ロードバイクの情報を発信しています!

ツール・ド・スイス第5ステージ リーダージャージのマチュー・ファンデルプールが逃げた~

海外情報
Photo credit: Pascal Siegfried on VisualHunt
この記事は約14分で読めます。

ツール・ド・スイスの第4ステージは、まさかの逃げ切りを許す展開。どのチームも追わないとは思わなかった。

とくに、リースリーダーを抱えるAlpecin-Fenixは、一人を先頭に送るだけ。

これまでのステージでのように明確に勝つという意思は感じられなかった。まあ、2連勝してますからね。

さて、第5ステージからは山岳が現れる。

最後は登りゴールとなるのでクライマーの出番だ。マチュー・ファンデルプールのリーダージャージも今日までだろう。

 

スポンサーリンク

第5ステージ グシュタード~ロイカーバード 172km

第5ステージ photo tourdesuisse

 

標高1,000mのグシュタードからいきなり1級山岳に登るコース。

頂上から20kmの降下した平坦部分は、昨年の世界選手権ロードの開催地であるエーグルとマルティニーを通過する。

今日の山岳ポイントは3か所。

  1. 1級山岳 コル・デュ・ピヨン 6.9km・5.3%
  2. 3級山岳    ヴァレンシュトラーセ   3.2km・4.4%
  3. 1級山岳    エルシュマット  8km・8.4%

最後の1級山岳エルシュマットで決着がつかなくても、ゴール前のロイカバードの(8km・5.4%)登りで大きく違いが生まれるはず。

ゴール手前1kmはやや勾配が緩くなる。ここでは少人数のスプリントとなるのでは。獲得標高は2,890m。

 

Tiz-cyclingストリーミング スクリーンショット以下同様

第5ステージでの4賞。

  • 総合リーダー マチュー・ファンデルプール (Alpecin-Fenix)
  • ポイント賞  マチュー・ファンデルプール (Alpecin-Fenix)
  • 山岳賞  ニコラス・ズコウスキー(Rally Cycling)
  • 新人賞 ニールソン・ポーレス(EF Education-Nippo)

 

こちらは昨日のおもしろ動画。

Team BikeExchangeのルーク・ダーブリッジだけど、超人ハルクのようになっている(^^;

凄くマッチョだ。

 

マチュー・ファンデルプールがアタック

 

1級山岳からの下りでマチュー・ファンデルプールが逃げだす。マジで逃げるつもりなのかな。

  1. マチュー・ファンデルプール (Alpecin-Fenix)
  2. ハーマン・ペーンシュタイナー(Bahrain – Victorious)
  3. セルジオ・サミティエル (Movistar Team)

 

残り120kmでイムホフ・クラウディオ(Switzerland)が追いついて4人に。イムホフ・クラウディオは、第2ステージ、第3ステージに続いて逃げている。

 

スプリントポイント

スプリントポイントは、イムホフ・クラウディオが1位通過。残り41.8kmで1分14秒のタイム差がある。

ただ、このタイム差では逃げ切れない。

 

3級山岳    ヴァレンシュトラーセ 3.2km・4.4%

マチュー・ファンデルプールの引きにイムホフ・クラウディオが切れてしまう。山岳は得意のはずなのだけど。

 

タイム差は53秒と縮まってきた。

 

集団からアタック!  Rally CyclingのMANNION Gavin。だが、すぐにイネオスに捕まる。

 

3級山岳通過順位は

  1. セルジオ・サミティエル (Movistar Team) 3ボイント
  2. ハーマン・ペーンシュタイナー(Bahrain – Victorious) 2ボイント
  3. マチュー・ファンデルプール (Alpecin-Fenix) 1ポイント

 

集団は、3人を泳がしているかタイム差は一気には詰めてこない。

 

残り30.3kmで29秒のタイム差。

 

あ~、マチュー・ファンデルプールは、二人に声をかけて、逃げるのを止めてしまった。

 

先頭は2人。

  1. セルジオ・サミティエル (Movistar Team) 
  2. ハーマン・ペーンシュタイナー(Bahrain – Victorious)

 

二人は、残り27.5kmで捕まってしまう。

 

マチュー・ファンデルプールは、すぐに集団からも切れてしまう。お仕事終了だ。

 

1級山岳    エルシュマット  8km・8.4%

集団はユンボ・ヴィズマが引いている。

 

アントワン・トールクがアタック!

 

集団はイネオス先頭。ローハン・デニス、エディ・ダンバーがリチャル・カラパスを引く。

カラパスのバイクを確認したいけど~。

今度は、エスデバン・チャベスがアタック!

 

ローハン・デニスは切れて、エディ・ダンバーが引く。

 

エスデバン・チャベスは、アントワン・トールクを抜いていく。

 

ジュリアン・アラフィリップはしっかりとついている。このままゴールならばリーダーとなる。

 

今年のマルク・ヒルシはイマイチだ。どうも腰の調子も良くないのかも。

 

残り20.9kmで集団は15人。

 

エスデバン・チャベスは、今年調子が良い。どんどんタイム差を広げていく。現在1分41秒遅れだが、このまま逃げ切れると総合でも順位を上げてくる。

 

頂上手前で、ヤコブ・フルサンがアタックだ。

 

エスデバン・チャベスは単独で1級山岳を通過。後続に35秒のタイム差をつけている。

 

ヤコブ・フルサンは単独2位。

 

だが、後ろから集団が迫ってくる。少しアタックをかけるタイミングが遅かったか。

 

あぶない。エスデバン・チャベスは曲がれなかったのか、コースを間違えてしまう。タイムロスだ。

 

リプレイを見ると、カーブで少しグリップを失ったように見えた。ケガがなくて良かった。

 

カーブミスでエスデバン・チャベスは、ヤコブ・フルサンに追いつかれてしまう。まあ、二人のほうが走りやすいか。

 

ジュリアン・アラフィリップはカラパスの後ろ。集団は10人。数秒遅れて3人が追っている。

 

ロイカバードの登り 8km・5.4%

二人は残り5.9km。タイム差は21秒。どこでアタックをかけて抜け出すのか?

 

お~、ヤコブ・フルサンがアタックだ。エスデバン・チャベスはついていけない。

 

ヤコブ・フルサンは39秒遅れ。このままフィニッシュまで逃げ切れるのか?

 

集団は9人。アントワン・トールクがサム・オーメンのために先頭を引く。

 

マイケル・ウッズがアタック。

 

リチャル・カラパスがカウンターアタックだ!

 

後ろは、マイケル・ウッズが先頭で追う。ジュリアン・アラフィリップは防戦一方だ。

 

リチャル・カラパスは、エスデバン・チャベスを抜いていく。

 

カラパスから前のサポートカーが見えてきた。あと11秒だ。

 

カラパスが残り3kmで追いつく。

 

すぐにカラパスは前に出る。

 

カラパスはタイムを稼ぐために前を引き続けるしかない。ヤコブ・フルサンはツキイチになった。

 

後方では、エスデバン・チャベスが再度アタックをかける。反応したのはマイケル・ウッズとリゴベルト・ウラン。

 

後方はまた一塊になる。

 

カラパスはかなりタイムを稼ぎそうだ。これはトップとなること間違いない。

 

残り200mでヤコブ・フルサンが前に出る。確実にステージ優勝を狙うならば、もう少し待ったほうが~。

 

あ~、やはり、リチャル・カラパスがまくりに出る。

 

最後はリチャル・カラパスがまくった~。これでリチャル・カラパスは、総合でもトップに。ヤコブ・フルサンも、総合12位から2位に躍進だ。

リチャル・カラパスは、

チャベスは、非常に早い段階で始めたが、最初は総合についてのみ考えた。フィニッシュから数キロの地点でのアタックは完璧だった。

もちろん、私はツールの準備をするためにここにいる。私の主な目標だが、勝つことは常に素晴らしいことだ。

 

後方はマイケル・ウッズがジュリアン・アラフィリップをまくっていった。ジュリアン・アラフィリップは総合3位に落ちる。

 

トム・デュムランはゆっくりとゴール。まずは、レースを楽しむことだ。

 

こちらはハイライト動画

 

リザルト

第5ステージリザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1  CARAPAZ Richard INEOS Grenadiers 60 50 4:01:52
2  FUGLSANG Jakob Astana – Premier Tech 25 30 ,,
3  WOODS Michael Israel Start-Up Nation 10 18 0:39
4  HAMILTON Lucas Team BikeExchange   13 ,,
5  URÁN Rigoberto EF Education – Nippo   10 ,,
6  SCHACHMANN Maximilian BORA – hansgrohe   7 ,,
7  ALAPHILIPPE Julian Deceuninck – Quick Step   4 ,,
8  POZZOVIVO Domenico Team Qhubeka ASSOS   3 ,,
9  CHAVES Esteban Team BikeExchange   2 0:49
10  OOMEN Sam Team Jumbo-Visma   1 1:22

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Time
1 7 ▲6  CARAPAZ Richard INEOS Grenadiers 10 16:42:50
2 12 ▲10  FUGLSANG Jakob Astana – Premier Tech   0:26
3 4 ▲1  SCHACHMANN Maximilian BORA – hansgrohe   0:38
4 2 ▼2  ALAPHILIPPE Julian Deceuninck – Quick Step   0:53
5 11 ▲6  URÁN Rigoberto EF Education – Nippo   1:11
6 18 ▲12  HAMILTON Lucas Team BikeExchange   1:31
7 21 ▲14  WOODS Michael Israel Start-Up Nation   1:32
8 23 ▲15  OOMEN Sam Team Jumbo-Visma   2:19
9 31 ▲22  CHAVES Esteban Team BikeExchange   2:22
10 43 ▲33  POZZOVIVO Domenico Team Qhubeka ASSOS   3:10

個人タイムトライヤルが第7ステージにあるので、カラパスはもっとタイムを稼がないといけない。総合はゴール後に発表が変わっている。ジュリアンが20秒のペナルティとなったためだ。

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1  VAN DER POEL Mathieu Alpecin-Fenix 26
2 2  BISSEGGER Stefan EF Education – Nippo 21
3 4 ▲1  IMHOF Claudio Switzerland 16
4 6 ▲2  CATTANEO Mattia Deceuninck – Quick Step 14
5    CARAPAZ Richard INEOS Grenadiers 12
6 3 ▼3  KÜNG Stefan Groupama – FDJ 12
7 5 ▼2  THOMAS Benjamin Groupama – FDJ 11
8 7 ▼1  SUTER Joel Switzerland 10
9 8 ▼1  ROSSKOPF Joey Rally Cycling 10
10 9 ▼1  SCHACHMANN Maximilian BORA – hansgrohe 10

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1    CHAVES Esteban Team BikeExchange 12
2    MANNION Gavin Rally Cycling 12
3 2 ▼1  BOHLI Tom Cofidis, Solutions Crédits 10
4 1 ▼3  ZUKOWSKY Nickolas Rally Cycling 10
5    SAMITIER Sergio Movistar Team 9
6 3 ▼3  SCHACHMANN Maximilian BORA – hansgrohe 8
7    FUGLSANG Jakob Astana – Premier Tech 8
8    NIBALI Antonio Trek – Segafredo 8
9 13 ▲4  VAN DER POEL Mathieu Alpecin-Fenix 7
10 4 ▼6  THOMAS Benjamin Groupama – FDJ 6

エスデバン・チャベスが山岳賞トップに。

ヤングライダー賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 6 ▲5  HAMILTON Lucas Team BikeExchange 16:44:21
2 5 ▲3  DUNBAR Eddie INEOS Grenadiers 2:57
3 8 ▲5  WILLIAMS Stephen Bahrain – Victorious 4:26
4 10 ▲6  LEKNESSUND Andreas Team DSM 4:57
5 1 ▼4  POWLESS Neilson EF Education – Nippo 7:36
6 2 ▼4  KRON Andreas Lotto Soudal 9:19
7 21 ▲14  MUÑOZ Cristian Camilo UAE-Team Emirates 9:58
8 13 ▲5  MÄDER Gino Bahrain – Victorious 10:05
9 16 ▲7  DE BOD Stefan Astana – Premier Tech 10:23
10 12 ▲2  CONCI Nicola Trek – Segafredo 10:39

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました