チャレンジ・マヨルカの3日目は、トロフェオ・セラ・デ・トラムンタナ。獲得標高は3,009mの山岳コース。
地元モビスターは、3人のエースを揃えてきた。まだ勝利がないのでなんとしても勝ちたい所だろう。
ロゼッタ~ロゼッタ 158.9km
山岳コースといいながらも、ゴールは頂上ゴールではない。1級山岳頂上からゴールまで33kmある。昨日と同様にスプリントに持ち込めるだろうか?
さすがに、1級山岳はスプリンターが越えるのは難しいと思うけど。
- スプリントポイント Pollenca
- 2級山岳 Coll de Femenies 11.9km・4.0%
- スプリントポイント Llosenta
- 2級山岳 Coll de Orient 5.3km・5.0%
- 2級山岳 ColldeSóller 5.1km・4.9%
- スプリントポイント Soller
- 1級山岳 プイグマホール 14.6km・6.0%
- スプリントポイント Selva
注目ライダーは
-
Movistar Team アレハンドロ・バルベルデ、エンリク・マス、イバン・ソーサ
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UAE Team Emirates ブランドン・マクナリティ
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BORA – hansgrohe エマヌエル・ブッフマン
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Team BikeExchange – Jayco マイケル・マシューズ
- Lotto Soudal ティム・ウェレンス
-
Cofidis ヘスス・エラダ
- Israel – Premier Tech サイモン・クラーク
なんといっても、新たなトライデントとなるモビスターのエース3人が揃っていること。アレハンドロ・バルベルデは既に初戦で調子の良いところを見せてくれている。
モビスターは、誰がエースで望むのかな。
日本の石原悠希と小山智也も初戦に続いて出場している。
6人の逃げ
快晴の中スタート。
リアルスタートから猛烈なスピード。
トレックのジャコポ・モスカのアタックに二人がジョイン。
さらに、人数が増えて6人の逃げが完成。ワールドチームのジャコポ・モスカがメインで登りを引く展開。
- 122 ジャコポ・モスカ(Trek – Segafredo)
- 135 MURGUIALDAY Jokin(Caja Rural – Seguros RGA)
- 144 IRIZAR Julen(Euskaltel – Euskadi)
- 162 GARCÍA PIERNA Raúl(Equipo Kern Pharma)
- 206 ケヴィン・ヴォーケリン(Team Arkéa Samsic)
- 225 DE PESTEL Sander(Sport Vlaanderen – Baloise)
集団は容認ペース。
やはり、ワールドチームのメンバーが入った逃げは強力だ。
ジャコポ・モスカは、2020ジロ・デ・イタリア第19ステージでは3位となっている。キャリアでは3勝。2017ツアー・オブ・ハイナンではステージ優勝に総合優勝もしている。
集団はモビスターとBORAが引く。
2級山岳 Coll de Femenies 11.9km・4.0%
山岳ポイントはジャコポ・モスカがトップ通過。タイム差は最大で3分38秒まで開いた。
スプリントポイント Llosenta
争うことなく、ジャコポ・モスカが先頭で通過していく。
2級山岳 Coll de Orient 5.3km・5.0%
ここもジャコポ・モスカが先頭通過。
2級山岳 ColldeSóller 5.1km・4.9%
ここはアタックをかけたケヴィン・ヴォーケリン(Team Arkéa Samsic)がトップ通過。20歳の若者で2020年2021年と研修生だったが、2022年から2年契約でチームに入っている。
ポイントの欲しいジャコポ・モスカが2位通過。
1級山岳 プイグマホール 14.6km・6.0%
先頭集団は割れて2人が先行。
- 162 GARCÍA PIERNA Raúl(Equipo Kern Pharma)
- 206 ケヴィン・ヴォーケリン(Team Arkéa Samsic)
集団はモビスターが全開で引いて先頭を追いこんでいく。
アレハンドロ・バルベルデが集団の2番手に上がって前を伺う。
集団から先頭に2人が追いつく。アルケア・サムシックのエリー・ジェスベールが主導する。
残り40kmで先頭に、アレハンドロ・バルベルデ、ティム・ウェレンスも追いつく。
先頭に主要メンバーが集まった。
- アレハンドロ・バルベルデ(Movistar Team)
- エンリク・マス(Movistar Team)
- ブランドン・マクナリティ(UAE Team Emirates)
- エマヌエル・ブッフマン(BORA – hansgrohe)
- ベン・ツボィホフ(BORA – hansgrohe)
- サイモン・クラーク(Israel – Premier Tech)
- ティム・ウェレンス(Lotto Soudal)
- エリー・ジェスベール(Team Arkéa Samsic)
- ケヴィン・ヴォーケリン(Team Arkéa Samsic)
-
コービー・ホーセンス(Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux)
先頭集団からエンリク・マスがアタック!
これにエリー・ジェスベール(Team Arkéa Samsic)がブリッジをかける。
二人で頂上を目指すが結局捕まってしまう。
サイモン・クラークとアレハンドロ・バルベルデが抜け出しをはかるが。
結局抜け出すことなく少しばらけて、先頭集団は頂上を越えていく。
先頭は下りで一塊となる。
スプリントポイント Selva
牽制ぎみにスプリントポイントを通過。
誰も抜け出せないのでスプリントに向かいそうだ。
ゴールに向かって登っていく。
先頭はティム・ウェレンス。モビスターはエンリク・マスとアレハンドロ・バルベルデがいるがスプリントならばバルベルデだ。
ティム・ウェレンスをアレハンドロ・バルベルデがまくりに入る!
3番手はサイモン・クラーク。4番手にブランドン・マクナリティ。
ゴールは二人の勝負だ。
勝ったのはティム・ウェレンスだ~!
何故か、アレハンドロ・バルベルデも両手を上げている。ティム・ウェレンスは2021年シーズン初戦のエトワール・ド・ベセージュで総合優勝してから勝利がなかった。
謎の不調に悩まされていたのだ。
今日の走りを見る限り、完全に不調から脱したと言っても良いだろう。ロットもこれでチームの初勝利だ。クラシックリーダーのティム・ウェレンスで勝てた意味は大きい。
実は、スプリントで内側にいたアレハンドロ・バルベルデはフェンス際に追いこまれて足を止めている。これがなければ勝っていたかもしれない。
ゴール後にアレハンドロ・バルベルデはティム・ウェレンスから謝罪を受けている。ゴールのアレハンドロ・バルベルデのジェスチャーは抗議の意味だったようだ。
リザルト
移籍先をみつけたサイモン・クラークは見事な走りで3位に入っている。
Rnk | Rider | Team | UCI | Time |
---|---|---|---|---|
1 |
WELLENS Tim
|
Lotto Soudal | 125 | 4:12:32 |
2 |
VALVERDE Alejandro
|
Movistar Team | 85 | ,, |
3 |
CLARKE Simon
|
Israel – Premier Tech | 70 | ,, |
4 |
MCNULTY Brandon
|
UAE Team Emirates | 60 | ,, |
5 |
GOOSSENS Kobe
|
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux | 50 | ,, |
6 |
BUCHMANN Emanuel
|
BORA – hansgrohe | 40 | ,, |
7 |
MAS Enric
|
Movistar Team | 35 | 0:14 |
8 |
BARGUIL Warren
|
Team Arkéa Samsic | 30 | ,, |
9 |
ZWIEHOFF Ben
|
BORA – hansgrohe | 25 | 0:19 |
10 |
GALL Felix
|
AG2R Citroën Team | 20 | 1:52 |
日本の石原悠希と小山智也はDNF。
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