインは登りで藻掻く。

 

ジェイ・ヴァインの引きが長いか。

 

ジェイ・ヴァインがずっと引く。自身の総合タイムもかかっているので引き続けないといけない。

 

ゴール前でジェイ・ヴァインが引きまくる!

 

ジェイ・ヴァインのリードアウトを受けた形になった、ペッリョ・ビルバオがスプリントに。

 

ペッリョ・ビルバオをサイモン・イェーツが追いこむが~。

 

ペッリョ・ビルバオが勝利だ~!

登りで、ペッリョ・ビルバオに追いつかれては、クライマーのジェイ・ヴァインもサイモン・イェーツもかなわない。

だが、3位となったジェイ・ヴァインはボーナスタイム4秒を獲得。ローハン・デニスが大きく遅れたために、総合トップとなった。

 

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リザルト

ペッリョ・ビルバオのコメント

これがチームの目標だった。昨日は思うようなレースができず、少しがっかりした。ライン上では何秒かロスしてしまった。でも、今日は僕にとって完璧だった。

短くて爆発的な上りの後、高速で下ってフィニッシュするんだ。イエーツとあのUAEの奴(ヴァイン)に参加するのは大変だったんだ。私は自分のペースを守りながら、最後の300mで彼らと合流した。もう少し楽になれば、きっと少しは我慢してくれるだろう、と。でも、今日はすごく速く登ったんだ。

結局、3人のスプリント勝負でしたが、最後は?

スプリントに先頭から入り、チャンスがあると思った。彼らは総合のほうを気にしていたが、僕はスプリントと勝利のほうに集中していた。

 

第3ステージ リザルト

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 BILBAO Pello
Bahrain – Victorious 60
10″
2:48:10
2
 YATES Simon
Team Jayco AlUla 40
6″
,,
3
 VINE Jay
UAE Team Emirates 30
4″
,,
4
 MATTHEWS Michael
Team Jayco AlUla 25   0:28
5
 BYSTRØM Sven Erik
Intermarché – Circus – Wanty 20   ,,
6
 TESFATSION Natnael
Trek – Segafredo 15   ,,
7
 TIBERI Antonio
Trek – Segafredo 10   ,,
8
 VADER Milan
Jumbo-Visma 8   ,,
9
 O’CONNOR Ben
AG2R Citroën Team 5   ,,
10
 HAYTER Ethan
INEOS Grenadiers 2   ,,
11
 IZAGIRRE Gorka
Movistar Team     ,,
12
 SCHACHMANN Maximilian
BORA – hansgrohe     ,,
13
 HAMILTON Chris
Team DSM     ,,
14
 BERWICK Sebastian
Israel – Premier Tech     ,,
15
 BENNETT George
UAE Team Emirates     ,,
16
 HAMILTON Lucas
Team Jayco AlUla     ,,
17
 LAFAY Victor
Cofidis     ,,
18
 MOLARD Rudy
Groupama – FDJ     ,,
19
 HINDLEY Jai
BORA – hansgrohe     ,,
20
 HIRSCHI Marc
UAE Team Emirates     ,,
21
 STORER Michael
Groupama – FDJ     ,,
22
 SCHMID Mauro
Soudal – Quick Step     0:32
23
 CATTANEO Mattia
Soudal – Quick Step     ,,
24
 SHEFFIELD Magnus
INEOS Grenadiers     ,,
25
 SÁNCHEZ Luis León
Astana Qazaqstan Team     ,,
26
 GALLOPIN Tony
Trek – Segafredo     ,,
27
 COQUARD Bryan
Cofidis     ,,
28
 DEVENYNS Dries
Soudal – Quick Step     ,,
29
 DINHAM Matthew
Team DSM     ,,
30
 ARNDT Nikias
Bahrain – Victorious     0:48

総合

総合トップに立ったジェイ・ヴァインのコメント

計画がまとまるのはいいことだ。チームなくしては、このようなことはできなかったでしょう。チームメイトが一日中助けてくれたので、僕は最後の登りだけ頑張ればよかった。彼らは素晴らしい仕事をした。

残り数キロの下り坂で、加速し続けてましたね。ステージ優勝には興味がなかった?

時間差を認識していなかった。無線が使えないので、とにかく全開でライン取りをした。キャンベルタウンでゴールするとき、大きなグループが戻ってくることがあるのを以前見たことがあるんだ。

そして、後ろには大きな集団がいた。だからラインまで全開で、できるだけ大きなリードを奪いたかった。なぜなら、自転車競技は次に何が起こるかわからないからだ。

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI   Time
1 2 ▲1
 VINE Jay
UAE Team Emirates 10
10″
10:32:50
2 16 ▲14
 BILBAO Pello
Bahrain – Victorious  
10″
0:15
3 12 ▲9
 YATES Simon
Team Jayco AlUla  
6″
0:16
4 3 ▼1
 SHEFFIELD Magnus
INEOS Grenadiers     0:45
5 4 ▼1
 SCHMID Mauro
Soudal – Quick Step  
4″
0:46
6 11 ▲5
 HAYTER Ethan
INEOS Grenadiers  
2″
0:50
7 18 ▲11
 BYSTRØM Sven Erik
Intermarché – Circus – Wanty     0:54
8 21 ▲13
 TIBERI Antonio
Trek – Segafredo     0:59
9 24 ▲15
 O’CONNOR Ben
AG2R Citroën Team     1:00
10 25 ▲15
 IZAGIRRE Gorka
Movistar Team     1:01
11 26 ▲15
 HIRSCHI Marc
UAE Team Emirates     ,,
12 27 ▲15
 SCHACHMANN Maximilian
BORA – hansgrohe     ,,
13 7 ▼6
 GROVES Kaden
Alpecin-Deceuninck  
2″
1:02
14 22 ▲8
 DEVENYNS Dries
Soudal – Quick Step     ,,
15 30 ▲15
 VADER Milan
Jumbo-Visma     1:03
16 6 ▼10
 PAGE Hugo
Intermarché – Circus – Wanty  
2″
,,
17 31 ▲14
 TESFATSION Natnael
Trek – Segafredo     ,,
18 34 ▲16
 MOLARD Rudy
Groupama – FDJ     1:04
19 35 ▲16
 LAFAY Victor
Cofidis     ,,
20 36 ▲16
 BERWICK Sebastian
Israel – Premier Tech     1:05

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 4 ▲3
 MATTHEWS Michael
Team Jayco AlUla 42
2 6 ▲4
 VINE Jay
UAE Team Emirates 40
3 1 ▼2
 EWAN Caleb
UniSA-Australia 40
4 9 ▲5
 YATES Simon
Team Jayco AlUla 36
5 2 ▼3
 DENNIS Rohan
Jumbo-Visma 30
6 3 ▼3
 BAUHAUS Phil
Bahrain – Victorious 30
7 5 ▼2
 LIEPIŅŠ Emīls
Trek – Segafredo 28
8 7 ▼1
 PENHOËT Paul
Groupama – FDJ 24
9 8 ▼1
 SCHMID Mauro
Soudal – Quick Step 22
10  
 BILBAO Pello
Bahrain – Victorious 20

山岳賞

Zwiftアカデミーからプロとなったジェイ・ヴァインは本当に強くなった。移籍して最初のステージで総合トップに立つとは。

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 VINE Jay
UAE Team Emirates 20
2  
 HONORÉ Mikkel Frølich
EF Education-EasyPost 17
3 5 ▲2
 YATES Simon
Team Jayco AlUla 14
4  
 FELLINE Fabio
Astana Qazaqstan Team 11
5 4 ▼1
 PLAPP Luke
INEOS Grenadiers 10
6 2 ▼4
 COVI Alessandro
UAE Team Emirates 8
7 3 ▼4
 GRUZDEV Dmitriy
Astana Qazaqstan Team 7
8 8
 HINDLEY Jai
BORA – hansgrohe 4
9 6 ▼3
 DENNIS Rohan
Jumbo-Visma 4
10  
 BILBAO Pello
Bahrain – Victorious 4

新人賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1
 SHEFFIELD Magnus
INEOS Grenadiers 10:33:35
2 5 ▲3
 TIBERI Antonio
Trek – Segafredo 0:13
3 2 ▼1
 PAGE Hugo
Intermarché – Circus – Wanty 0:18
4 6 ▲2
 PENHOËT Paul
Groupama – FDJ 0:47
5 7 ▲2
 THOMPSON Reuben
Groupama – FDJ 0:59
6 8 ▲2
 BAUDIN Alex
AG2R Citroën Team 1:00
7 4 ▼3
 HAYTER Leo
INEOS Grenadiers 1:08
8 12 ▲4
 VERRE Alessandro
Team Arkéa Samsic 2:47
9 3 ▼6
 GERMANI Lorenzo
Groupama – FDJ 3:07
10 16 ▲6
 FISHER-BLACK Finn
UAE Team Emirates 3:22

 

こちらはハイライト動画

 

 

 

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