ベルギーのワンデーレース、ロンド・ファン・リンブルフ。Ronde van Limburg(1.1)
ロンド・ファン・リンブルフは、1908年にリンブルフツアーとして初開催。1994年に一旦中断。2012年から再び1クラスのレースとして復活している。
マチュー・ファンデルプールが2014年にプロとなって初勝利をあげたレースでもある。
過去の優勝者は
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2022 アルノー・デリー
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2021 ティム・メルリエ
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2019 エドゥアルド・クロス
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2018 マチュー・ファンデルプール
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2017 マチュー・ファンデルプール
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2016 ケニー・デハース
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2015 ビェルン・ルクマンス
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2014 マチュー・ファンデルプール
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2013 オリヴィエ・シュヴァリエ
ハッセルト~トンガレン 202.6km
昨年からコースは変更されている。リンブルグのハッセルトでスタートした後、ホーゲケンペン国立公園を通過。最初の登りは30km後。
スタートから86.5kmで、最初のゴールラインを通過。続いて、40.7kmのローカルラップを3周する。石畳のセクターは8か所。細かなアップダウンが続くが最後はスプリントで決着となる。
- 山岳ポイント Glinberg 1km・3.6%
- 山岳ポイント Keiberg 0.6km・4.3%
- 山岳ポイント Keiberg 0.6km・4.3%
- 山岳ポイント Kolmontberg 0.8km・4.1%
- 山岳ポイント Zammelenberg 0.8km・3.6%
- 山岳ポイント Kolmontberg 0.8km・4.1%
- 山岳ポイント Zammelenberg 0.8km・3.6%
- 山岳ポイント Kolmontberg 0.8km・4.1%
- 山岳ポイント Zammelenberg 0.8km・3.6%
注目のライダーは
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Soudal – Quick Step ティム・メルリエ
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Alpecin-Deceuninck ライオネル・タミニオニー
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Intermarché – Circus – Wanty ヘルベン・タイッセン
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Lotto Dstny カレブ・ユアン
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Human Powered Health スタニスラフ・アニョルコフスキー
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Uno-X Pro Cycling Team アーモンド・プリクラ
スタート前
優勝候補のSoudal – Quick Stepのティム・メルリエ。2021年の優勝者であり、今回はゼッケンナンバー1をつけている。
カレブ・ユアンは、今シーズンの初勝利をあげたばかり。2日前のファン・メルクシュタイン・フェンスクラシックでは、ティム・メルリエを破っている。今日の優勝候補の二人だ。
ティム・メルリエが先頭に並ぶ。
ニュートラルスタート。
オフィシャルスタートとなる。
7人の逃げ
3人の逃げに後ろから合流して7人が逃げている。
- ライオネル・タミニオニー Alpecin-Deceuninck
- セリエル・デサル Bingoal WB
- ピム・ロンハール Baloise – Trek Lions
- WEULINK Meindert(ABLOC CT)
- JANSSEN Lucas(BEAT Cycling Club)
- VAN DER TUUK Axel(Metec – SOLARWATT p/b Mantel)
- BOMBOI Davide( TDT-Unibet Cycling Team)
残り2周
集団はSoudal – Quick Step先頭に通過。
Lotto-Dstny、Intermarché – Circus – Wanty、Soudal – Quick Stepが集団を引く。
集団で落車。Human Powered Healthのコーリン・グリーンバーグ。パンツが破けている。
第3セクター Manshoven
先頭は石畳に。
第6セクターに。
ここでロン・ピンーハールが少し前に。
残り46kmで1分15秒差に。先頭はSoudal – Quick Stepのワレ・ヴァンヘルヴェ21歳。開発チームのライダーだ。
Lotto-Dstnyミヒャエル・シュヴァルツマンが先頭を引く。
残り1周
先頭集団が残り1周に。
集団は1分20秒差まで迫っている。
集団牽引していた、ケヴィン・クーンが切れていく。Intermarché – Circus – Wantyの開発チームCircus – ReUz – Technordの25歳のライダー。
第7セクター Manshoven
先頭は第7セクターに。タイム差は28秒。
Alpecin-Deceuninckのティモ・キーリッヒがアタック!
これに、スタンファン・トリヒトが張り付いている。
- ティモ・キーリッヒ Alpecin-Deceuninck
- スタンファン・トリヒト Soudal – Quick Step
先頭まで14秒となったが、追いつく前に集団に吸収されてしまう。
石畳でパンクだ。Uno-X Pro Cycling Teamのウィリアム・ブルーム・レヴィ。
先頭に集団が近づく。
残り21kmで先頭は吸収された。
TDT-Unibet Cycling Teamのライダーが単独アタック。バイクがハデハデ。すぐに捕まる。
カレブ・ユアンのためにLotto-Dstnyが先頭を固めて引く。
Bingoal WBのルカ・ヴァン・ボーベンがアタック!
あっと、残り6.4kmでカレブ・ユアンがパンク。すぐにジェラド・ドリズナーがバイクを渡す。身長が合ってない。
カレブ・ユアンはすぐに走りだす。前でチームメイトが待っている。
残り5.4kmでようやくバイク交換。
Uno-X Pro Cycling Teamのサポートカーの後ろに。
残り3.9kmで集団の100m後ろに。
先頭はスピードが上がっている。ルカ・ヴァン・ボーベンは捕まってしまう。
残り3.2kmでようやく、集団の後ろに。ルディガー・ゼーリッヒに引かれている。
単発の抜け出しがある。これはヨリス・ニューウェンハイスだ。Team DSMからBaloise – Trek Lionsに移籍している。冬はシクロクロスを走るけれど、夏場はロードだ。
残り3.1kmで、カレブ・ユアンは集団に。どれだけ足を使ったことか。
ヨリス・ニューウェンハイスの単発の逃げは捕まる。
カレブ・ユアンは、ルディガー・ゼーリッヒに引かれて前に上がる。
残り1.4kmでUno-X Pro Cycling Teamが先頭。
カレブ・ユアンは先頭まで上がってきた。残り1kmのゲートをくぐる。
先頭はSoudal – Quick Step。
カレブ・ユアンのためにチームメイトが後ろから上がってきた。
先頭はIntermarché – Circus – Wanty。
Soudal – Quick Stepのベルト・ファンレルベルフがティム・メルリエを引く。
ベルト・ファンレルベルフ、ティム・メルリエの後ろには、ヘルベン・タイッセンがついている。カレブ・ユアンは、その後ろだ。
さあ、ティム・メルリエが発射だ!
ヘルベン・タイッセン、カレブ・ユアンと続く。
あっと、カーブの中で少し滑ったティム・メルリエがフェンスにぶつかりそうになる。
うまくかわしたヘルベン・タイッセンがティム・メルリエに並ぶ。
ヘルベン・タイッセンがティム・メルリエを抜いた!
ヘルベン・タイッセン、カレブ・ユアン、ティム・メルリエと続く。
ヘルベン・タイッセンが伸びる。カレブ・ユアンが追い込むが~。ティム・メルリエは、もう足を止めて悔しがっている。
カレブ・ユアンが追い込む。ゴールまでに届くか?
ヘルベン・タイッセンがゴール手前からバンザイゴールだ~!
さらに、もう1回ポーズをとってゴールを駆け抜けた!
2日前の、ファン・メルクシュタイン・フェンスクラシックではカレブ・ユアン、ティム・メルリエに敗れたが、今回はうまくティム・メルリエをかわして勝利することが出来た。
シーズン3勝目の勝利だ。
それにしても、カレブ・ユアンは不運。結局、3回バイクを交換している。パンクがなければ、得意の登りゴールで足が残っていたはずだ。今シーズンのカレブ・ユアンは勝利の女神に中々微笑んで貰えない。
リザルト
ヘルベン・タイッセンのコメント
今年は予定通りに進んでいる。チームに本当に敬意を表します。他のチームとは異なり、私たちは今日も常に責任を持って取り組んできた。
このような形でチームメイトに報酬を与えることができるのは本当に素晴らしいことだ。
これは本当に世界最高のチームだ!なんて仕事だ、本当に素晴らしい。今日の彼らの走りには本当に鳥肌が立った。あまり気分が良くなかったのだけど、誰にも言わなかった。
でも、スプリンターがラインを見たら…その時は別人に変わります。左のアウトサイドから行かなければならないことは分かっていた。そうすればスピードが上がるからだ。
しかし、メルリエが内側に入ってしまうと、一気にスピードが落ちてしまう。その後すぐに入った。
コーナー手前でティムを追い越そうと思ったが、結局待つことにした。コーナーを過ぎたところでスプリントを開始した。そうすれば、もう考える必要はなく、ただ行くだけです。
2位のカレブ・ユアンのコメント
右の細い道に入り、突然、砂利道に入らなければならなくなった。そしてパンクしてしまった。17号車だったので、バイクを交換するのに時間がかかることは分かっていた。だから、チームメイトのジェラド・ドリズナーのバイクに乗ったが、自分のバイクよりずっと大きかった。
ミヒャエル・シュヴァルツマンのバイクの方が自分に合っていたので、もう一度乗り換えようと思ったのだが、ちょうどその時、チームカーが到着した。
すぐに自分のバイクを手に入れることができたが、その後、厳しい追撃にさらされることになった。プロトンはすでに全速力で走っていた。なんとか再合流できたが、その頃には少し疲れていた。
しかし、それでもスプリントのために良いポジションを取ることができたてましたね。
リュディガー・ゼーリッヒは本当に素晴らしい仕事をしてくれて、私を前に戻すことができた。その後、数秒の間、再び息を整えたが、スプリントでは脚を感じることができた。
でも、この状況を考えれば、悪くない結果だと思う。
Rnk | Rider | Team | UCI | Time |
---|---|---|---|---|
1 |
THIJSSEN Gerben
|
Intermarché – Circus – Wanty | 125 | 4:38:43 |
2 |
EWAN Caleb
|
Lotto Dstny | 85 | ,, |
3 |
ANIOŁKOWSKI Stanisław
|
Human Powered Health | 70 | ,, |
4 |
MERLIER Tim
|
Soudal – Quick Step | 60 | ,, |
5 |
BLIKRA Erlend
|
Uno-X Pro Cycling Team | 50 | ,, |
6 |
BUDDING Martijn
|
TDT-Unibet Cycling Team | 40 | ,, |
7 |
TAMINIAUX Lionel
|
Alpecin-Deceuninck | 35 | ,, |
8 |
DUPONT Timothy
|
Tarteletto – Isorex | 30 | ,, |
9 |
FRETIN Milan
|
Team Flanders – Baloise | 25 | ,, |
10 |
DE PESTEL Sander
|
Team Flanders – Baloise | 20 | ,, |
11 |
KIELICH Timo
|
Alpecin-Deceuninck | 15 | ,, |
12 |
CHRISTEN Fabio
|
Q36.5 Pro Cycling Team | 10 | ,, |
13 |
BLOEM Joren
|
TDT-Unibet Cycling Team | 5 | ,, |
14 |
PLUTO Mārtiņš
|
ABLOC CT | 5 | ,, |
15 |
VANHOOF Ward
|
Team Flanders – Baloise | 5 | ,, |
16 |
MUDGWAY Luke
|
Bolton Equities Black Spoke | 3 | ,, |
17 |
GOEMAN Andreas
|
Tarteletto – Isorex | 3 | ,, |
18 |
VERMEULEN Emiel
|
BEAT Cycling Club | 3 | ,, |
19 |
DE WILDE Gilles
|
Team Flanders – Baloise | 3 | ,, |
20 |
SAJNOK Szymon
|
Q36.5 Pro Cycling Team | 3 | ,, |
21 |
MERTENS Julian
|
Bingoal WB | 3 | ,, |
22 |
BROEX Victor
|
Metec – SOLARWATT p/b Mantel | 3 | ,, |
23 |
FOUCHÉ James
|
Bolton Equities Black Spoke | 3 | ,, |
24 |
STOCKMAN Abram
|
TDT-Unibet Cycling Team | 3 | ,, |
25 |
DE VRIES Hartthijs
|
TDT-Unibet Cycling Team | 3 | ,, |
26 |
BLOUWE Louis
|
Bingoal WB | ,, | |
27 |
VAN ROOY Kenneth
|
Bingoal WB | ,, | |
28 |
DESAL Ceriel
|
Bingoal WB | ,, | |
29 |
VAN DER HAAR Lars
|
Baloise – Trek Lions | ,, | |
30 |
OREEL Lars
|
Metec – SOLARWATT p/b Mantel | ,, |
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