3月20日にスタートするミラノ~サンレモの最大の注目はマチュー・ファンデルプール。
ミラノ~サンレモは獲得したいレースの一つだが、最も難しいレースであるとも指摘。
マチュー・ファンデルプールは、レース前のデジタル記者会見で、勝つのが難しいと語るミラノ~サンレモについて、コメントしているので聞いてみよう。
ワウト・ファンアールトが有利
マチュー・ファンデルプールは、彼の生涯のライバルであるワウト・ファンアールトに対してミラノ~サンレモでも有利だと発言している。
また、レース前に勝つことに関してプレッシャーをかけられていることについても言及。
いつかミラノ~サンレモに勝つことは本当にクールだと思う。ワウトは昨年すでに優勝しているので、彼には少しチャンスがあると思う。
しかし、確かにそれは新しいレースになるだろうろし、通常、サンレモはとても正直なレースなので、最強のライダーが通常勝つ。
昨年は体調が悪かったが、今年はポッジオの上で最高の仲間になりたいと思っている。
また、ティレーノ〜アドリアティコ で52kmに及ぶソロアタックの疲れはないと言っている。
翌日のスプリントは休憩になったし、TTも調子は悪くなかったと。丁度良い、トレーニングになったととも話している。
勝つのが難しいレース
この投稿をInstagramで見る
ミラノ~サンレモは299kmと距離は長いが、攻撃出来る場所が限られてくる。厳しい登りはなく、レースを決定づけるほどの場所はない。
2016年にはアルノー・デマール(Groupama – FDJ)が優勝しており、2018年にはカレブ・ユアンもニバリに続いて集団ゴールのトップに立っている。
多くのライダーが生き残ることもあるレースでスプリンターが勝利することもある。マチューはその点についても触れている。
確かに、レースを本当に決定づける場所は多くないので、勝つのは最も難しいものの一つだ。
ほどんどの場合、チプレッサは遠すぎて、レースはチプレッサとポッジオの間で遠すぎるため、ポッジオまで待たなければならない。
ポッジオが、それほど急ではないので、勝つのは確かに難しいと思う。実際にギャップをつくるのは難しい。
これまでも、少し大きな集団でゴールすることをしばしば見てきた。だが、最終的には300kmを越えるスプリントでは、最速ではなく最強のライダーが勝つと思う。
少人数でチプレッサを乗り越えて、ポッジオに行くのはとてもいいことだ。
でも、そこで攻撃するかどうかはわからない。沢山の人を連れていくだろうし、人数が多ければ不利となる。
ねむりに落ちないように
この投稿をInstagramで見る
レースの最初の150kmは集団で進むことになる。当然逃げはあるだろうが優勝候補が入ることはない。
オープンコースにしたいが、そうはならないだろう。プロトンに乗って眠りに落ちないことを願うのは、最初の100から150キロだ。
だからこそ、ミラノ~サンレモはあまりいいレースではないと思う。自分の好きな種類のレースではない。違いを生む場所がほとんどないしね。
失う可能性は、勝つ可能性よりも大きい。残りのチャンスは何回かあるが、自分のキャリアの中でいくつかのレースに勝つことは決して多くないことを知っており現実的だ。
レースがどう進むのかはわからないが、スプリントを嫌ってビック3がアタックをかけあうのは間違いない。
最後まで、集団で進めばサム・ベネット、マイケル・マシューズ、アルノー・デマールなどにチャンスが広がる。
理想は少人数でゴールに向かうことだろう。今年は誰がゴールまで残るのか楽しみだ。
コメント